PS5/PS4向け『CoD: Black Ops』『Black Ops II』、あわせて「1100万本超」売れたとの推計。移植作が異例の大ヒット、“古参ゲーマー”に刺さったか

調査会社Alinea Analyticsの推計によると、両タイトルの合計販売本数が1100万本を越え、移植作品として異例の大ヒットとなったようだ。

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Activision Publishingは7月10日、『Call of Duty: Black Ops』および『Call of Duty: Black Ops II』のPS5/PS4移植版を発売した。調査会社Alinea Analyticsの推計によると、両タイトルの合計販売本数が1100万本を越え、移植作品として異例の大ヒットとなったようだ。

『Call of Duty: Black Ops』(BO1)はPC/Xbox 360/PS3/Wii向けに2010年に発売されたFPSだ。プレイヤーは、拘束され尋問されるCIA工作員アレックス・メイソンの回想を通して、1960年代の冷戦の裏側で暗躍したCIA工作員の任務を追体験していく。現在でもTreyarchとともに「Black Ops」シリーズタイトルの開発を手がけるRaven Softwareが初めて参加したタイトルでもある。

そして『Call of Duty: Black Ops II』(BO2)はPC/Xbox 360/PS3/Wii U向けに2012年に発売されたFPSだ。本作では直接の続編として、1980年代のアレックスの物語を回想するパートに加えて、『Call of Duty』シリーズとして初めて2025年の未来の世界が描かれた。未来編では、息子デイビッドに任務が託される。異なる結末を迎える分岐型のストーリー展開なども特徴となっている。

『Call of Duty: Black Ops』

「Black Ops」シリーズは「Modern Warfare」シリーズと並んでそれぞれ展開されており、「Black Ops」シリーズの第1作と第2作がPS5/PS4向けに移植されたかたち。移植にあたっては、1080pの解像度に対応し、マルチプレイモードやゾンビモードもそのまま収録されている。PCやXboxでは現在も購入及びプレイ可能であるものの、PS3向けの後方互換のないPS5/PS4でも遊べるようになったわけだ。

そんな両作についてAlinea Analyticsの推計によると、PlayStationプラットフォームでの両作の売上が約1か月間で1100万本を越えたという。内訳は『BO2』が820万本、『BO1』が300万本。また、両作ともに93%以上がPS5で購入されたと推計されている。リメイクではない移植作品として異例の大ヒットと言えるだろう。

なお、両作はそれぞれ定価が40ドル(国内は5900円)と、移植作品としては強気な価格設定となっている。Alinea Analyticsの推計では、両作品で4億3500万ドル(約690億円)の売上を生み出したという。これはActivisionの買収元であるMicrosoftが、5月にリリースして大ヒットした『Forza Horizon 6』のこれまでの売上に匹敵する規模だそうだ。

なお、PlayStation Plus加入者向けには8月7日まで50%オフで提供されていたが、ここから単純計算すると、セール価格で購入されたのは約65万本、すなわち販売本数全体の約6%程度にあたる。需要を見込んだ思い切った価格設定が、大きな売上につながったものとみられる。

Circana Player Engagement Tracker – US Top 10 Titles by Weekly Active Users (Not Concurrent) – W/E Jul 18, 2026- Call of Duty: Black Ops II ranked 1st on PlayStation… 3 Call of Duty products reached the PS top 10- Palworld took top spot on Steam- PBA Pro Bowling 2026 from 790th LW to 19 on XBX

Mat Piscatella (@matpiscatella.bsky.social) 2026-07-27T13:36:27.849Z

そのほかの調査でも両作の爆発的な人気が報告されている。調査会社Circanaによる7月18日終了週の米国週間アクティブユーザー数ランキングでは、『BO2』がPlayStationプラットフォームでなんと1位に、『BO1』は9位にランクインしている。ちなみに『BO2』ではチーター使用者による被害も報告されており、マルチプレイが賑わいをみせるなかではさまざまなトラブルも生じているようだ(関連記事)。

なお、両作はビジュアルやゲームプレイに変更を加える「リメイク」ではなく、あくまでも現行機向けの移植版だ。オリジナル版の『BO1』『BO2』は、それぞれ2000万本を超えるほどの大ヒット作であるものの、約15年前の作品をPS5/PS4向けに移植することで、再び現役級のヒットを記録したのは興味深い。Alinea Analyticsによると、昔プレイしていた30代から40代のプレイヤーが多数を占めているという。

近年のゲーム業界ではリメイクやリマスターが定番となっているが、今回はほぼそのまま移植して大ヒットしたという珍しいケースだろう。両作と同様にPCやXboxでは現在もプレイできるにもかかわらず、PlayStation プラットフォームではPS3でしか遊べない作品が数多く存在する。これらの作品をPS5/PS4へ移植するだけでも、価格とタイミング次第で再ブレイクすることをすることを、「Black Ops」シリーズが示しているのかもしれない。

Call of Duty: Black Ops』および『Call of Duty: Black Ops II』はPS4/PS5向けに配信中。なお両作はPC(Steam)およびXbox向けにも配信されている。 

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Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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