基本プレイ無料「3~5分で決着」ストリートバスケゲーム『NBAダンクシティ』はさくっと遊べるけどコアゲーマー向けやり込みもあり。遊びやすさとNBA選手の魅力凝縮ゲーム

『NBAダンクシティ』メディア試遊会で体験できた内容と、開発者に訊いたこだわりを紹介していく。

NetEase Gamesは、iOS/Android向けのストリートバスケットボールゲーム『NBAダンクシティ』の日本国内での展開を決定した。本作はすでに中国、北米、東南アジア等の地域で先行配信されており、グローバル版は『Dunk City Dynasty』のタイトルで展開中だ。本稿ではメディア試遊会で体験できた本作の内容と、開発者に訊いたこだわりを紹介していく。

グローバル版の『Dunk City Dynasty』は、複数地域のApp StoreやGoogle Playダウンロード数で無料ダウンロードランキング1位を記録し、Google Playでは2025年のベストマルチプレイヤーゲームに選出されるなどの実績を誇るアプリゲーム。スマートフォン向けゲームとしては初のNBA公認を受けている。

NetEase Gamesは新しい市場に展開するたび、調査や準備を基に1~2年をかけて地域ごとに最適化やローカライズをおこなっているといい、今回ついに『Dunk City Dynasty』が日本市場に向けて調整され『NBAダンクシティ』として上陸を果たすかたちとなる。正式なリリース時期は、今後実施予定のオープンベータテストの結果を受けて決定することになるが、2026年内にはサービスを開始したい考えだという。

このたび、メディア向けの『NBAダンクシティ』試遊会が実施され、一足先に本作を体験することができた。実際のゲームプレイを通じての印象や、本作のリードゲームデザイナーである李天鯨(リ・テンジン)氏が語った点を通じて、本作の魅力を伝えていきたい。


「NBA」と「ストリートバスケ」の魅力を両立しつつ、スピーディーに

李天鯨氏によると、現在市場にあるバスケットボールゲームは大きく2つに大別されるという。一方は『NBA2K』等に代表されるリアル志向のシミュレーション的なバスケゲーム。もう一方はよりゲーム性を重視した、複雑なコマンド操作などが求められるストリートバスケをテーマとしたゲームだ。

本作は、現在の2つのバスケゲームの方向性である「NBAの魅力」と「ストリートバスケの気持ちよさ」の間の可能性を模索しつつ、「もっと速く、もっと気軽に、もっと熱くなれる」というコンセプトを目指し制作されている。

本作には複数のゲームモードが用意されており、基本となるゲームルールは11点マッチの独自ルールだ。ハーフコートでおこなわれる3on3の試合であり、3~5分程度で1マッチを終えられるバランス。学生の10分間の休み時間でも1試合がおこなえるような設計で制作されている。

ゲームの操作は画面左側に表示されるジョイスティックで移動、右側に表示されるボタンを押すことで対応するアクションを取ることができる。右側のボタンはボール保持時、オフェンス時、ディフェンス時といったシチュエーションで内容が切り替わる。ポジティブな行動を取ると士気値が上昇し、一定まで上がると「バーストスキル」という特別なアクションが可能だ。

ボールを保持したプレイヤーは、シュートボタンを長押ししてシュートが可能。ディフェンス側は、ボールを保持したプレイヤーの近くに扇形で表示される「チェックゾーン」に入ることで、シュートの成功率を落とすことができる。ディフェンス時は、ディフェンスボタンを長押しすることで選手が自動的に相手プレイヤーをマークし、チェックゾーンに入るように移動してくれるのだ。

試遊では参加したメディアがそれぞれ1人ずつ選手を操作し、6人で3on3の試合をプレイすることができた。今回の試遊では、PF(パワーフォワード)、C(センター)、SG(シューティングガード)という、開発チームのおすすめするチーム構成でプレイ。前衛でプレイをおこなうPF、Cと、3ポイントシュートを狙う後衛のスコアラーであるSGがそれぞれのポジションで適切な役割分担をおこなうことで真価を発揮するチームだ。

本作の基本的なプレイをおこなうには、難しい操作は要求されない。しかし、試合開始時のジャンプボールや、相手のシュートに素早くブロックボタンを押して対応すること、シュート後のリバウンドなど、とっさの判断による操作が求められるシーンは少なくない。短時間で決着がつくスピーディーな試合展開となることもあり、状況を素早く読んで的確な行動を取ることが重要になりそうだ。

今回はオーソドックスな編成での試遊となったが、2ポイントシュートを中心に点数を稼ぐチームや、ディフェンスに優れた選手によるチームなど、選手の組み合わせによってさまざまな戦略が考えられるという。編成によって変わる様々なプレイスタイルから、強力なものを見つけていくのも本作のキーポイントとなりそうである。


NBA全チームからライセンスを取得、試合内外で選手らしい個性も

ビジュアル面でのこだわりも本作の魅力だ。本作の開発に当たり、NetEase Games はNBAの全30チームからライセンスを取得。ステフィン・カリー、レブロン・ジェームズ、ヤニス・アデトクンボなど、現在40人以上のNBAスター選手がゲーム内に登場している。

こうしたスター選手の個性をデフォルメした3Dキャラクターに落とし込みつつ、ストリート文化と融合したアートスタイルが本作の持ち味となっている。これら選手たちのファッションは細かな部位ごとに設定でき、キャラクターを自分好みにカスタマイズ可能だ。

また、選手たちのステータスも実際の選手を参考に作られているほか、選手たちのモーションには実際の試合映像をベースにした、それぞれの選手らしいシグネチャームーブが盛り込まれている。NBAファンであれば、彼らの試合中の一挙手一投足にも興奮できそうだ。

こうした選手たちの個性は試合中だけでなく、大のポップコーン好きであるステフィン・カリーがポップコーンを取り出したり、ファッションへのこだわりで有名なシャイ・ギルジャス=アレクサンダーの衣装だったりと、試合以外の部分でも発揮されることもあるようだ。こうしたゲーム内の選手の個性は、選手たちが自身をこう見せたいという意思を尊重して作られており、実際に開発チームを訪れて美術スタッフと議論を交わした選手もいたという。


1人でもみんなでも、ライトユーザーでもコアゲーマーでも

本作にはカジュアルな11点マッチだけではなく、さまざまなプレイスタイルに合わせたモードが用意されている。いわゆるランクマッチに当たる「チャンピオンシップ」、好きな選手3人でチームを組み、プレイヤーの操作より戦略の設定に比重を置いた「ダイナスティーモード」、フルコートでより本格的な試合をプレイする「5v5フルコートバトル」といったモードが存在。プレイヤー同士でギルドを作ることも可能で、ギルド内大会などもおこなえるという。

このほか、選手にフォーカスし、クエストを通して選手人生を体験できるような1人用モードも実装予定。また、地域ごとや、選手ごとのプレイヤーランキングも用意されている。日本展開に合わせて初心者に向けてバスケの基礎から学べるようなモードも追加されるようだ。

また、本作の課金要素としては衣装アイテムが中心となり、課金限定の選手の販売はおこなわない方針。選手の育成に関係する部分もあるが、選手を限界まで強化するハードルはあまり高くなく、無課金のプレイヤーでも十分可能なよう調整されているという。課金によって、育成にかかる時間が早くはなるものの、無課金でも最終的な強さに差はつかないとのことだ。また、性能に数値差があっても、操作で試合は十分に覆せるバランスを目指している。

本作は1人プレイを好むプレイヤーから、多人数でワイワイ遊びたいプレイヤーまで、またカジュアルにプレイしたいライトユーザーからストイックにランキング上位を目指すコアゲーマーまで、幅広いプレイヤーを取り込むアプローチとなっているようだ。李天鯨氏は「プレイヤーにいろいろな角度でバスケを楽しんでもらいたい。自分に合うプレイを見つけてくれると嬉しい」と語っている。

具体的な日程はまだ発表できないものの、本作のオープンベータテストは近日実施予定だという。公式サイト公式Xアカウントの運営もスタートしているため、本作が気になるならばチェックしてみると良いだろう。

NBAダンクシティ』はiOS/Android向けに配信予定だ。

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Hiroyuki Furukawa
Hiroyuki Furukawa

好きなゲームがマイナーと言われると喜ぶ天邪鬼なゲーマー。アーケードゲームも嗜み、ゲームセンターにもひっそりと出没する。

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