デスクトップ下部分で農業する放置ゲーム『Rusty’s Retirement』Steam好調スタート。人気のデモ版から要素多数追加で、ながら農場経営がはかどる

 

Mister Morris Gamesは『Rusty’s Retirement』を4月26日にリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応する。本作はリリース後さっそく好評を集めているようだ。


『Rusty’s Retirement』は放置系農業シミュレーションゲームだ。最大の特徴はPC画面の下部分を利用する点。画面のほかの部分で別の作業をしながらプレイできる。プレイヤーは、主人公のRustyが作物を育て、収穫するのを見守ることになる。おいしそうなニンジンやみずみずしいトマトまで、進行に応じてさまざまな作物がアンロックされていく。

本作は今年2月にデモ版を発表。そして今回4月26日に正式リリースされた。デモ版公開から正式リリースの期間にかけては、巨大な作物が追加。これはランダムな確率で農場に登場する。巨大作物は眺める用として取っておくことも可能だが、複数回クリックすることによって収穫もできる。

また建築物などの移動も可能となっている。移動にあたってオブジェクトを選択すると、オブジェクトは箱の状態に戻る。Rustyが箱を移動先まで運ぶことによって、引っ越しは完了する、という流れだ。また画面を縦方向に占有する垂直モードに加え、配信プラットフォームTwitchとの連携も実装。Twich連携機能を利用すると、本作を配信している配信者の画面に映っているお手伝いロボットを、コメント投稿することでコントロールできるとのことだ。他人の”ながら”牧場を一緒に経営する楽しみかたもできそうだ。


そんな本作はリリース以降さっそく高い評価を獲得している。SteamDBによれば、本作の同時接続プレイヤー数はリリース直後から上昇し、ピーク時で6250人を記録。“ながら”農場の経営者が、多く集まっている様子だ。

Steamユーザーレビューについても、本稿執筆時点で約400件中99%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ピクセルアートで描かれる、脱力感のあるデザインにリラックスされるという点が好評。またデスクトップの下部分を使うシステムのため、作業しつつ軽く楽しめるというゲームプレイも好評を博している。

本作を手がけるのはMister Morris Games。個人開発者のJordan Morris氏によるスタジオだ。同氏は2Dロボットアクション『Haiku, the Robot』を制作。ピクセルアートによるかわいらしいグラフィックが反響を呼び、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューが約1700件中91%の好評率の「非常に好評」ステータスを獲得。本作では放置系シミュレーションとしてジャンルが変わったものの、同氏の持ち味ともいえるアートスタイルが、引き続き高い評価の一因となっているかたちだ。

『Rusty’s Retirement』はPC(Steam)向けに販売中。なおリリース記念セールとして、5月8日まで定価750円のところを10%オフの675円で購入可能だ(いずれも税込)。