Rescrasは4月27日、毎日起動し続けることで1年間のすべての日付を埋めるコレクションゲーム『Check in』をPC(Steam)向けにリリースすると発表した。
『Check in』は、1月から12月までの各日付が設定されたボックスすべてにチェックマークを入れていき、コンプリートを目指すという作品。ゲームを起動すると、現実の日付に対応するかたちでチェックマークが入れられるようだ。タイトル名は宿泊施設に到着した際の手続きを指す「チェックイン」と、ゲーム作品における「ログイン」をかけた小粋なネーミングとなっている。
ストアページでは「複雑な操作は必要ありません」と記されていることから、込み入ったゲームプレイや長大なボリュームの作品に苦手意識があるユーザーにも、気軽に楽しんでほしいという制作への思いがうかがえる。一方で、すべての日付を埋めるためには「忍耐が必要」と説明されており、目的を達成するうえで長い期間にわたって向き合う覚悟もある程度は求められている。
また、「日々のチェックインのプロセス中に、いつでもゲーム内で気持ちを共有することができます」とのストアページ文からは、プレイヤー自身の心の状態を観察し、その日ごとの調子や感情にも意識を向けるセルフケア的なモニタリングツールとしての側面も意図されているのが汲み取れる。メンタルヘルスの分野などでは、そうした行為を「チェックイン」と呼んでおり、ここにもネーミングの意味が重ねられているのかもしれない。なお詳細は不明だが、特定の日を逃した場合には救済策が複数用意されているとのことで、あまり気負いをせずとも楽しめる作品となっていそうだ。
ストアページ上で確認できる範囲でのゲーム画面は、各月の名前とチェックボックスのみに絞った極めてシンプルなデザインとなっている。カラーリングの変更も可能なようで、白色以外に水色やレインボーカラーで表示されたスクリーンショットも見受けられた。
『Check in』は、PC(Steam)向けに5月2日のリリースを予定している。本作は日本語を含む10言語に対応予定だ。