占い魔女タロットゲーム『The Cosmic Wheel Sisterhood』発表。流刑の魔女が自作カードで“宇宙魔女社会の運命”を形作る

 

Devolver Digitalは4月28日、Deconstructeamが手がけるアドベンチャーゲーム『The Cosmic Wheel Sisterhood』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、2023年内に配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『The Cosmic Wheel Sisterhood』は、占い師の魔女フォーチュナを主人公とするナラティブ・アドベンチャーゲームだ。彼女は、とある罪に問われコヴン(魔女の集団)の長によって流刑に処された。そして流刑先の小惑星にて過ごすなかで、もう耐えられないと感じ、自由を取り戻す望みをかけて禁断の存在と契約を結ぶこととなる。

本作にてプレイヤーはフォーチュナとなり、200年ぶりに魔女の友人と繋がりをもったり、見知らぬ魔女と出会ったりすることに。そして、彼らの過去と未来を切り開くために占いカードを作成し、タロットデッキとして使用するという。占いカードは何百もの選択肢のなかから作成でき、出会うキャラクターの運命を理解し決定付ける手助けをしてくれるとのこと。



公開されたトレイラーやスクリーンショットでは、ベースとなるカードにさまざまな絵柄のパーツを配置して、オリジナルの占いカードを作成できることがうかがえる。詳細は不明ながら、取り入れたパーツやその配置によって、カードの効果が変化するのかもしれない。また、占いカードは2枚を組み合わせて使用することになる模様。カードを提示するシーンでは、人物の行動や運命など特定のテーマに対して占いカードを切っているようにみえる。

本作では、アイデンティティーやコミュニティー、そして個人の果たすべき責任というテーマをもとに、フォーチュナにまつわる数十年におよぶ物語が描かれるとのこと。そのなかで彼女は、コヴンを取り巻く複雑な利害関係を知り、宇宙の魔女社会の運命を左右する政治的な陰謀を目にすることに。また、自分の力と自身の決断が、他者とコヴンの運命に影響を与えることとなり、プレイヤーの選択次第で物語は分岐していく。

本作の開発元Deconstructeamは、『The Red Strings Club』や『Gods Will Be Watching』を手がけたことで知られるインディースタジオ。美しいドット絵ビジュアルや、先述した分岐シナリオは同スタジオの得意とするところで、本作にも活かされている。また収録楽曲には、上述の2作にも携わったfingerspitがふたたび参加し提供する。

『The Cosmic Wheel Sisterhood』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに2023年内に配信予定だ。日本語ローカライズは架け橋ゲームズが担当するとのこと。