人気マルチ・ステルスホラー『Secret Neighbor』に“販売停止のみ”を要求する不正アクセス攻撃が仕掛けられる。プレイヤーデータ削除被害&サービス一時休止の一方、開発元は徹底抗戦の構え

tinyBuildとHologryphは8月27日、『Secret Neighbor』が不正アクセスの被害を受けたと発表した。事態を受け、ゲームサーバーが一時的に停止されている。

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パブリッシャーのtinyBuildとデベロッパーのHologryphは8月27日、『Secret Neighbor』のゲーム内データが不正アクセスの被害を受けたと発表した。不正アクセスにより、ゲーム内のプレイヤーの進行状況やプロフィールなどが削除されてしまったとのこと。ただし個人情報は漏洩していないという。現在ゲームサーバーは一時的に停止されており、脆弱性がすべて解消されるまでサービスが停止される見込みだ。

本作は、近所の怪しいおじさんの家に忍び込むステルスホラーゲーム『Hello Neighbor』のスピンオフ作品で、5対1のマルチ専用・非対称対戦ゲームとなっている。対応プラットフォームはPC(Steam)/XBOX Series X|S/XBOX One/PS4/Nintendo Switch/iOS。本作にて6人の子どもたちはおじさんに捕まってしまった友達を助けるために地下室への潜入を試みるが、実は子どものひとりはおじさんが変装した姿である。子どもチームは家の中のどこかにある鍵を探して地下に向かうことを目指す。一方おじさんは子どもたちを全員捕まえるか、制限時間まで地下室に侵入されなければ勝利となる。

本作は2019年にリリースされ、人狼風の騙し合いのゲームプレイが好評を博した。Steamでは約1万5000件のユーザーレビューを集め、87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど人気を得たタイトルだ。そんな『Secret Neighbor』が、今回不正アクセスの被害に遭ったという。

発表によると、本作のサーバーが先週の土曜日に攻撃を受けたとのこと。攻撃者はバックエンドシステムの管理者権限をもつ認証情報をどこからか入手し、同作のすべてのプラットフォームに渡るサーバーシステムに対して組織的な攻撃を実行。プレイヤーのプロフィールやゲームの進行状況といった情報にアクセスされ、データを消去されてしまったという。なお侵害されたのはゲーム内のプレイヤープロフィールと進行状況に関するもののみで、それ以上の個人データや情報が漏洩した事実はないという。

不正アクセス犯は運営に対して、本作をすべてのプラットフォームで販売停止にすることを要求しており、要求が満たされるまで攻撃を続けるつもりとの要求を伝えているという。これを受けて本作運営は現在本作のサーバーを一時的に停止しており、この事件に繋がった可能性のある脆弱性をすべて解消するまで、サービスを休止するとのこと。

開発元のHologryphおよび販売元のtinybuildは今回の事件を、露骨な脅迫をともなった意図的な攻撃として深刻に受け止めているという。関係当局と連絡を取りつつ、削除されたデータの復旧作業もおこなっており、できる限り迅速に解決できるように取り組んでいるそうだ。

現在は全プラットフォームにおいてサーバーが停止されているため、マルチプレイ専用タイトルである本作はプレイ不能な状況となっている。運営は販売停止などの要求には応じない姿勢を示しており、今後は脆弱性の修正と削除されたデータの復旧を進めながら、事件の解決を目指すことになるようだ。ちなみに声明を確認する限りでは、攻撃者の動機はわかっていないようで、金銭の要求もなく単に販売停止のみを要求している背景事情も気になるところ。Hologryphおよびtinybuildは、進展があり次第改めて報告するとしており、動向は引き続き注目される。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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