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PS5『地球防衛軍 6.2』は敵が多すぎるが、こっちの火力も暴力的。“画面全部が敵”の絶望を味わい、「カスタム武器」でなぎ倒したインフレバトル試遊体験
『地球防衛軍6.2』のTGS2026イベントに参加し、試遊した感想をお届けする。

ディースリー・パブリッシャーは『地球防衛軍6.2 INVADERS FROM ANOTHER WORLD』(以下、『地球防衛軍6.2』)を2027年3月18日に発売予定だ。対応プラットフォームはPS5。本作は先日開催された東京ゲームショウ2026に出展していた。弊誌も現地で取材してきたため、イベントの内容と試遊してきた感想をお届けしよう。
本作は2022年に発売されたアクションTPS『地球防衛軍6』のパワーアップ改変版だ。ソロプレイおよび最大4人協力プレイに対応する。プレイヤーはエイリアンの大軍勢に侵略を受けた地球を守るため、地球防衛軍「EDF」の一兵士となって過酷な戦いに身を投じる。

原作となる『地球防衛軍6』はもともとPS4/PS5向けにマルチ展開されていた作品だった。一方『地球防衛軍6.2』はPS5専用タイトルとして再構築。ビジュアル面が進化したほか、ゲームプレイにもさまざまな新要素が導入される。既存ミッションの半数以上がリニューアルされるほか完全新作ミッションも収録され、敵の数は最大2倍に増量されているという。

そんな『地球防衛軍6.2』は、今回Nintendo Switch 2向けにリリース予定の『地球防衛軍5』および『地球防衛軍6』とあわせて、東京ゲームショウ2026に出展していた。弊誌が取材したメディア向けブリーフィングでは、シリーズのプロデューサーを務める岡島信幸氏と、MCの篠原みなみ氏が登壇。まず『地球防衛軍5』が披露され、協力プレイの実演がおこなわれた。岡島氏が「シリーズ初心者の方向けに説明すると、ロケットランチャーのような爆発物は近くに撃つと自爆してしまうので気をつけてください」と言いつつ何度か自爆すると、篠原氏が「なんで何度も実演するんですか……?」とツッコむなど、イベントは和やかな雰囲気で進行していった。
数の暴力による圧倒的な絶望感

そしてイベントの次の幕では、『地球防衛軍6.2』について紹介された。同作の最大の特徴は、一度に出現する敵の数が『地球防衛軍6』よりも格段に増えていることだ。画面が埋まるほどのアリやハチなどが登場するシーンが映し出され、本作では数の暴力による圧倒的な絶望感が描かれると説明された。
しかし原作から敵の数を増やしただけでは、難易度がかなり上がってしまう。そこでプレイヤー側の対抗手段として、本作では新たに武器のカスタマイズシステムが導入された。それぞれの武器に複数箇所のカスタマイズ部位があり、弾丸やバレルなど各パーツを交換することで、武器の性能を大幅に上げることができるという。パーツや装備の組み合わせによってはシナジーが生まれ、より効果的な戦いが可能となるそうだ。
続いて実演として、今回は岡島氏が単独で『地球防衛軍6.2』をプレイした。まずはデフォルト状態での絶望感を紹介するとして、岡島氏は武器カスタマイズはおこなわずにハードモードを選んで出撃。「僕の腕前は平均的なプレイヤーと同程度」と語る岡島氏はアサルトライフルとグレネードランチャーで戦ったものの、圧倒的な数のアリに太刀打ちできず。ほどなくゲームオーバーとなってしまった。

そして次はカスタマイズの威力を見せるとして、アサルトライフルに燃焼弾を装着。グレネードランチャーには、攻撃力がゼロになる代わりに可燃性の液体を発射するという燃料弾を装着した。この組み合わせにはシナジーがあり、効率よく大ダメージを与えられるそうだ。
そして再出撃し、グレネードランチャーで燃料弾を発射していく。ダメージはまったく与えられていないが、燃料がかかったアリたちが黒く染まっていく。たっぷり燃料をバラまいた岡島氏は、いよいよ燃焼弾を装填したアサルトライフルで射撃を開始。撃たれたアリたちが燃え上がり、画面のダメージ表示がたちまち賑やかなことに。武器カスタマイズの効果のほどが示された。このように本作は大量に増えた敵に、カスタマイズの威力で対抗していく作品になるという。
自由なカスタマイズシステム

ブリーフィングイベントの終了後、筆者は試遊スペースで『地球防衛軍6.2』をプレイすることができた。試遊版では3つのミッションから選んで遊ぶことができ、さらに武器のカスタマイズも自由に試すことが可能だった。カスタマイズは銃ごとに弾薬・バレル・ストックなど多くの変更箇所があり、それぞれの部位にパーツが10種類以上は存在している。ダメージは上がるが集弾性が落ちるなど、カスタムパーツにはそれぞれメリットだけでなくデメリットもあるようで、少し触っただけでも奥深さが感じられた。
いろいろとカスタムを試したいところだったが試遊時間は限られている。カスタマイズに凝り始めると戦う前に試遊時間が終わってしまいそうだ。ひとまずグレネードランチャーの弾薬を凍結弾に変え、そのほかはほぼデフォルトのままという簡単なカスタマイズでミッションに挑んでみることにした。
敵が多すぎる

ミッションを始めると、さっそくレーダーを埋めつくすほどの赤い敵反応が出現。ほどなく、大量のクモがこちらに向かってきた。文字通り画面を覆いつくすほどの数であり、勢いが凄まじい。『地球防衛軍』シリーズに限らず、大群がわらわらと出てくるタイプのアクションゲームは多数存在しているが、“殺到”という言葉がここまで似合う作品はなかなかない。
必死に応戦するものの、岡島氏による実演プレイと同様に、普通のアサルトライフルでは明らかに火力不足だ。いくら撃っても敵の数が減った気がせず、押しとどめることができない。一方、凍結弾を仕込んだグレネードランチャーはいい仕事をしていた。凍った敵は一定時間動きを止めてくれるので、とりあえず密集に撃ち込めば頼りになる。ただ凍結そのものにダメージはないようで、肝心の火力が確保できていない状況だと、凍結グレネードも結局時間稼ぎにしかならない。下がりながらの戦いを強いられているうちに壁に追い詰められて、あえなくやられてしまった。
火力不足を痛感した筆者は、満を持してライフルの全パーツをカスタムすることに。弾薬にも貫通弾や疫病弾など面白そうなものがたくさん用意されていたが、今回は近くの標的に電撃が連鎖して範囲ダメージを与えるという電撃弾をチョイス。そのほかのすべてのパーツも、強そうなパーツに差し替えた。

圧倒的火力でもはや“別ゲー”
さっそくミッションでリベンジに挑むと、フルカスタムライフルの火力は期待以上だった。適当に銃弾を撃ち込むだけで次々と電撃が連鎖していき、点ではなく面でムシの群れが削れていく。先ほどと打って変わり、今度はこちらが前進しながら押し込む展開だ。ただ、電撃は敵味方の区別をしないので、近くに撃ち込むと自分も感電してダメージを受ける。さらに大量のムシが放ってくる攻撃も多く、被弾がかさんで体力が危うくなる場面もあった。

しかし大量の敵は、大量のドロップアイテムを残して死んでいく。そのため前進しながら戦うかたちさえ作れれば、多少被弾しても回復アイテムを拾いつつ戦うことができる。敵の反応で真っ赤に染まったレーダーが、大量のドロップアイテムを意味する緑色に変わっていくのは見ていて気持ちがいい。気がつくとあれだけ大量にいたムシは消え失せ、マップ各所にわずか数匹を残すのみ。残党を探して全滅させると、晴れてミッションクリアとなった。ほぼ未カスタムで挑んだ時とはまるで違い、もはや“別ゲー”と言いたくなるような爽快感だ。

カスタマイズがハマらないとやっぱり難しい
試遊時間がもう少し残っていたため、さらに別のミッションにも挑んでみることに。このミッションでは大量のドローンと戦うことになるらしい。そうなるとロックオンミサイルがあった方がよさそうだと考え、筆者は12連ミサイルランチャーを持ち込むことにした。しかし試遊時間の残りが気になり、カスタマイズはじっくり吟味せず。適当にパーツをくっつけて慌てて出撃したが、後から振り返るとこれが失敗だった。

ミッションを始めると、説明どおり空中を飛び交うドローンを殲滅していくことになった。ライフルで狙うには少々面倒な相手だが、こちらはロックオンミサイルを持ち込んでいる。ひたすらロックオンして撃ち込むことで次々と撃墜し、気持ちよく敵を減らせている。やはり持ち込む装備の選定は大切だと感じていた。
しかし敵の増援が出現すると、そんな状況が一変してしまった。空、というか、画面全部がドローンで覆いつくされたのだ。本作は確かに敵の数が多いと聞いていたが、いくらなんでも多すぎる。画面全部が敵だ。こうなるともはやロックオンは無駄な機能である。目をつぶって適当にぶっ放しても敵に当たる状況なのに、なぜロックオンを待たないといけないのか。

手持ち武器の火力ではこの数の暴力に対処しきれず、押し寄せる敵の群れに飲み込まれ、ゲームオーバーになってしまった。ステージ序盤は有効だったため、ロックオンミサイルという選定自体はよかったと感じたが、カスタマイズが不十分だったようだ。次は爆発範囲を広げる弾頭を仕込んでみるか、あるいは連射速度を上げるか……などと考えていたが、惜しくもここで試遊時間終了となってしまい、リベンジは叶わなかった。
絶望感と爽快感は表裏一体
筆者は『地球防衛軍』シリーズといえば、大群と戦う爽快感や、持ち込む装備によってミッション難易度が大きく変わる戦略性が持ち味の作品だと考えている。その点、今回の『地球防衛軍6.2』は、そのシリーズの特徴が大胆に進化している作品だ。“わらわら感”はシリーズでも類を見ないほど。目にしただけでうんざりするほどの大群は絶望感を醸し出し、そして火力さえ十分なら、見渡す限りの敵を一掃できる無敵感にもつながっていく。
敵の数はもはやバカバカしいと思えるほどで、あえて言えばヤケクソ感すら漂う多さだ。しかし新たに導入された豊富なカスタマイズ要素は本作の戦略性を大きく拡張しており、ビルド構築だけでたっぷり時間を費やせそうな奥深さが感じられる。燃焼や電撃など、付近の敵に連鎖していく範囲攻撃を活用すれば、敵の多さはメリットにすら変わりうる。ただむやみに敵が増えているのではなく、しっかり新たなゲーム体験に繋がっていると感じた。
『地球防衛軍6.2』は『地球防衛軍6』をベースにしつつも、敵の数もこちらの火力も大幅に向上したことで、プレイ感としてはかなり独自の作品となっている。ここまでの勢いと多さでこちらに向かってくる敵の大群と戦う体験は新鮮に感じられ、限られた時間ながら強く印象に残る試遊となった。
『地球防衛軍6.2 INVADERS FROM ANOTHER WORLD』はPS5向けに、2027年3月18日に発売予定だ。
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