10年以上アプデ続ける人気ゲーム開発者、「急に消えた常連ファン」を本気で心配する。いつもの“全リプ”が途絶えた2週間

『The Hive』の開発をこれほど長く続けられた理由の一つは、約10年前にゲームを見つけてくれた人が、今もまだ残ってくれているからだという。

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Skydome Entertainmentの代表を務めるSauli Saarimaa氏は7月10日、海外掲示板Redditにて、ファンにまつわるエピソードを共有。ゲーム開発者を支えるユーザーの心強さが再認識されている。

Skydome Entertainmentは、RTSとRPGを組み合わせたストラテジーゲーム『The Hive』を開発するデベロッパーだ。忘れ去られた文明や巨大なクリーチャー、さまざまな秘密が眠る惑星New Edenの地下世界にて、プレイヤーは昆虫の群れを指揮して戦う。倒した敵からDNAを回収することで、新たなユニットやアビリティなどを開放していくシステムも特徴だ。

『The Hive』は2014年にPC(Steam)向けにリリースされ、2016年8月に正式リリース。現在はEpic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store/itch.ioでも配信されている。Steamでの正式リリースからまもなく10周年となる本作だが、開発元は昨年12月に、同スタジオ初のインディーゲームである本作がSteamで約11万3000本を売り上げたことを報告している。現在も精力的に開発が続けられており、今年5月にはDLC「Survival Mode」を発売、7月には日本語への対応やUIの改善などを含む大型アップデートを配信している。

そんな同作の開発元のSkydome Entertainmentの代表Sauli Saarimaa氏は、Mephastoの名義でRedditに投稿。「Every indie dev has this one absolute legend(どのインディー開発者にも、こういうレジェンドがいる)」と述べた。添付の画像では広大な客席からただひとりこちらに手を振る男性の写真とともに「that one follower that likes all your posts(投稿すべてにいいねをくれる、あのフォロワー)」と記されており、長年作品を熱心に追い続けてくれる貴重なファンを表現しているのだろう。“レジェンド”と表現していることからも、そうしたファンへの深い感謝が伝わってくる。

Saarimaa氏によると、『The Hive』の開発をこれほど長く続けられた理由の一つは、約10年前にゲームを見つけてくれた人が、今もまだ残ってくれているからだという。そうしたファンは今でも姿を見せては、ゲームにこれから起こることを心から気にかけてくれるそうだ。ずっと昔に作ったものが、何年も経ってから誰かを戻らせたりすることについて、なんだかおかしな感じがするとの気持ちを述べている。

ところで、この投稿には別の開発者が返信。その開発者によれば、かつて自身のゲームの開発ブログの投稿すべてにコメントを残してくれるユーザーがいたが、ゲームが結局開発中止になったことで、申し訳ない気持ちになったという。

Saarimaa氏はこれに同情を示し、同様のエピソードを紹介。同氏にも、投稿すべてにコメントをしてくれるユーザーがいたという。しかし、そんな人物からのコメントが突然2週間途絶え、Saarimaa氏はファンの身に何かがあったのではないかと不安になったそうだ。しかし、そのユーザーはその後戻ってきて、休暇中だったことを報告してくれたとのこと。そして留守中の投稿にいいねをしたりコメントをしたりしてくれたという。継続して自身を応援してくれていたファンの不在に心配したものの、無事に戻ってきてくれて安堵したわけだろう。ゲームを10年以上更新してきた開発者と、作品を追いかけ続けているファンとの間に、不思議な絆が芽生えていることもうかがえる。

小規模な開発体制では10年にもわたってひとつのゲームをサポートし、拡張し続けることは困難を伴うだろう。それでも長年にわたって熱心に応援を続けてくれるファンの存在は、開発を継続する大きな力になるようだ。『The Hive』が約10年にわたって積み上げた約11万本以上の売上は、開発者をコメントで支え続けたファンの一人ひとりの上に成り立っているのかもしれない。

『The Hive』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store/itch.io)向けに配信中。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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