Global Sites
傑作フリーゲーム『Knytt』のPC向け現代リメイク、いきなり無料配信開始。『Baba Is You』開発者による高難度マップも”逆輸入”、公式ゲームモードに
8月10日、個人クリエイターのNifflas氏とインディーゲームスタジオのBit Kidは『Knytt Classic』をリリースした。

8月10日、個人クリエイターのNifflas(Nicklas Nygren)氏とインディーゲームスタジオのBit Kidは『Knytt Classic』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)で、価格は無料。
『Knytt Classic』は、2006年にWindows PC向けフリーゲームとしてリリースされた短編2Dアクションゲーム『Knytt』を現代の環境向けに移植したタイトルだ。


ある日、主人公でおサルの「Knytt」は宇宙人に捕まってしまう。そして、宇宙船で太陽系を巡っていたなか、宇宙船が墜落し、見知らぬ惑星へと降り立ってしまう。プレイヤーはそんなKnyttを操作し、惑星内に散らばった宇宙船のパーツを探し出して宇宙船を修理し、惑星からの脱出を目指すのだ。
内容としては、迷路のように入り組んだフィールドを進む探索タイプのアクションゲーム。だが、戦闘要素に謎解き(パズル)、主人公のアクション拡張といったシステムは一切なく、移動とジャンプを駆使して行く手に現れる起伏に富んだフィールドを乗り越えていくことに終始するという、シンプルかつ純粋な作りが大きな特徴となっている。
オリジナル版『Knytt』は、そんな2Dアクションゲームの基礎的な遊びを突き詰めたゲームデザインと、簡素ながらも独特の“ユルい”世界観を確立させているグラフィック、その雰囲気を引き立てる物静かな音楽で高評価を獲得。海外ゲーム誌「Edge」「Hardcore Gamer」などのメディアからも、癒し効果の高いアクションゲームなどと賞賛を受けた。
2007年にはプレイヤーキャラクターのアクションが拡張されていくシステムを加え、パズル要素とストーリー性の強化も図った続編『Knytt Stories』をWindows PC向けフリーゲームとしてリリース。プレイヤーが自由にマップを作成できるレベルエディターも作られ、Nifflas氏のWEBサイト内のフォーラムを介して追加マップをダウンロードすることもできた。
2010年には2作目の内容をさらに拡張させ、マップの大規模化と全体的なボリュームアップを図った3作目『Knytt Underground』をリリース。3作目は有料タイトルとして開発され、PC以外にPS3、PS Vita、Wii Uのコンソール向けにも発売された。
このうちWii U版は『クニットアンダーグラウンド』の邦題で、2014年にフライハイワークスから日本語ローカライズ版も発売(2026年現在は配信終了)。PC版はSteamで2026年現在も販売中だが、日本語表示には非対応となっている。

本作はそんなオリジナルの『Knytt』を2DアクションRPG『Chasm』、探索型アクションシューティング『WOLFHOUND』を手がけたBit Kidが忠実に移植した現代版となる。基本的な内容はオリジナル版と変わらないが、操作周りはコントローラにフル対応。OSもWindowsのみならず、Mac、Linuxをサポートしている。Steam Deckでもプレイ可能とのことだ。
さらに3つのボーナスモードを新たに収録。ひとつはBit Kidが手がけた高難易度モード「UltraTough」、もうひとつはパズルゲーム『Baba Is You』の作者Hempuli氏による「Knytt XH(Extra Hard)」、そしてデンマークの非営利の実験的ゲーム制作チームCopenhagen Game Collectiveが手がけた「Brutally Unfair Knytt」となる。このうち「Knytt XH(Extra Hard)」と「Brutally Unfair Knytt」は実際にオリジナル版向けに開発され、公開されたMODである。今回の移植版を機に公式ゲームモードとして実装されたかたちだ。

このほか解像度も当時のPCディスプレイを再現したタイプなどが複数用意され、多彩な見た目で楽しめるようになっているとのこと。前述したように日本語表示には対応していないが、セリフなどのテキストはほとんどないので、日本のユーザーでも問題なく楽しめるだろう。アクションゲーム好きや短時間で楽しめるフリーゲーム、そしてWii Uの『クニットアンダーグラウンド』の経験があり、その原点を辿りたいプレイヤーは今回の配信を機に体験してみてはいかがだろうか。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


