魔女の占いタロットゲーム『The Cosmic Wheel Sisterhood』Steam高評価スタート。選択で分岐する物語から目が離せない

 

Devolver Digitalは8月17日、インディースタジオDeconstructeamが手がけるアドベンチャーゲーム『The Cosmic Wheel Sisterhood』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、日本語表示に対応している。本作はSteamにて、94%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。

『The Cosmic Wheel Sisterhood』は、占い師の魔女「フォルトゥーナ」を主人公とする、ナラティブアドベンチャーだ。彼女はある罪に問われ、コヴン(魔女の集団)によって小惑星に流刑となってしまう。そこで過ごすなかで、耐えられないと感じた彼女は、自由を取り戻す望みをかけ、禁断の存在と契約を結ぶ。

プレイヤーはフォルトゥーナとなり、200年ぶりに魔女の友人と繋がりを持ったり、見知らぬ魔女と出会ったりする。そして彼らの過去と未来を読み解くために、自分で作成したカードを使い、占いをすることになる。そうして宇宙の深淵を覗く中で、次第にフォルトゥーナ自身だけでなく、コヴン(魔女の集団)や、宇宙の魔女社会の運命すら左右する流れに巻き込まれていく。占いに用いるカードは、何百もの選択肢が用意されており、出会うキャラクターの運命を読み解き決定する手助けをしてくれる。


本作でおこなう選択は占いもふくめ、すべてが物語の結末に直結してくる。ひとたび決断したなら、もうやり直すことはできない。しかもそれがどう影響するかは、事態が変化するまでわからないこともある。そんな“一期一会”の物語に惹きつけられる人も多いようである。なお本作はレビュー集積型サイトMetacriticのメタスコアでも85点を記録しており、メディアからの評価も高いことも付け加えておきたい。


本作を手がけたDeconstructeamは、スペイン・バレンシアを拠点とするインディースタジオだ。すでに『The Red Strings Club』や『Gods Will Be Watching』を配信している。過去作についても、美しいピクセルアートや選択によって分岐する物語が特徴となっており、それは本作にも引き継がれている。上記の2作も好評を獲得。なお本作の日本語訳は、『The Red Strings Club』と同様に翻訳家の伊東龍氏が担当している。同スタジオへの解像度高めの日本語訳を楽しむのも、本作の楽しさのひとつかもしれない。

『The Cosmic Wheel Sisterhood』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信中だ。