基本プレイ無料「3分決着」ストリートバスケ『NBAダンクシティ』は、バスケ知識ゼロでもすぐ夢中。オリキャラに釣られて始め、いつのまにかNBA選手が好きになる

基本プレイ無料のストリートバスケットボールゲーム『NBAダンクシティ』は、バスケ知識皆無でもかなり取っつきやすい作品であった。

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NetEase Gamesは8月6日、『NBAダンクシティ』を配信予定だ。対応プラットフォームはiOS/Androidで、基本プレイ無料。本稿では先行プレイに基づき、本作の持ち味を紹介していこう。

『NBAダンクシティ』は、3人1組のチームでリアルタイム対戦に挑むストリートバスケットボールゲームだ。NBA全30チームの公式ライセンスを取得しており、ステフィン・カリーやレブロン・ジェームズ、ヤニス・アデトクンボといった世界トップクラスの選手が40名以上登場。さらに日本からは河村勇輝選手も参戦し、各選手の固有スキルを駆使してスコアを競い合うスポーツタイトルとなっている。

と、いかにもスポーツゲーム然とした紹介から入ったが、実のところ筆者はバスケットボールの知識が皆無に等しい。恥ずかしながら「NBA」が何の略かすら把握していなかった。このように基本ルールさえ曖昧な状態で先行プレイに臨んだわけだが、結論から言えば、数時間後の筆者は「いかにして相手のマークを剥がし、フリーの味方にパスを通すか」を思案する一人のストリートボーラーへと変貌を遂げていた。

なぜ、知識ゼロの筆者がここまで本作にのめり込めたのか。それは、3分間で決着する「11点マッチ」というカジュアルなシステムと、オリジナルキャラクター「アイラ」の存在があったからだ。本稿ではバスケットボール未経験でも引き込まれた本作の特長や対戦システムを、先行プレイで確認できた範囲で紹介していく。なお、本稿は開発中のバージョンをもとにしており、正式版では仕様や内容が変更される可能性がある点には留意されたい。


コートに舞い降りたオリキャラ

本作を起動し、まず筆者の目を釘付けにしたのは、オリジナル選手の「アイラ」だ。彼女のキャラクターボイスは声優の雨宮天さんが担当しており、その凛とした声とキュートなビジュアルは、デフォルメされているとはいえ屈強なNBA選手たちが顔を揃える本作において、異彩を放っている。少なくとも筆者は、バスケのルールは分からなくても、「まずはアイラちゃんを動かしてみたい」というモチベーションだけで本作をプレイし始めた。

そんなキャラクターの見た目をさらに楽しめるのが「クローゼット」機能である。本作ではユニフォームだけでなく、方向性の異なるコスチュームが複数用意されている。アイラ向けには、黒と紫を基調とした「深夜の囁き」セット、ピンク色のフリルがあしらわれたメイド服風の「ワンダートリップ」セット、スクール水着風の「ブルーロスト」セット、夏らしい装いの「波しぶき」セットなどが並んでいた。さらに、一部の衣装に専用のアニメーションが設定されている点にも注目したい。たとえば「深夜の囁き」に着替えさせると、アイラはスポットライトの下でポーズを決め、「波しぶき」セットでは、どこからともなく現れた花飾りのブランコに腰掛けて揺れてみせる。また、ヘッド、フェイス、トップス、ボトムスなど部位ごとのコーディネートも可能であり、コート上ではガードとして動き回る一方、クローゼットでは衣装ごとに異なる表情を見せてくれる。


3分間で決着する“11点マッチ”

クローゼットでアイラを堪能したあとは、いよいよコートでの実戦だ。今回筆者は、主に「11点マッチ」に挑戦した。11点マッチはハーフコートでおこなわれる3on3形式の対戦モードで、制限時間はわずか3分。先に11点を獲得するか、終了時点でより多く得点していたチームの勝利となる。操作は画面左側の仮想スティックで選手を移動させ、右側のボタンでアクションをおこなうスタイルだ。攻守が切り替わると右側のボタン内容もシームレスに変化し、攻撃時はパス、シュート、ドライブなど、守備側ではマーク、スティール、ブロックなどを狙っていくことになる。

使うボタンが複数あるため、初心者の筆者は困惑した部分もあったが、本作はアタック時もディフェンス時も、状況に応じて操作を促すUIが優秀に機能する。とくに分かりやすいのが、ディフェンス時の視覚的なサポートである。ボールを持つ相手の周囲には「扇形のチェックゾーン」が表示され、この範囲内に立つことで、相手のシュート成功率を下げられる仕組みになっている。「どこに立てば守備の役割を果たせるのか」がひと目で分かるため、細かなルールを知らなくても、直感的にディフェンスの立ち回りを理解できた。また、1試合が3分と短いため、シュートを外したり、ボールを奪われたりしても、すぐに次の攻防へ移る。覚えた操作や反省点を、同じ試合の中ですぐに試せるテンポの良さがあり、ゲームに置いていかれるような感覚はなかった。

今回、筆者が主に操作したアイラは、ドライブを得意とするシューティングガードだ。プロフィールでは、ドリブルを得意とし、ドライブのリズムを段階的に切り替えることが持ち味として紹介されている。そうした特徴は実際の操作にも反映されており、相手との距離を詰めながら左右へ切り込み、状況に応じてパスやシュートへつなげられる。間合いが生まれれば、ステップバックからシュートを狙うことも可能だ。

とはいえ、アイラの単独突破だけで得点できるほどバスケは甘くないようだ。進路を塞がれればドライブは頓挫し、密着された状態で強引にシュートを放っても、ブロックや妨害に遭いリングに弾かれてしまう。そこでカギを握るのが、「ディフェンスを引きつけてから味方へボールを託す判断力」だ。自らのドライブで敵のヘイトを集め、味方が空いたスペースへ走り込んだ一瞬の隙を突いてパスを通す。ボールを受けた味方がそのままシュートやレイアップを沈める一連の流れは、驚くほど鮮やかに決まるのだ。当初はアイラ目当てで本作をプレイしていた筆者であったが、ここまでくると試合の勝ち負けがモチベーションに繋がっていた。


知識ゼロへの“救済措置”

そこでもっと勝率を上げたいと思った筆者は、ほかのモードにも目を向けてみることにした。まず選手ごとの動きやスキルの派生を確かめたい場合は、「練習場」を活用できる。基本操作を学ぶ「ストリートデビュー」や、実戦的な内容を扱う「ストリートルール」、選手固有の技を試す「スキル練習」、自由に操作できる「フリー練習」が用意されている。さらに、コート上のエリアや攻守交替の条件、シュート時に相手から受けるチェックなどについて、実演動画と文章で確認可能だ。試合中は時間が流れ続けるため、表示されたボタンを押すだけになりやすいが、練習場ではアイラのステップバックの発動条件や、ドライブから派生する動きを落ち着いて試せる。

操作に慣れたあとは、育成要素である「タレント」や「潜在能力」を通じて選手を強化していく。アイラの場合、「ストレートドライブ」「スイートトラップ」「ファーストステップ」「エレガントフィニッシュ」など、スキルごとに複数の強化項目が用意されていた。強化内容は、ステップバックの成功率を上げるものや、ドライブ後に接近する相手の移動速度へ影響を与えるもの、ブロックされる範囲を狭めるものなどさまざまだ。また、潜在能力では、レイアップ、ミドル、3ポイントシュート、チェック、ドリブルなどに補正を与える項目を装着可能。自身のプレイスタイルや得意な攻撃に合わせて能力を調整できるため、操作スキルの向上とは別軸でビルド構築が楽しめる。


“モーションや試合会場”をカスタマイズ

練習や育成以外にも、試合中に個性を出せる「セレブレーション(アピールモーション)」機能も用意されている。得点時などに披露できるモーションを最大4種類までセットでき、鍵盤を弾くように踊る「ピアニスト」や、味方と一緒に全身で喜ぶ「ワイルドダンス」などが用意されていた。またNBA選手についても、ポップコーン好きとして知られるステフィン・カリーがポップコーンを取り出すなど、ファンに向けた演出も用意されている。さらに「カスタムコート」では、床の模様、バスケットゴール、ボール、音響、大型オブジェクトなどを変更可能。完成したコートは11点マッチにも適用できる。

なお本作には今回体験した11点マッチ以外にも、複数のモードが用意されている。ランクマッチにあたる「チャンピオンシップ」をはじめ、好きな選手3人でチームを編成し、操作よりも戦略の設定に比重を置く「ダイナスティモード」、フルコートで試合をおこなう「5v5フルコートバトル」などが存在。先行プレイ版では、曜日や時間帯が限られ、レベルや所持選手数などの参加条件が設けられた「アリーナマッチ」も確認できた。3分間のハイスピードな対戦を繰り返すだけでなく、お気に入りの選手を集めて育成し、衣装を着せ替え、異なるルールやリーグに挑むこともできるわけだ。まずはとっつきやすい11点マッチから遊びはじめ、さまざまなモードに挑戦するのがいいだろう。


カジュアルで奥深い“3分間の熱狂”

筆者はバスケットボール未経験であり、競技の基本ルールすら心許ない状態でコートに立った筆者であったが、本作では練習メニューを通じてスムーズに基本操作やバスケの仕組みを身に着けることができた。試合でもUIの導きにより、「ドライブで陣形を崩し、フリーの味方へパスを通す」というバスケならではの楽しみを堪能しやすい点は特長となっていた。

さらに特筆すべきは、最初はオリジナルキャラクターのアイラ目当てでコートに立った筆者が、激しい攻防を繰り返すうち、実在選手の顔と特徴をすっかり覚えてしまったことだ。たとえば、相手チームの身長211cmを誇るスティーブン・アダムズ選手がゴール下に立ちはだかった際の緊張感。あるいは、チームメイトだったキャメロン・ジョンソン選手が鮮やかに3ポイントシュートを決めてくれる頼もしさ。3分間の濃密な試合の中で、「この選手にはこう立ち回るべき」というプレイスタイルを肌で体感するうち、彼らの顔と強烈な個性がしっかりと刻み込まれていたわけだ。

また、NBAファンであれば、実在選手を参考に設定されたステータスや、セレブレーションから滲み出る彼らのパーソナリティに胸を熱くするはずだ。一方で、筆者のようにスポーツゲームにハードルの高さを感じていたプレイヤーは、アイラを筆頭とする魅力的なオリジナルキャラクターや、メイド服に水着といった振り切った衣装カスタマイズがカジュアルな楽しみになるだろう。そして愛らしいキャラクターの着せ替え目当てで足を踏み入れても、気づけば「いかにして相手のマークを出し抜くか」「どの潜在能力を強化してビルドを組むか」と、本格的なバスケゲームの戦術や育成方針まで考えるようになるのだ。生粋のスポーツゲームファンはもちろん、「可愛いキャラが気になった」というカジュアルな動機を持つプレイヤーにこそ、この手軽で奥深い3分間の熱狂へ飛び込んでもらいたい。

NBAダンクシティ』はiOS/Android向けに8月6日配信予定だ。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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