PS5版『RoboCop:Rogue City』紹介。治安最悪の都市で血みどろの制圧をするアクションゲーム

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パブリッシャーの3gooは11月30日より、『RoboCop:Rogue City(ロボコップ: ローグ シティ)』の国内PS5版を発売中だ。すでに11月3日にPC(Steam)/海外PS5/Xbox Series X|S向けに発売されている本作が、満を持して国内PS5でも遊べるようになるわけだ。

原作映画「ロボコップ」シリーズの世界観をゲームで表現した本作だが、実はアクションゲームとしても丁寧に作られている。本稿ではそんな本作の魅力を紹介していきたい。


「ロボコップ」とは

「ロボコップ」は1987年に公開されたアメリカ映画である。1990年には「ロボコップ2」1993年には「ロボコップ3」が公開され、2014年にはリメイク版「ロボコップ」も制作されている。

「ロボコップ」の舞台は、治安が悪化し犯罪都市となってしまった近未来のデトロイト。主人公・マーフィは有能な警官として職務にあたっていたが、凶悪犯の反撃に遭い殉職してしまう。

警察の親会社(世界観として、警察は民営化されている)であるオムニ社は、人件費削減のためロボット警官の開発を進めていた。ロボット警官の開発には、警官の遺体が必要で、マーフィの死はオムニ社にとってぴったりの出来事だったのだ。マーフィは殉職後に遺体をオムニ社に利用され、「ロボコップ」として蘇ることとなる。


本作は映画「ロボコップ」の世界観をもとに、オリジナルストーリーでアクションゲーム化したものである。

治安最悪のデトロイトで公共に奉仕せよ

『RoboCop:Rogue City』の世界観は、映画「ロボコップ」と地続きである。治安最悪の犯罪都市で、ロボット警官として職務にあたることができるのだ。ストーリーとしては「ロボコップ2」「ロボコップ3」の間の時系列を描いており、デトロイトには「ロボコップ2」で登場した「ヌーク」と呼ばれる麻薬が蔓延している。

本作は、ロボット警官を主人公に犯罪捜査や暴徒鎮圧をおこなう一人称視点のアクションゲームだ。基本的には銃火器を用いて敵を制圧していくことになるが、ロボット警官であるロボコップには、すでに愛銃「オート9」が装備されている。オート9は弾数制限なしで使え、強化していけば心強い相棒となってくれることだろう。

そのほかにも、敵が使っているアサルトライフルやショットガンを拾って使ったり、マップに落ちているアイテムを投げつけたりといった臨機応変な戦闘も可能である。また、捜査中にカメラで証拠品をスキャンするなど、ロボット警官らしいロールプレイも楽しめる。


ロボット警官として鋼の肉体を持つロボコップは、非常に高い耐久力を持つ。その反面、しゃがんだり駆けまわったりといった機敏な動作はあまり得意ではなく、現場に突入する際は真正面から敵に立ち向かっていくことになるだろう。撃ち合いの最中に遮蔽物でカバーリングをしながらテクニカルに進むよりも、鋼の肉体で弾丸を跳ね返し、蓄積したダメージを自己修復しながら進んでいくことが多い。

愚かにも鋼鉄の警官に銃を乱射してくる悪漢を真正面から捻り潰すのは、なかなかに気持ちのいい感触である。PS5版ではDualSenseのアダプティブトリガーによって、より臨場感のある戦闘が楽しめると感じた。ロードも軽快で、気持ちよくロボット警官としての職務に没入することができる。

ロボコップにはちょっとした人間くらいなら容易く制圧できるくらいの機能が初めから備わっているが、ゲーム中に得たスキルポイントで身体を強化していくことでさらに強くなることもできる。鈍重だった動きはダッシュを覚えることでカバーできるし、さらに装甲を厚くしてダメージを抑えることも可能だ。なかにはマップのオブジェクトにハッキングして干渉できるようなスキルも存在する。ロボット警官として一味違ったFPSが楽しめるというわけだ。

本作はCERO:Zに指定されており、残虐描写は強めに表現されている。国内PS5版でも手足や頭は容赦なく吹き飛び、敵を射殺した際の血の量などはかなりショッキングめ。原作映画「ロボコップ」と同様にゴア描写に力を入れ、原作の雰囲気を再現しようとする開発側の気概を感じる画面づくりだと感じた。


本作はすでに海外PS5版とPC(Steam)版がリリースされており、その滑り出しは好調だ。Steam版では日本語でのレビューを見ることができるが、原作ファンからの熱烈なメッセージも多くみられる。原作を尊重し、アクションゲームとしても丁寧に仕上げた本作を評価する声が多いようだ。

本作を開発したTeyonは、2019年11月に『Terminator: Resistance』を制作したスタジオでもある。こちらも映画「ターミネーター」シリーズを原作に丁寧にゲーム化したことが好評を得ており、その手腕を持って作られた『RoboCop:Rogue City』が評価されるのも納得である。制作スタッフの根底に原作愛があることは弊誌インタビューでも語られているため、興味がある方はこちらもお読みいただきたい。


『RoboCop:Rogue City』国内PS5版は11月30日より発売中だ。映画「ロボコップ」を良質なFPSに仕上げた本作を、アクションゲームファンもロボコップファンも、是非お手にとっていただきたい。

ROBOCOP – ROBOCOP 3 © 1987-1992 Orion Pictures Corporation. ROBOCOP: ROGUE CITY © 2023 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. ROBOCOP & ROBOCOP: ROGUE CITY are trademarks of Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.

ROBOCOP: ROGUE CITY published by Nacon and developed by Teyon. © 2023 Nacon. All Rights Reserved. Published and distributed by 3goo K.K. in Japan.