話題沸騰中のブサイク人生RPG『活俠傳』日本語Modに「難しい漢字のルビ」実装。書蓉も火閃電も、すらすら読める

活俠傳日本語制作会は7月19日、ロールプレイングゲーム『活俠傳(Legend of Mortal)』に向けた日本語Modの新たなバージョンv2.3を公開した。

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活俠傳日本語制作会は7月19日、Obb Studioが手がけるロールプレイングゲーム『活俠傳(Legend of Mortal)』に向けた日本語Modの新たなバージョンv2.3を公開した。今回のアップデートでは、多くの読みの難しい部分にルビが追加されている。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『活俠傳』は、無名で三流の主人公となり動乱の世を生きるロールプレイングゲームである。主人公の「趙活(ちょうかつ)」は、かつては強大だった門派「唐門」の最後の外弟子である。その容姿は極めて不細工で、道を歩くだけで人に驚かれたり、罵られたりするほどだ。趙活は何年経っても唐門の下っ端としてこき使われ続けており、その唐門も衰退の一途を辿っている。それでも密かに想いを寄せる相手から離れるに忍びなく、唐門に留まっているのだ。プレイヤーはそんな趙活として、さまざまな選択をしてその運命を体験することになる。

そんな本作を日本語化するModに、バージョンアップがおこなわれた。新たに公開されたv2.3では、読みの難しい言葉やそもそも読みが知られていない武侠用語などにルビが追加されている。なお、日本語Modが公開されているページによれば、現時点ですべてのテキストにルビが付くわけではなく、今後のパッチで対応範囲が拡大していく予定となっている。また、場合によってはルビの位置がずれたり、隠れたりするケースに出くわすこともあるようだ。こちらも順次調整・改善がおこなわれていく見込み。

本作の舞台は13世紀初頭の中国で、人名をはじめ漢字だけでは読みをイメージしづらい言葉も多い。そのため、日本語Modを制作する活俠傳日本語制作会には、漢字が難しいとのフィードバックが多く寄せられていたという。今回v2.3でルビ表示に対応したことで、今後はよりすらすらと物語を楽しむことができるだろう。

そんな本作がリリースされたのは約2年前の2024年6月のこと。公式に日本語対応はされていないが、2025年12月に有志による日本語Modがリリースされたことで、じわじわとファンを増やしてきた。その後、2026年6月頃からSNS上のポストを通じて少しずつ話題になり始め、そんな矢先の7月3日にv2.0にて大幅な翻訳の改善とフォント変更がおこなわれたことでブームが加速。7月に入ってからのピーク時には4000人を超えるSteam同時接続プレイヤー数を記録している(SteamDB)。

なお、日本語Modv2.0リリースの翌日にはv2.1、v2.2が立て続けにリリースされており、翻訳の誤りやフォント変更に伴う不具合が修正されている。さらにルビ機能の追加が7月6日に告知され、7月19日にv2.3が公開されたかたちだ。極めてハイペースでの改善が進められているが、それでもなお本作には膨大なテキストが含まれており、9月15日には新たなルートの追加を含む大型アップデートも予定されている(関連記事)。活俠傳日本語制作会の翻訳活動は、まだまだ続くことになりそうだ。

本作にはインターネットミームを元ネタとする表現やパロディネタ、中国古典に由来する言い回しなど、翻訳の難しい表現が多数登場する。たとえば今回のアップデートでは小梅のペットの鶴「火閃電」に“ファイアボルト”というルビが振られており、火閃電が「ハリー・ポッター」シリーズに登場する魔法の箒の中国での翻訳名にちなんだネーミングとみられる点を反映しているようだ。

このほかにも活俠傳日本語制作会は、意図するニュアンスをできるだけ正確に伝えるために、中国古典ではなく日本の文学からの引用に変更するといった工夫も施しながら翻訳をおこなっているようだ。文学的に素晴らしいとまで評される本作の物語だけでなく、その物語をなんとか日本に伝えたいとの思いから集まった活俠傳日本語制作会の今後にも注目したい。

『活俠傳 Legend of Mortal』はPC(Steam)向けに配信中だ。

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Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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