『パルワールド』開発元、公式サーバーでのチート対策強化を表明。“アクセス障害”まで引き起こす不正行為を受け、優先度を上げて厳格に対処する
株式会社ポケットペアは2月16日、『パルワールド』の公式サーバーにて不正行為をおこなうプレイヤーが存在する点について言及。不正行為の影響により、一部で接続ができずゲームを正常に遊ぶことができない事象を確認していることを明かした。厳格に対処すべく、優先度を上げて対策に取り組んでいると表明している。
『パルワールド』は、オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。舞台となるのは不思議な生き物パルたちが暮らすパルパゴス島。プレイヤーはパルを捕まえてさまざまなかたちで利用しながら島で生活し、冒険を繰り広げていく。なお本作はシングルプレイのほか、フレンドを招待しての最大4人協力プレイ、およびSteam版はサーバー作成・参加による最大32人マルチプレイに対応している。
今回本作公式Xアカウントは、公式サーバーにおいて不正行為をおこなうプレイヤーが存在する点について言及。不正行為の影響により接続ができず、一部ではゲームを正常に遊ぶことができない現象も確認されているという。不正行為については一切容認せず、厳格に対処すべく優先度を上げて対策に取り組んでいるとのことだ。
また2月末にはアップデートにてサーバー内でのプレイヤーリスト機能が公開予定とされている。これにより不正行為をおこなっているプレイヤーの特定が容易になり、開発チームによる利用停止処分の対応も強化されるそうだ。
その後の取り組みとしては、外部のチート対策ソリューションを導入し、頻度の高い不正行為への対策も予定されているとのこと。ただしコミュニティサーバー・シングルプレイ・Co-opプレイについてはこの機能の適用は任意となるそうだ。このほかにも不正行為に対しては徹底的に対応が続けられていくことが表明されている。
本作の公式サーバーではかねてよりチート使用者の存在が問題視されていた。本作にはPvP要素は未実装ながら、ほかのプレイヤーの基地を破壊するといった妨害をおこなうことは可能。チート使用者がロケットランチャーをはじめさまざまな武器を不正に乱造し、プレイヤーの基地を破壊して回るといった迷惑行為が報告されていた。また知らないプレイヤーにギルドマスターを乗っ取られたといった、ゲームシステムに影響する不正も報告されていた。
また今回の発表を見るに“アクセス障害”を引き起こすものまでさまざまな不正行為が発生しているようで、ポケットペアはこうした状況に厳格に対処することを表明したかたちだ。本作ではプライベートサーバーを立て知り合いを招待しながら遊ぶことも可能ながら、常にアクティブな状態でさまざまなユーザーたちと遊べる公式サーバーでプレイしたい人もいるだろう。2月末から実施されていくという新たな対策による問題の解消が期待される。
『パルワールド』はXbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中だ。また本作は、Xbox Game Pass(Xbox/PC/クラウド)に対応している。