口で使える“マウス”操作デバイス「MouthPad」登場。スマホもゲームもハンズフリー、お値段1400ドル(約23万円)

Augmentalは7月22日、「MouthPad」の一般販売をアメリカ国内にて開始した。舌でPCなどを操作できる、口用の操作デバイスだ。

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アメリカのスタートアップ企業Augmentalは現地時間7月22日、「MouthPad」の一般販売をアメリカ国内にて開始した。舌でトラックパッドを操作し、ハンズフリーでのデバイス操作を実現した本機はベータテスターなどを含め既に100人以上が利用しているという。

「MouthPad」は「世界初のハンズフリータッチパッド」を謳う操作デバイスだ。マウスピースのように歯に固定する形で上顎に装着する。上顎部分に搭載されたトラックパッドのほか、ジャイロセンサーにより頭部の動きも検知、そして吸うような動きも検知可能だ。これらの操作を組み合わせてマウスカーソルの移動だけでなく、右クリックやスクロール、スワイプといった日常的なデバイス操作の行動を実現している。

「MouthPad」は注文した装着者ごとにカスタマイズされる。歯科による口腔内スキャンによってしっかりとフィットするデバイスが用意される。重さはわずか10gでBluetoothによってデバイスに接続。連続使用は7時間以上と公称されている。価格は1台購入で1400ドル(約23万円)、2台購入で1900ドル(約31万円)となっている。Augmentalの発表では既に6300人以上が待機リストにいるとのことだ。

本機は日常のデバイス操作だけでなくもちろんゲームにも利用可能だ。公式サイトの利用者の声ではゲームができるようになったという声が寄せられている。さらには授業のプロジェクトで『Clockwork Sword』というゲームの開発にまで携わったユーザーもいる。開発に携わったBrian氏は3Dアセットのテクスチャ作成に「MouthPad」を役立てたとのことだ。

「MouthPad」を手がけるAugmentalはアメリカ・サンフランシスコを拠点とするスタートアップ企業だ。スキンウェアと呼ばれる体に装着するインターフェースを開発している。同社は2023年4月に「MouthPad」を発表。約3年を経て一般販売へといたった。ほかにも聴診器をヒントに周りに聞こえない声でも、振動を拾い音声入力を実現する「VOX」などを開発している。

口にくわえて使うデバイスとしてはジョイスティック型のものはこれまでも存在したが、目立ったり設置の手間があったりと使用には一定のハードルが存在した。アクセシビリティに優れた入力方法としては音声入力もあるが公共の場では使いづらいこともある。マウスピース型で軽い本機は気軽に口の中に仕込んでおくことができ、周りを気にせずに利用できる点が魅力的なのだろう。現在はアメリカ国内のみでの販売かつ比較的高額なデバイスとなっているが、今後の世界展開や低コスト化などにも期待したい。

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Genki Hashimoto
Genki Hashimoto

インディーメインに一人称酔い意外は全てを愛するゲーマー。趣味は翌週のsteamリリース全チェック。

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