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Netflix、“ゲーム事業本格参入”のために買収・設立したスタジオ2社を一挙に閉鎖。わずか5年足らずで、ゲーム戦略急転換
Netflixは、同社の傘下スタジオであるNight School StudioおよびMoonloot gamesを閉鎖する。ゲーム事業戦略における選択と集中がおこなわれているようだ。

Netflixは、同社の傘下スタジオであるNight School StudioおよびMoonloot gamesを閉鎖するという。ゲームジャーナリストのStephen Totilo氏が報じ、Netflixの広報担当者もこれを認めている。
Netflixはサブスクリプション制のストリーミング配信サービスを提供する企業だ。2007年よりストリーミングサービスを展開しており、ドラマや映画、アニメなどのほか、スポーツ配信などをおこなっている。独占配信をおこなっているコンテンツも存在し、今年秋には『サイバーパンク2077』の世界を舞台にしたアニメーション作品「サイバーパンク: エッジランナーズ2」が配信予定だ。
またNetflixは2021年よりゲーム事業を本格始動。Netflix加入者向けのタイトルを複数リリースしており、ゲーム開発スタジオを買収し自社傘下におく投資も進めていた。『Oxenfree』などで知られるNight School Studioは2021年に買収され、そしてMoonloot gamesは2022年にNetflix内製スタジオとして設立されている。

今回は、そんなNetflix傘下の2スタジオの閉鎖が明らかとなった。Game fileにてStephen Totilo氏が報じるところでは、子供向けのゲームやパーティーゲームなどのような、一般受けする要素を持つゲームの開発を優先しているとのこと。またNetflixの広報担当者によれば、業務の遂行における優先順位にあわせ、事業の組織変更を実施しているとのこと。
Netflixはゲーム事業への本格参入以来、スタジオ買収や設立などの積極的な展開を実施してきたものの、2024年頃には方針を転換。いわゆるAAA級ゲームの開発を手がけていると目されていたTeam Blueを2024年10月に閉鎖したほか、2025年10月にはBoss Fightを閉鎖。さらに同年12月にはSpry Foxを独立させるなど、Netflixのゲーム部門では、傘下スタジオを縮小・再編する動きが続いていた。
とはいえ、Netflixのゲーム事業そのものは好調なようだ。今年7月に実施された投資家向け電話会議では、共同CEOであるGreg Peters氏がクラウド型のテレビゲームについて、手ごたえを感じると評価。サッカーゲーム『FIFA World Cup Launch Edition』やホラーゲーム『Unhinged』を“最高の立ち上がり”と絶賛していた。一方で手がけるゲームの方向性を絞り、“リビングルーム”向けのタイトルに注力する方針に転換しつつあるようだ。近年ではゲーム業界の競争が激化するなかで、事業を拡大してきた大手各社でも、持続可能性を見極め、注力する領域を絞り込む動きがみられる。今回のNetflixの決定も、そうした業界の状況を物語る事例のひとつだろう。
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