Global Sites
XBOX Game Studiosの複数スタジオが“閉鎖危機”との報道。近年買収されたスタジオも対象で欧米激震、「XBOXリセット」進行中か
マイクロソフトのXBOX部門にて、XBOX Game Studiosの複数のスタジオが閉鎖予定にあり、独立を交渉しているという。

マイクロソフトのXBOX部門にて、XBOX Game Studiosの複数のスタジオが閉鎖予定にあり、独立を交渉しているという。The VergeやBloombergが報じている。
今回The Vergeは、情報筋の証言としてNinja Theoryが閉鎖される見込みであると報道。Ninja Theoryといえば、イギリス・ケンブリッジに拠点を置くスタジオだ。近年では『Hellblade』シリーズを手がけており、先日おこなわれた「XBOX Games Showcase」では最新作『Senua』が発表されたばかりであった。The VergeによるとNinja Theoryのスタッフは現地時間6月15日に閉鎖について伝えられたといい、スタジオの買い手が見つかることを望んでいるという。
さらにBloombergは関係者証言として、カナダ・モントリオールに拠点を置くCompulsion Games、およびアメリカ・サンフランシスコに拠点を置くDouble Fineも閉鎖の危機にあり、XBOX Game Studiosからの離脱に向けた協議をおこなっていると報じている。Compulsion Gamesは『We Happy Few』などを手がけたスタジオであり、昨年には新作『South of Midnight』をリリース。またDouble Fineは『Psychonauts』シリーズの開発元として知られ、昨年には『Keeper』を、今年4月には『Kiln』をリリースしている。
なお今回閉鎖の見込みが報じられているNinja Theory、Compulsion Games、Double Fineは、それぞれマイクロソフトが2018年から2019年にかけて買収をおこなったスタジオだ。スタジオはそれぞれ自社買収により独立するチャンスが残されているものの、結果として多くの従業員を失う可能性が高いという。このほかThe Game Businessは、XBOX Game Studiosの責任者であったCraig Duncan氏が退任したことを報じている。

マイクロソフトのXBOX部門といえば、今年2月、長年ゲーム部門CEOを務めていたPhil Spencer氏が退職。新たにAsha Sharma氏がCEOに就任し、部門名はMicrosoft GamingからXBOXに改称された。
そして先日には「XBOXリセット」と題した組織再編方針が社内向けに打ち出され、同時期に来月以降の大規模な人員削減の可能性が報じられたばかり(関連記事)。同社は「XBOXリセット」の背景として、競争激化による年間売上高の減少や、ハードウェア部品の価格高騰などを挙げていた。またXBOX Game PassやXBOX Cloud Gamingといった過去のデバイス全体の戦略において、コンテンツ供給のためにスタジオシステムを過度に拡大していたとも言及していた。
現状ではあくまでXBOX部門から公式にスタジオ閉鎖や人員削減について言及されたわけではない点には留意したいものの、海外メディア各誌が関係者証言として複数のスタジオが閉鎖される見込みを伝えている状況だ。高評価作品を手がけてきた実績あるスタジオばかりであり、報じられているように閉鎖に至るのか、あるいは独立を果たすのか、今後の動向も注目される。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


