ゲームエンジンUnity、いきなり規約改訂で「サードパーティー製AIツール」利用を制限か。ただし公式は“データ収集対策”と説明

Unity Technologiesは現地時間6月30日、ゲームエンジンUnityの利用規約を改訂した。

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Unity Technologiesは現地時間6月30日、ゲームエンジンUnityの利用規約を改訂した。この中では、AIエージェントやMCPサーバーを含む、サードパーティー製のAIツールの使用を制限する方針が示されている。ただし同社はRedditにて、ローカル環境でのツールの利用を制限するものではなく、製品データのリバースエンジニアリングやスクレイピングを禁じるための条項であることを説明している。

今回注目を集めているのは、Unityの利用規約のうち、17条2項「Use Restrictions(利用制限)」の改訂だ。新規約ではまず、Unityの提供物やそこから得られたデータなどを、機械学習やAIモデルのトレーニング・検証・開発に用いるには、事前の承認が必要となるとされている。また、AIエージェントや大規模言語モデル、MCPクライアントおよびサーバーなどを用いたアクセスや操作は、Unityが運用または指定するフレームワークを通してのみ許可されるとのこと。

ユーザーはこうしたAIツールの利用について責任を負い、この条項に違反した場合にはアクセスが停止される可能性があるという。そのほか改訂内容には、Unity製品やサービスを対象とした自動スクレイピングやボットの利用制限なども含まれている。

Unityでは近年、AIを用いた開発支援機能の発展に力を入れてきた。Unity 6向けには公式のツールセット「Unity AI」が展開されており、今年5月からはオープンベータが開始。Unity AIには、AIエージェント「Unity AI Assistant」や、テキストからアセットを生成する「Generators」、サードパーティー製AIエージェントとの接続機能「AI Gateway」、そして外部ツールとUnityエディターを統合する「Unity MCP Server」などの機能が含まれている。

こうした背景を踏まえると、今回の規約改定は、AIツールによるUnityへのアクセスについてUnity公式のAI GatewayやUnity MCP Serverなどの管理下に置く狙いがあるともとれる。これまでサードパーティ製のMCPサーバーやAIツールを利用してきたユーザーも存在するため、突然の改訂にユーザーの間では波紋が広がっているようだ。

そうした中で、Unity Technologiesは海外掲示板Redditにて今回の規約改定について説明。ローカル環境でのツールの利用は制限を受けず、あくまでUnityのクラウドプラットフォームやオンラインサービス、アセットストア、およびオンラインAPIにアクセスする場合のみ制限が適用されると説明している。あわせて、Unityの製品データをリバースエンジニアリングまたはスクレイピングすることを禁じる内容であることが伝えられた。ただし、これらは規約に反映されたものではなく、条項の明確化を求める声も上がっている。

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byu/ShayperCool from discussion
inunity

ちなみにAI機能の実装については、Unreal Engineでも進められている。Unreal Engine 5.8では実験的機能として「Unreal MCP」が導入されており、ユーザーはAIエージェントを通じてプロジェクトを制御できるようになった。ゲームエンジンのAIとの連携が広がる中で、今後も各社の方針に注目が集まる。

【UPDATE 2026/7/1 20:56】
Redditでの公式声明をもとに見出しおよび本文を調整

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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