『Bloodborne』で約11年間ずっと「DLC最終ボス」を倒し続けた猛者が引退表明。“助けを呼ぶプレイヤー”がいなくなったので

『Bloodborne』において、約11年にわたってDLCの最終ボス戦をマルチプレイで手伝い続けてきたというプレイヤーが“引退”を表明した。

Bloodborne』において、約11年にわたってとあるボス戦をマルチプレイで手伝い続けてきたというプレイヤーが“引退”を表明し、話題を呼んでいる。Kotakuが報じている。

『Bloodborne』は、SIEジャパンスタジオとフロム・ソフトウェアがタッグで手がけ、2015年にPS4向けに発売されたタイトルだ。本作の舞台となるのは、獣の病がはびこるヨーロッパ風の都ヤーナム。主人公が狩人となり獣に変貌した罹患者たちと戦いを繰り広げるなかでは、宇宙的恐怖がうごめく悪夢の物語が展開される。ゲームプレイにおいてはソウルシリーズなどの要素を受け継ぎつつ、戦闘がよりスピーディーかつ攻撃的になっている点が特徴だ。

そんな本作にて、とあるボスと戦い続けてきたRedditユーザーのNoahman90氏が引退を表明して話題となっている。同氏は、海外掲示板Redditの本作コミュニティに「『Bloodborne』に別れを告げるときが来た」とするスレッドを投稿。同氏はDLC「The Old Hunters」の最終ボスである「ゴースの遺子」と、協力プレイの助っ人として約11年間ずっと戦い続けてきたという。

本作では、ホストの世界に召喚される協力プレイと、ホストの世界に侵入する敵対プレイが可能なマルチプレイシステムが用意されている。Noahman90氏はホストに召喚された世界で、助っ人として何千回もゴースの遺子を撃破し続けてきたという。しかしプレイヤー人口の減少もあって、もはや召喚されなくなってしまったそうだ。引退を表明すると共に、今までに召喚してくれたプレイヤーに向けて感謝を伝えている。

ゴースの遺子といえば、高い難易度を誇るDLC「The Old Hunters」の最後を飾るボスだ。作中屈指の強敵であり、手にした異様な武器で素早く高火力な攻撃を畳みかけてくる。武器のリーチが長いうえに、遠距離攻撃や広範囲攻撃も織り交ぜてくる隙のないボスである。体力が半減すると形態変化し、落雷による広範囲攻撃などが加わりさらに攻撃が苛烈になる。

Noahman90氏はDLCの配信開始以来、そんなゴースの遺子戦のエリアで助けを呼ぶプレイヤーの召喚を受け、約11年間にわたって撃破を手助けしてきたようだ。ちなみに同氏によると、「Mikato」というプレイヤーは同氏が活動を始めてから5~6年間ずっと共闘し続けてくれたという。ゴースの遺子戦でずっと召喚に応じてくれるNoahman90氏の活動に気づき、周回プレイで同氏を呼び続けていたのだろう。とはいえゲーム外でのやり取りはまったくなかったのか、残念ながら不思議な縁は途絶えてしまったとみられる。Noahman90氏は「もしこれを読んでいるなら、元気でやってるといいな、友よ」と綴り、投稿を締めくくっている。

ちなみにNoahman90氏はReddit上で助けを呼ぶプレイヤーの声にも応じており、つい先日にも救援活動をおこなっていた。またYouTubeでも活動模様を動画として投稿しており、素手での撃破などゴースの遺子戦でさまざまなチャレンジもしていたようだ。引退にあたってはYouTubeでも“ゴースの遺子への別れ”を告げる動画を投稿。編集ソフトの不具合により実際の“最後の戦い”の録画は動画に含められなかったそうだが、鮮やかにゴースの遺子を倒す動画で有終の美を飾っている。

フロム・ソフトウェア作品において強敵の助っ人といえば、『エルデンリング』の「ミケラの刃、マレニア」で召喚され、ほぼ裸同然の装備でソロ撃破を続けてきたLet Me Solo HerことKlein Tsuboi氏が有名だ(関連記事)。一方で今回のNoahman90氏の報告を見るに、過去のフロム・ソフトウェア作品でも同様の活動がおこなわれてきたことがうかがえる。表舞台に出ていないだけで、フロム・ソフトウェア作品や同様のマルチプレイシステムの作品において、ひっそり助っ人活動を続ける親切な猛者はいるのかもしれない。

ちなみにNoahman90氏もLet Me Solo Her氏を尊敬しているそうで、助っ人参戦したゴースの遺子のソロ撃破にも挑んでいた様子。『エルデンリング』での助っ人活動が、『Bloodborne』で助っ人活動をおこなうプレイヤーに刺激を与えていたというのは興味深い。

Bloodborne』はPS4向けに発売中。今年4月にはアニメ映画の製作が発表されており(関連記事)、熱望されてきたゲームでの新展開があるかどうかは引き続き注目される。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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