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初代『ウィッチャー』リメイク版はひとまず“『ウィッチャー4』開発待ち”になりそう。その間リメイク開発チームは『3』新拡張制作に全力投球
GameSpotのインタビューにて、CD PROJEKT REDが初代『ウィッチャー』について、『ウィッチャー4』と開発ラインが統合されており、一時的に開発を保留している旨を伝えている。

CD PROJEKT RED(以下、CDPR)は2022年、初代『ウィッチャー』のリメイク版を開発していることを発表していた(関連記事)。そんな本作の動向についてGameSpotがインタビューを実施。CDPRによれば、技術的な事情のため、一時的に『ウィッチャー4』と開発ラインが統合しているとのこと。この方針自体は以前に発表されていたものの、『ウィッチャー4』に人員を集中していることが改めて明かされたかたちだ。
『ウィッチャー』は、Andrzej Sapkowski氏の手がけるファンタジー小説「The Witcher」をゲーム化した作品。2007年に発売され、シリーズとしての礎を作った同作が、Unreal Engine 5でリメイクされることになる。開発を手がけるのは、『Seven』や『ソーマタージ』を手がけたポーランドのスタジオFool’s Theory。CDPRが全面的に監修し、2022年より開発が進められている。なお以前には、コードネーム「Canis Majoris」として知られていた。
そんな『ウィッチャー』リメイクについては、発表以来目立った続報が伝えられてこなかった。今回GameSpotがそんな同作についての動向をCDPRにインタビューしたかたちだ。
CDPRによれば、Fool’s Theoryは現在主に『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新拡張パック「追憶の調べ」の開発を担当しており、一部は『ウィッチャー4』の開発に携わっているのだという。さらにThe Game BusinessにCDPRが伝えるところでは、『ウィッチャー』リメイクは制作プロセスが『ウィッチャー4』に依存しているという。『ウィッチャー』リメイクは同作が築いた基盤の上に構築され、必要なアセット、ツール、パイプラインを準備する必要があるとのこと。
なおCDPRは2022年3月の『ウィッチャー』新作発表にともない、REDengineからUnreal Engine 5へのゲームエンジン移行も明かされており、『ウィッチャー』リメイクと『ウィッチャー4』は同じUE5での開発となる見込みだ(関連記事)。またCDPRの2022年度第3四半期決算の報告にて、『ウィッチャー』リメイクと『ウィッチャー4』の制作ラインが統合していることを伝えていた(PDF)。こうした方針は現在も維持されているようで、アセットなどを共有することで開発の効率化を図る予定なのだろう。

ところで、本日公開されたCDPRの2026年度上半期業績報告では、同スタジオの人員1045名に対し、『ウィッチャー4』開発に携わっている人数は、7月31日時点で519人と伝えられていた。2023年3月に公開された決算発表では、同年2月末時点での『ウィッチャー4』の開発人員が250人近くとなっており、約3年かけて開発人員が2倍ほどに拡大している様子もうかがえる。「新三部作」として主人公がシリとなってスタートする『ウィッチャー4』は、2028年のリリースを目標としていると伝えられており、目下全力投球で開発中であるとみられる。こうした諸事情もあり、『ウィッチャー』リメイクの開発は、『ウィッチャー4』の開発をある程度待ってからの着手になるようだ。


『ウィッチャー』シリーズの「新三部作」については『ウィッチャー4』の発売から6年以内での完結を目指しているとし、『ウィッチャー4』は現時点で2028年発売を目標としている模様(関連記事)。『ウィッチャー』リメイクが『ウィッチャー4』の資産を流用して制作されることを考えると、少なくとも2028年前後には続報がもたらされるのかもしれない。事実上の「後回し」を宣告されている状況とはいえ、そうした最新作のアセットが活用されることを鑑みると、2007年リリースのオリジナル版からビジュアルは大きく刷新されそうだ。いずれにせよ当初の方針は維持されているようで、うかがえる様子からは、比較的順調に開発が進んでいるものと思われる。
『ウィッチャー』リメイクは開発中。また『ウィッチャー4』は2028年発売を目標に開発中だ。
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