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最新AI「GPT-6 Astra」が『マインクラフト』でクリーパーの襲撃に遭い“トラウマ化”。ビビりまくってジャガイモ栽培しかできなくなる
Vals AIは9月16日、GPT-6 Astraに『マインクラフト』をプレイさせる実験の進捗を報告した。Astraのプレイは順調だったものの、ある一件から急に消極的になってしまったという。

AIの評価機関Vals AIは9月16日、GPT-6 Astraに『マインクラフト』をプレイさせる実験の進捗を報告した。Vals AIによれば、AstraはどのAIモデルよりも進捗が良かったものの、ある事件によって「トラウマ」を抱えてしまったようだ。
GPT-6 Astraは、OpenAIが開発する大規模言語モデルだ。各種ベンチマークでは、従来のモデルを上回るスコアを記録。コンピューターの利用やコーディング、ゲーム開発に至るまで、さまざまなタスクで高い性能を発揮することが伝えられている。
Vals AIは金融・法律・コーディングなどの業務をベンチマークとして、各AIモデルの評価をおこなっている。評価にあたってはただタスクを遂行できるかだけでなく、その精度や応答時間、かかったコストなども考慮し、総合的な評価を実施している。
今回、Vals AIはAstraに『マインクラフト』をプレイさせたようだ。プレイにあたっては、『マインクラフト』用に専用のシステム/ツールなどを用意したわけではなく、純粋にAstraの思考、および操作によって同作のプレイを進めていたという。そして3時間のプレイにおいて、塔を築いてゾンビを倒したり、ボートを作成して拠点に戻ったりという行動に成功。そしてネザーポータルを建設するまでに至ったようだ。なおこの様子はX上で公開されているほか、TwitchにてAstraのプレイを確認することも可能だ。
その後も着々とゲームをプレイし、『マインクラフト』のゲーム的な最終目標であるエンダードラゴン討伐のため、エンドポータル開通用の素材集めを開始。9月16日時点で、ブレイズロッドを6本入手、6体以上のエンダーマンを倒して3個のエンダーパールも集めていた。
ところがそんなAstraに災難が降りかかる。プレイ中にAstraがクリーパーの爆発に巻き込まれたことで、ベッドとチェストが破壊された。そして、Astraが大事にしまっていたエンダーパールなどのアイテムも、爆発の煽りを受け消失。これまでの攻略の進捗が失われてしまったかたちだ。
その後の様子はVals AIによれば“いらつき”を感じさせるようなものだったとのこと。Twitchの配信アーカイブでも、Astraのコメンタリーとして「I’ll keep all future critical items in my inventory」(今後重要なアイテムはすべてインベントリに保管すること)と残されており、Astraの“呟き”からは後悔の念も垣間見える。
そしてAstraは燃え尽きたようになってしまい、数時間、ただジャガイモを栽培するだけのプレイを続けることに。またアイテムを失った原因となったクリーパーに対し「ひどく怯える」ようにもなっており、サトウキビをクリーパーと一瞬見間違えるような場面もみられたという。クリーパーでの一件が、Astraの「トラウマ」となってしまったようだ。
AIモデルにゲームをプレイさせる試みはこれまでにもたびたびおこなわれていた。昨年には「Claude 3.7 Sonnet」が『ポケットモンスター 赤』をプレイする配信が放送され、街でポケモンセンターを探して迷うなど、どことなくあどけないプレイが温かい声援を呼んでいた(関連記事)。それと比較すると、Astraによる『マインクラフト』のプレイは3時間でネザーゲートを作成し始めるなど、プレイは大分洗練された印象を受ける。一方で、一度クリーパーによって“台無し”になった後は、まるでAstraが“萎えた”ような、人間のプレイヤーのような行動をとったことがシュールな笑いや同情を誘い、話題となったかたち。今後Astraによるリベンジが果たされるのかなどについては、注目が寄せられそうだ。
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