Bungieが「『Destiny』を終わらせない」と明言し再出発へ、まずは過去コンテンツ復刻から。『Marathon』も“選べるプレイスタイル”で立て直し

Bungieは9月22日、公式サイトにて「The Next Chapter for Bungie」と題した記事と動画を公開した。

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Bungieは9月22日、公式サイトにて「The Next Chapter for Bungie」と題した記事と動画を公開。スタジオの現状や、『Destiny』および『Marathon』の今後の方向性などについて説明された。

Bungieは米国・ワシントン州を拠点とする開発スタジオだ。『Marathon』『Halo』といったFPSを手がけ、『Destiny』『Destiny 2』の開発・運営をおこなってきた。2026年3月には同名の過去作のリブート版として脱出シューター『Marathon』をリリース。2022年7月にソニー・インタラクティブエンターテインメント(SIE)によって36億ドル(買収合意発表時の為替レートで約4140億円)で買収され、傘下スタジオとなった。

『Destiny 2』については今年6月に最後のライブサービスコンテンツアップデート「Monuments of Triumph」を配信するとともに、コンテンツアップデートを終了。同月には、この数年間の『Destiny 2』が期待を下回っていたことを一因として、大規模なレイオフが実施された(関連記事)。また『Marathon』については、今月予定されていた大型アップデートが12月へと延期となり、代わりに10月にワイプを含む小規模なアップデートを実施すると発表。厳密なシーズンスケジュールを今後取りやめる方針も伝えられている(関連記事)。

『Destiny 2』

今回の発表では、Bungieのスタジオヘッドを務めるPoria Torkan氏と、『Marathon』のゼネラルマネージャーを務めるJosh Deane氏が登場し、スタジオおよび作品の今後について説明した。Torkan氏によれば、Bungieでは何よりも優先すべきであったプレイヤーのことをここ数年の間見失ってしまっていたとして、新たな経営陣として責任を負わなければならないとしている。

まず『Destiny』については、『Destiny 2』の最後のコンテンツアップデートを発表した際に、コミュニティから寄せられた反響が大きな影響を与えたと説明。『Destiny』はBungieの未来にとっての基盤であり、語るべき物語や作るべき新たな世界もたくさん存在するという。一方で正しいかたちで開発を進め、チームには時間も必要だと説明。その上で、「『Destiny』を終わらせない」との姿勢を示した。

そこで、まずはプレイヤーが現在体験できなくなってしまった『Destiny 2』の歴史における重要な部分を復元するところから始めるとして、ストーリーミッションやロケーション、レイドを復活させ、すべてのプレイヤー向けに開放するという。ただし、『Destiny 2』には2020年11月に配信された拡張コンテンツ「光の超越」以降、基盤となるシステムが刷新されてきたため、それらを古いコンテンツに適用する作業には時間がかかるとしている。今後数か月のうちに進捗を伝えるそうだ。

『Marathon』

続けて『Marathon』についても説明。同作はBungieの今後を形作る上で重要な存在であるとしつつ、決して『Destiny』に取って代わることを意図したものではないとしている。Torkan氏は、発売当初に批評家から高い評価を受けるなどした一方、期待していたほど多くのプレイヤーに届かなかったとして、ゲームを進化させていく必要があることも認めた。

そこで、『Marathon』ならではの要素を軸として、これまで設けていたジャンルの制約を超え、より深いサバイバル体験へと進化させる方針を示した。具体的には、PvPvEに加えて、協力型PvEや対戦型PvPといった、プレイヤーの好みにあわせた選択肢も用意するとのこと。プレイスタイルや技量によらず、ユーザーの声を汲み取り、プレイヤーが遊びたいと思えるゲームを作るという本来あるべき姿へと立ち返るとしている。今週中には、『Marathon』の今後のビジョンについて詳細が伝えられるそうだ。

最後に、Bungieにとって重要な局面を迎えるなかでは、自分たちが遊びたいと思えるゲームを作りつつも、中心にはプレイヤーがいなくてはならないと明言。1本のブログ記事や動画、そしてゲームプレイをもってしても信頼は取り戻せないとして、プレイヤーとコミュニケーションを取り、フィードバックを行動に移していく姿勢を示した。開発の優先順位に関する透明性を高めるといった約束も掲げられており、そうした目標に向けたアプローチについては、『Destiny』と『Marathon』の次なる大型アップデートとともに共有されるとのこと。

ここ数年間で複数回のレイオフを経たBungieは、今年5月に『Destiny 2』の開発終了を発表した際、共有してきた世界や『Destiny』が『Destiny 2』の先へと進むときが来たとして、新たな展開を示唆していた(関連記事)。ただし、莫大な開発費が投じられたとされる新作『Marathon』が期待された成功を収められなかった状況での発表に、コミュニティでは今後スタジオが『Marathon』へと注力していくとの見方も広がっていた。

そして今回、まずは過去のコンテンツを復刻するというかたちで、『Destiny』の開発を再開していく具体的な方針が明かされた。『Marathon』についても立て直しが図られるようで、それぞれのタイトルが今後どのように進化を遂げていくのか、続報が待たれる。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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