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新作発表後すぐ“閉鎖危機”のNinja Theory、「新作発表前からスタジオ閉鎖・売却方針が決まっていた」との報道。“買い手”を探す狙いもあってか
先日閉鎖予定と伝えられたNinja Theory。同スタジオについて、新作『Senua』の発表前からスタジオ閉鎖/売却方針が決まっていたことが関係者証言として明かされている。

マイクロソフトのXBOX部門について、先日複数スタジオが閉鎖予定にあると報じられた。その中には、「XBOX Games Showcase」で最新作『Senua』を発表したばかりのNinja Theoryも含まれていた。『Senua』の発表間もなくNinja Theoryの閉鎖予定が発表されたかたちだが、これは投資家の関心を買う助けとするための、マイクロソフトの狙いのひとつだったという。
『Senua』は、『Hellblade』シリーズの世界を舞台に、主人公セヌアの新たな旅を描く作品だ。『Hellblade』シリーズ2作のその後の出来事が描かれ、よりアクションに重きを置いたゲームプレイが採用されるという。
主人公であるケルト人戦士のセヌアは、愛する人たちを亡くし、再会のために死後の世界を目指す。その旅路では、セヌアの心が作り出したビジョンを突破し、精神世界と現実世界両方に存在する脅威と対峙。己が信じるものすべてを脅かす存在と戦わなければならない。プレイヤーは怪物たちと対峙しつつ、現れた敵とどのように戦うかや、そもそも戦うのかどうかなどを選びつつ探索することが可能だ。
そんな『Senua』の開発を手がけるのはイギリス・ケンブリッジに拠点を置くNinja Theory。近年では『Hellblade』シリーズを手がけていることで知られており、先述の『Senua』は、6月8日の「XBOX Games Showcase」にて発表された。
一方でマイクロソフトは現地時間6月10日、「XBOXリセット」なる社内向け通達を公開。XBOX部門CEOのAsha Sharma氏およびチーフコンテンツオフィサーのMatt Booty氏の連名として従業員に伝えたメッセージのなかでは、XBOX部門の“次の100日間”の方針が掲げられている(関連記事)。両氏はエンターテインメント分野での競争が激化しているなか、マイクロソフトの用いる収益性の指標であるaccountability marginが3%まで低下した状態で今会計年度を終える見込みと伝えた。そこで、XBOX部門では“競争に勝つための投資”をおこなってこなかったとして、今後5年間の投資優先順位とのバランスを見直す「XBOXリセット」を宣言した。

「XBOXリセット」が掲げられている中で関係者証言として、XBOX Game Studiosの複数スタジオが閉鎖される見込みと伝えられた。マイクロソフトによる公式発表は未だないことには留意したいが、Bloombergが報じた関係者証言によるとNinja Theoryを含む3スタジオが閉鎖対象になっていると伝えられている(関連記事)。なおNinja Theoryは、先述のとおり6月8日に新作『Senua』を発表したばかり。Ninja Theoryのスタッフが閉鎖について伝えられたのは現地時間6月15日のことだといい、突如の通告であることがうかがえる。
そして今回Game Fileが、マイクロソフトの情報筋からNinja Theoryの閉鎖に関する計画を訊いたとして記事を公開。その関係者によれば、Ninja Theoryの閉鎖、あるいは提携解消そのものは『Senua』の発表前の時点ですでにマイクロソフト内では決定していた事項なのだという。マイクロソフトは、Ninja Theoryが『Senua』を発表することで、投資家の関心を集めやすくすることを目的としていたという。Ninja Theoryとの提携を解消するにあたって、新作発表によって注目を集めておくことで、同スタジオが再起を図りやすくしようとする狙いもあったのかもしれない。
いずれにせよ、Ninja Theoryの突如の閉鎖に関しては、スタッフも驚きを隠せず、現状はスタジオの買い手を見つける段階にあるようだ。資金を集めれば自社買収により独立するチャンスもあるものの、そうでなければ多数のスタッフを失う可能性が高いという。報じられたようにスタジオの存続が決まらない状態でショーケースイベントでの新作発表がおこなわれたのか、今後マイクロソフトやNinja Theory側から説明されるどうかも注目される。『Senua』の開発がどうなっていくのかも含め、今後の動向は気になるところだ。
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