『レインボーシックス シージ』開発元、コンソール版ではコンバーター使用率が大きく減少していると発表。新対策システムが功を奏する

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Ubisoftは7月6日、『レインボーシックス シージ』の「プレイヤー保護機能」について報告した。開発チームがこれまで継続的に取り組んできたコンバーターやチーターなどへの対策について、一定の成果を上げていることが伝えられている。


『レインボーシックス シージ』はマルチプレイFPSゲーム。対テロ特殊部隊「レインボー」のオペレーターとして、5対5のチーム戦を繰り広げる。攻撃側/防衛側に分かれて確保対象となる人質や爆弾を巡って、緊張感溢れる銃撃戦が楽しめるタイトルだ。

今回、本作開発チームは「プレイヤー保護機能」について公式サイトで報告している。まず、Ubisoftが独自に導入した対策「マウストラップ(MouseTrap)」は、主にコンソールプレイヤーを対象とし、不正なデバイスを利用して不当にアドバンテージを得ようとするプレイヤーを取り締まるシステムだ。不正なデバイスの利用が疑われる挙動を検出し次第、使用者の操作が不利になるようなペナルティが付与されるとされている。

Ubisoftはこのマウストラップが導入された2023年4月11日以降、コンソール版『レインボーシックス シージ』をマウス&キーボードでプレイしていたユーザーが検出された試合は全体で78%減少し、ランクマッチだけでみても73%減少したことを報告した。この結果は、マウストラップ導入当初の予想を上回る効果をあげているとされている。


このマウストラップの導入には、マルチプラットフォーム展開されるFPS/TPSジャンルが長年悩まされている「コンバーター」の存在があるだろう。まずコンバーターとは、本来サポートされていないタイトルにおいてもマウス&キーボードを利用するための非公式の外部機器の名称、あるいはそれを用いてプレイする不正者の俗称だ。コントローラーに比べてマウスは、FPS/TPSジャンルにおいて精密な狙いがつけやすいデバイスとされている。一方でコンソール向けシューター作品には「エイムアシスト」機能が用意されている場合もある。エイムアシストは、コントローラーでも狙いをつけやすくする入力補助機能だ。

そしてコンバーターを利用してマウス&キーボードでコンソール向けシューター作品をプレイすることで、直感的なマウス操作をおこないながらもエイムアシストの恩恵も同時に受けることができる。プレイヤー間の公平性を著しく損なう存在といえるため、特に競技性を売りにするゲームにおいてはコンバーターの使用が不正とみなされる作品が多い。『R6S』もそのひとつとなるわけだ。

なお先述のとおり、マウストラップによって検知されたユーザーには、アカウント停止ではなくペナルティが課されるという。これについて、開発チームの狙いはコンソールにおいてマウス&キーボードのユーザーを全面的に禁止することではなく、不正者たちをコントローラーでのプレイに戻すか、PCでのプレイに移行させることにあるそうだ。続く説明によればこのアプローチは功を奏しているようで、一度ペナルティを受けたユーザーのうち43%が、摘発後に再度ペナルティを受けることなくプレイを継続しているとのこと。


同ブログ投稿の中では他の施策についても報告が続き、チート対策システム“QB”の成果についても解説。同システムの導入後、すでに1万人以上のチーターがアカウント停止されたほか、複数のチート開発業者が本作のチート開発を断念したとのこと。そのほかボイスチャットやテキストチャットにおける悪質な言動でのペナルティ機能も成果を上げているそうだ。

また、今後は「スマーフ」に対しての取り組みも予定されているという。スマーフとは、既存のプレイヤーが新規アカウントを作成したうえで新規プレイヤーを相手に、実力差の激しいマッチングを試みる行為。コンバーターやチート対策だけでなく、不正行為には包括的な対策が講じられていくわけだろう。

今年で8周年を迎える『R6S』。長らくサービスの続く本作では、既存のプレイヤーだけでなく新規プレイヤーも遊びやすい環境づくりが進められているようだ。

レインボーシックス シージ』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。Xbox/PC Game Passにも対応している。

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