SIE脱出シューター『Marathon』、来シーズンに「PvEモード」試験実装へ。ライト層のニーズも満たすため、テコ入れいろいろ準備中

シーズン2ではPvPモードを試験的に実装する予定だという。

デベロッパーのBungieが手がける脱出シューター『Marathon(マラソン)』は6月2日よりシーズン2「Nightfall」を開始予定だ。本作のゲームディレクターを務めるJoe Ziegler氏はまもなく終了するシーズン1での学びも踏まえ、シーズン2ではPvEモードを試験的に実装する予定だと語った。

『Marathon』はPvPvE形式の脱出型FPSだ。『Destiny』シリーズの開発元として知られるBungieが手がけている。プレイヤーはバイオサイバネティック傭兵「ランナー」となり、惑星タウ・セティIVに残されたコロニーを探索。敵対的な保安部隊やライバルのランナーと戦いを乗り越え、軌道上に放棄された宇宙移民船「マラソン号」の真実に迫る。

本作は3月6日に『Marathon』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けにリリース。3か月ごとのシーズン制となることが発表されており、シーズン2は6月2日より開始される。

シーズン1の終了を前に、本作のゲームディレクターを務めるJoe Ziegler氏が公式サイトにて、本作のリリース後に得られた教訓や今後の展望などを語った。この中では、新規プレイヤーにとっての厳しさが学びとして挙げられている。本作は新規プレイヤーにとって学ぶことが多く、装備を整えてもすぐに倒されてしまったり、それによりアップグレードに必要な素材やクレジットをなかなか集められなかったりと、負のループから抜け出しづらい状況にあるとZiegler氏は説明。十分な時間を費やせていないプレイヤーや、固定のクルーがいないプレイヤーはすぐに壁にぶつかり、ソロプレイではさらに難しいとしている。

PvPvE形式の作品として、NPCの脅威も存在する本作だが、現環境ではPvPの要素が色濃く出ていることもあり、新規プレイヤーにとってはハードコアな体験になっているのだろう。Ziegler氏は、接敵を警戒しながら貴重な戦利品を持ち帰る体験も楽しく緊張感があるとする一方で、本作ではリラックスする瞬間を見つけるのが難しいとの見解を述べている。

こうした状況を改善するための施策の1つとして、シーズン2では2つのモードが試験的に導入されるという。まずシーズン開始時には、PvEに重点を置きつつPvP要素も軽く取り入れたモードを試験的に実装。そしてシーズン中盤から後半にかけては、PvE専用モードを試験的に実装するそうだ。これらのモードを通して、さまざまなプレイヤーのニーズに合う体験の提供を目指すという。

試験的なモードの期間限定の実装はシーズン1でもおこなわれており、これまでには無料のスポンサーキットでのみ参加可能なモードや、デュオ専用キューなどが開催されてきた。今回開発者から伝えられたPvE専用モードの実装については、ユーザーからの要望も特に多かったと予想され、シーズン2でついに試験実装がおこなわれるかたちだ。

このほか、グレネードやバブルシールドが蔓延するゲーム終盤のゲーム環境に対してバランス調整が模索されているほか、マッチメイキングシステムの改善によるマッチング時間の短縮をはじめ、さまざまなてこ入れが施されるという。今回公開された記事では、シーズン2のその先、シーズン5に至るまでの展望が示されている。今後もフィードバックやデータに基づいて改善を続けながらシーズン展開を続けていくようだ。

本作はSteamでは発売直後に8万8337人の同時接続プレイヤー数を記録したものの、その後は徐々に減少し、現在では1万人前後となっている(SteamDB)。プレイヤーベースを拡大するにあたっては、新規プレイヤーライト層に訴求できるかという点も課題となりそうだ。今後のシーズン展開により巻き返しを図ることができるのかは注目される。

『Marathon』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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