『ソウルキャリバー 6』に、『ウィッチャー3 』よりゲラルトがゲストキャラクターとして参戦決定。剣と印を駆使して戦う

 

バンダイナムコエンターテインメントは3月15日、武器格闘アクションゲーム『SOULCALIBUR VI(ソウルキャリバー 6)』に、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の主人公「ゲラルト」がゲストキャラクターとして参戦すると発表した。数日前より『The Witcher』シリーズ公式SNSが、何らかのコラボレーションを匂わせる投稿をおこなっていたが、今回正式発表を迎えた形だ。

『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、CD PROJEKT REDが手がけたRPGで、これまでに1000万本以上を売り上げている大ヒット作だ。国内ではスパイク・チュンソフトから発売されている。白髪の風貌から「白狼」とも呼ばれるリヴィアのゲラルトは、モンスターを駆除するウィッチャーの一人。銀製と鋼鉄製の2本の剣と、呪文の印を駆使して戦う。

今回公開された『ソウルキャリバー 6』のトレイラーでは、御剣平四郎と剣を交える様子が紹介されている。戦いでは剣術のみならず、印を駆使している様子も見られるが、『ウィッチャー3』に登場した炎を発生させる「イグニの印」や、衝撃波で敵をひるませる「アードの印」などが再現されるという。これにより、ほかにキャラクターとはまた異なる戦略や立ち回りが生まれそうだ。バトルの舞台も、『ウィッチャー3』に登場した、ゲラルトが育った「ケィア・モルヘン」の山城が再現されており、BGMも同作の「Hunt or be Hunted」が使用されている。また、ゲラルトの声優は『ウィッチャー3』と同じ山路和弘氏が務めているようだ。海外の英語版でも同じ声優が担当しているという。

CD PROJEKT REDのコミュニティリードMarcin Momot氏によると、今回のコラボレーションはまずバンダイナムコ側からの提案があり、『ウィッチャー』のファンにも楽しんでもらえるだろうと考えて受けることにしたという。その開発に当たっては、『ウィッチャー3』の開発で使用されたゲラルトのアニメーションやモデリングデータ、武器などのアセットをバンダイナムコに提供したとのこと。その出来映えについてMomot氏は、どちらのファンにも気に入ってもらえるものに仕上がったと思うと述べている。また、CD PROJEKT RED ジャパン・カントリー・マネージャー の本間覚氏は、全監修工程の取りまとめを担当したという。

『ソウルキャリバー 6』の登場キャラクターはこれで9人が明らかになっており、まだまだ増えることが予想される。『ソウルキャリバー』シリーズにはこれまでにも、『アサシン クリード』のエツィオや、映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーやヨーダ、『鉄拳』の三島平八、『ゼルダの伝説』のリンクなど、さまざまなゲストキャラクターが参戦しており、さらなるコラボレーションが待っているのか注目される。『ソウルキャリバー 6』は、PC/PlayStation 4/Xbox One向けに2018年発売予定だ。