『レインボーシックス シージ』新オペ「Goyo」のガジェット“悪用”が物議を醸す。相手を理不尽な敗北と意図しないBANに招く

レインボーシックス シージ』の新シーズン「Operation Ember Rise(オペレーション エンバーライズ)」の配信により追加された防衛側の新オペレーター「Goyo」。同オペレーターはボルケーンシールドと呼ばれる特殊な展開型シールドを所持しており、背面に設置された焼夷弾を破壊することで、起爆が可能 。しかし、このGoyoの“とある使用方法”がプレイヤーの間で物議を醸しているようだ。海外メディアPCGamesNなどが報じている。

今回議論の的となっているGoyoは、YEAR4シーズン3「オペレーション エンバーライズ」にて追加された新オペレーターだ。ガジェットに装備するボルケーンシールドは、背面に焼夷弾が設置された展開型の盾。誰かが盾を破壊する、もしくは焼夷弾を攻撃することで爆発が引き起こされ、あたり一面の床を燃やすことができる。展開型シールドとしての機能に加え、爆発や燃え盛る炎で敵プレイヤーにダメージを与えることも可能であり、拠点防衛において有利な局面を作り出しやすいガジェットだと言えるだろう。総じて便利なボルケーンシールドだが、なんとプレイヤーの“悪用”により、思わぬ事態までも引き起こしているようだ。

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ボルケーンシールドの“悪用”は、ストリーマーのBikiniBodhi氏がTwitterに投稿したビデオクリップがきっかけとなり周知されることとなった。ビデオクリップには人質モードをプレイする氏の姿が映し出されている。攻撃側の氏は、人質を発見。その後、人質のそばに設置されていたボルケーンシールドを破壊する。すると部屋が燃え盛り、人質は炎によってダメージを受け続け死亡してしまう。通常の場合、人質を殺してしまったチーム(今回の場合は攻撃側)が敗北となるのだが、なんと「防衛側のプレイヤーが人質を殺した」という判定となり、攻撃側のチームが勝利するのだ。そして最後には、Goyoを使用する相手プレイヤーがBAN対象となってしまう。これにはBikiniBodhi氏も戸惑いを隠せない様子である。

このようなボルケーンシールドの使用方法から考えられる問題点は大きく2つ挙げられる。1つ目は、ゲームバランスの崩壊である。Goyoを選択したプレイヤーはガジェットの役割上、防衛拠点の周辺にシールドを設置することが多くなることだろう。しかし先ほどにも述べた通り、人質がボルケーンシールドにより死亡すると、誰が起爆させたかを問わず防衛側の敗北となってしまうのが現状である。となると攻撃側のプレイヤーの目的が人質の回収ではなく、「如何にしてボルケーンシールドを人質の近くで爆破させるか」になりかねない。実際、人質をシールドの近くまで運び、爆発させることで勝利に持ち込むプレイヤーの様子がredditに投稿されている。このような状況から、人質モードにおいてGoyoを使用する防衛側が不利なことは明らかである。

200IQ or Goya exploit? from Rainbow6

2つ目は、人質防衛においてGoyoを使用する健全なプレイヤーがBANという大きな被害を受ける可能性があることだ。『レインボーシックス シージ』には「リバースフレンドリーファイヤー」と呼ばれるシステムが採用されている。これは味方や人質に攻撃を加えた場合、与えたダメージがプレイヤーもしくはガジェットに返ってくるというもの。つまりは、フレンドリーファイアをおこなったプレイヤーに対してペナルティを課すシステムである。元々このシステムは、「フレンドリーファイアの仕組みを悪用するプレイヤーの影響を抑制しつつ、それでも事故は起こり得るという柔軟性を保つこと」を目的に実装された。しかし、1つ目の問題点と相まって“事故”を発生させるプレイヤーが多く出現すると、Goyoを使用するプレイヤーが繰り返し人質を殺しているという判定となり、意図せずBAN対象となってしまうのだ。さらにチームキルであれば、故意かそうでなかったかの投票がおこなわれるのだが、人質を殺した場合は無条件に故意と判定される。そういった点も踏まえて、今回ボルケーンシールドの悪用について議論が巻き起こったわけである。

今回のBikiniBodhi氏の投稿に対し、『レインボーシックス シージ』のコミュニティ開発者Craig Robinson氏は、多くの要素を考慮したうえで深く議論する必要がある問題であるとコメントを寄せている。続けてRobinson氏は、次回のバージョン3.1配布までには修正が間に合わないこと、そしてバージョン3.2、もしくは3.3にて修正を適用する可能性が高いことを述べている。

ボルケーンシールドの悪用は人質モードのみで起こりうる問題であり、現状ランクに影響しない範囲にとどまっている。しかし、楽しく遊びたいプレイヤーにとって好ましくない事態であることは確かである。このような状況が長引いた場合、Goyoの使用を控えるプレイヤーが続出することも想像に難くない。開発元には全プレイヤーが気持ちよく戦えるよう、一刻も早く環境を整えてほしいところだ。そしてそれまでしばらくの間、快適な環境づくりは、プレイヤー側のマナーに委ねられることとなりそうだ。

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