同接14万人『タスクバーヒーロー』、あまりの人気に“トレード機能”大幅制限へ。「Steamのサーバーが限界」と怒られたので

Nugem StudioおよびTesseract Studioは6月1日、『タスクバーヒーロー(TBH: Task Bar Hero)』のアイテム取引についての仕様変更を発表した。

デベロッパーのNugem StudioおよびTesseract Studioは6月1日、『タスクバーヒーロー(TBH: Task Bar Hero)』のアイテム取引についての仕様変更を発表。あわせて本日6月1日の21時までに「Steamマーケット」「Steam保管庫」「交易船」に出品中のアイテムを取り下げるように伝えている。

『タスクバーヒーロー』はデスクトップの片隅でドット絵のキャラが自動で冒険する、放置系RPGだ。基本的にプレイヤーは冒険者たちがモンスターなどと戦い、経験値や戦利品を拾得するさまを眺めるのみだが、ときおりスキルポイントを振り分けたり、アイテムを整理、強化したりしていく。

本作はPC(Steam)にて5月27日に基本プレイ無料で配信開始された。ほとんど放置したままでプレイ可能な点などが好評を獲得し、同時接続プレイヤー数は右肩上がりで増加。本稿執筆時点ではピーク時に14万人を突破する大人気を博している(SteamDB)。

本作では入手したアイテムを、Steamマーケット上でSteamウォレット残高を用いてトレードが可能。ただこうした機能について、仕様変更がおこなわれるという。本作の開発チームがSteamにて「緊急のお知らせ」として投稿した公式ニュースによると。今回のアップデートでは「Steamマーケット」「Steam保管庫」「交易船」に出品中のアイテムのうち、以下のアイテムが削除される模様だ。アップデート時に削除されたアイテムの復旧は困難だそうで、日本時間6月1日21時までに出品を取り下げるように伝えられている。

・アンコモン・コモン・レア等級の装備すべて
・特定レベルの装備アイテム(25、35、45、55、60、70、75、85、90レベルに該当するすべての装備)
・Bタイプの装備アイテム(※アイテムのタイプは、Steamに出品した際にアイテム名の後ろに付くA/Bで見分けられます)

あわせて、マーケット取引自体も、キューブレベルが10以上であることが新たに条件となる。出品可能なアイテムについては、装飾・彫刻・碑文・製作素材はコモン等級でも取引可能ながら、装備についてはレジェンダリー等級以上に限って出品できるように変更。25、35、45、55、60、70、75、85、90レベルの装備はゲーム内で引き続き使用はできるものの、今後は入手できなくなり、合成およびマーケット取引も不可能になるそうだ。そうした変更に伴い、アクトボス宝箱以外の、特定の区間で得た宝箱についてはアイテムが出なくなる可能性もあるという。アップデート前にすべての宝箱を開いてアイテムを獲得しておくように伝えられている。

なおアイテム出品の仕様変更の背景には、「Steamサーバーの負荷が限界に達した」ことがあるという。先述したとおり本作はたいへんな人気を博しており、Steamマーケット上には多数のアイテムが出品されることに。ゲームが過剰なサーバーリクエストを送信したことが、Steamのサーバーに問題を引き起こしたことがSteam側で確認されたという。これを受けてSteam側から、アイテムを基準に合わせて削減するように要請を受けているそうで、サービスを安定して維持するためにマーケットで取引されるアイテムの種類を減らさざるを得ない状況になったと説明された。

なお開発元は今回の声明に先がけて、公式Discordでも状況について説明。この際には、不正行為者がSteamのサーバーに異常なアイテム作成リクエストを送信していることもサーバーの問題の原因になっていると伝えていた。本作では発売直後にもチート使用者が出現し、永久BAN対応がとられたことが伝えられていたが(関連記事)、引き続き不正行為も開発元の悩みの種となっているようだ。

いずれにせよ開発元は十分な技術的検討を行わずにゲームを制作したとして謝罪を綴っており、この数日間の問題についてはゲーム内通貨の付与では補償にならないとの考えを説明。補償として、有料DLCとして準備していた「キャラクターコスチューム6種」が無料配布される予定を伝えている。

配信開始後、基本プレイ無料ということも相まって爆発的な人気を博している『タスクバーヒーロー』。特徴のひとつであるSteamマーケットでのアイテム出品機能を巡って、Steamのサーバーが悲鳴を上げる状況があったようだ。なお本作の装備はこれまで、アンコモン・コモン・レア等級など比較的入手しやすいレアリティのものや、低レベルのものもSteamマーケットに出品可能であった。ただ開発チームの予想を大きく上回るという膨大なプレイヤーが集まっていることもあり、多種多様なアイテムが出品されていた。そうした状況もあって、Steam側からの要請で開発元がサーバー負荷を抑える対策に乗り出すという、珍しい事態になったかたちだ。アップデート後に問題が解消されるかどうかも注目される。

『タスクバーヒーロー』はPC(Steam)向けに無料で配信中だ。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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