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傑作アクションRPG『天地創造』リマスター版は“オリジナルの強化版”になると開発者が自信見せる。悪名高き「あのボス」に手が入り、雰囲気守りつつUI/UXも強化
『天地創造』リマスター版では、オリジナル版の雰囲気を極力守りつつ、一部では調整なども加えられるようだ。

Clear River Gamesは8月25日、ショーケースイベント「Pixel Arcadia」にて『天地創造』のPS5/PS4/XBOX Series X|S/XBOX One/PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch版を発表した。本プロジェクトのシニアアドバイザーを務めているMartin Lindell氏にIGNが尋ねたところでは、本作はオリジナルのスーパーファミコン(SFC)版の「強化版」のような位置づけで、現行機向けへの仕様追加や、特定ボスについての変更なども加えられるという。
『天地創造』オリジナル版は、クインテットが手がけ、1995年10月に当時のエニックス(現・スクウェア・エニックス)から発売されたスーパーファミコン(以下、SFC)向けアクションRPG。本作の舞台となるのは、地表の生命や文明が滅びた地球。主人公のアークは大地の奥底の「地裏」にある村クリスタルホルムで暮らしていた。しかしある日、村に封印されたパンドラの箱を開けたことで、村人たちは凍り付いてしまう。アークは村人たちを救うための村の外へと旅立ち、やがてその冒険を通じて地表の生命を呼びさますことになる。
本作オリジナル版のゲームディレクターは宮崎友好氏が務め、音楽は小林美代子氏と曳地正則氏が担当したほか、古代祐三氏も一部楽曲を手がけた。キャラクターデザインを手がけたのは漫画家の藤原カムイ氏。『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』とあわせて、ファンからはソウル三部作あるいはクインテット三部作とも呼ばれる作品だ。

『天地創造』はグラフィックやシナリオ、音楽など多角的に人気を博しつつもこれまで移植・リマスターなどが展開されてなかった。しかしこのたびショーケースイベント「Pixel Arcadia」にて、移植版が発表。スクウェア・エニックスからのライセンス提供を受ける“公認”リマスターということで、本作は注目を集めていた(関連記事)。
そんな本作の開発を手がけるClear River Gamesに対し、IGNがインタビューを実施。本プロジェクトのシニアアドバイザーを務めているMartin Lindell氏に、本作リマスターで追加される要素やオリジナル版との変更点について尋ねている。
Lindell氏は本作が「今でも通用する素晴らしいゲーム」という見解を示している。同氏はスクウェア・エニックスにもう一度世に出すべき、と掛け合い、ライセンスを取得したことで今回のリマスターが実現したという。
同氏は本作について可能な限りオリジナルに忠実な方針を取りつつも、随所に強化/改良を加えたバージョンになると明かした。具体的には、アイテム等使用について「クイックメニュー」を追加するとのこと。オリジナル版ではコントローラーのボタン数が少なく、アイテムや魔法が少し使いづらかったとしている。
SFCでは現行機のようなL2/R2や、左右スティックが存在せず、本作オリジナル版では各アイテムなどの使用にあたってはメニューを開いてからアイテムを選択し、使用するかどうかを決定するという手順を踏む必要があった。リマスターではこうした点を改良し、より遊びやすくなっていくのだろう。なおSteamストアページなどで公開されているスクリーンショットでは、4:3表示のゲーム画面の外側に経験値や所持金、アイテムを表示するスペースが設けられている。アイテムのクイック選択/使用などが可能になり、よりプレイ感が軽快になりそうだ。

また変更を加える要素もあるという。Lindell氏は本作中盤にて戦うことになるボス「ブラッディマリー」を“伝説的に手ごわい”と表現。ブラッディマリーは、とにかく安全に近接攻撃するのが難しく、高レベルまで上げる・魔法に極端に特化するなど、工夫が必要となる強敵だった。攻撃のチャンスが少ない上に逃げるしかない場面も多く、一方でブラッディマリーからは常に大ダメージ攻撃が飛んでくる。さらに体力自体も高く、再戦時に戦闘前のシーケンスを繰り返す必要もあり、本作屈指の難敵として立ちはだかってきた。Lindell氏は具体的な調整内容については明かさなかったものの、続報にてブラッディマリーについての詳細を発表するとしており、ある程度の易化や攻撃パターンの調整を盛り込み登場するのかもしれない。
一方で映像面では、4:3の画面比率を維持。ブラウン管風のエフェクトが追加されるCRTフィルターも用意するとのことで、当時の雰囲気そのままにプレイすることもできるだろう。
今回『天地創造』リマスター版の開発者によって、「本作が単なる移植/リマスター版ではなく、一部に調整が加えられた“強化版”になる」との自信が示された。なおインタビューでは『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』、いわゆるクインテット三部作の残りについては、3作品まとめたコレクション的タイトルとすることは考えていなかったとしている。一方で、今回のリリースの成果次第では、残り2作のリマスターについても可能性があると示唆しており、本作リリース後の動向には注目が集まりそうだ。
『天地創造』のPS5/PS4/XBOX Series X|S/XBOX One/PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch版は2027年にリリース予定だ。
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