『Dying Light』で恐怖のハロウィンナイト。『レッド・デッド・リデンプション2』のイベントの多さは圧巻。『テトリス エフェクト』体験版は刺激的。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。156回目です。

 

ハロウィンホラーナイト

ハロウィンといえばゾンビ、ということで『Dying Light』を再びプレイしています。非常にアクション性の高いパルクールが導入されていることが最大の特徴で、高所に登ってくることができないゾンビ習性を活かして、パルクールのみで目的地に辿りつくこともできます。ビビりな私は、できるだけゾンビとの戦闘を避けてゲームクリアしたのですが、せっかくなので地上でゾンビと戯れてみようと意気込んでゲームを起動したわけです。

……無理だ。改めてマップ全体を見渡してみると、尋常ではない数のゾンビがそこらを這いつくばっていて非常に怖い。一人称視点で後ろの様子が分からないということもあり、常にゾンビに追い回されている感覚に襲われるうえに、ばっちりと部屋の電気を消していたのでリアルでも背後が気になって仕方がない。どうしようもなく怖いハロウィンホラーナイトを過ごしたのでした。
by Akinori Matsushita

 

『テトリス』を通じた新たな体験

今週は『テトリス エフェクト』の体験版をプレイ。『テトリス』は何度もプレイし、ついのめり込んでしまう面白さも理解していますが、かといってやり込むほどでもなく、好みの作品がある訳でもなく。ですので新作が出るたびにチェックすることはないのですが、本作にはどうも惹きつけられるものがあります。

水口哲也氏が手がけるということで、音と映像の演出がゲームプレイとシンクロしていく気持ち良さは期待どおりであり、刺激的であり、また驚きもあり。後から振り返ると、フィールドがやたら小さかったことに気づくのですが、画面一杯に派手なエフェクトが飛び散る中でもプレイし難く感じないのが不思議。それほど意識が集中するということでしょうか。この辺りは勝手知る『テトリス』だからという面も大きいのかも。また演出だけでなく、時間を停止するゾーンなど新たなシステムも面白い。世界中のプレイヤーを繋ぐ仕掛けもあるようで発売が楽しみです。
by Taijiro Yamanaka

 

予想できないのが楽しい

先週に引き続き『レッド・デッド・リデンプション2』をプレイ。シナリオ進行は放置しつつ、狩りや放浪に勤しんでいます。オープンワールドというジャンルで見た時、『レッド・デッド・リデンプション2』のイベントの多さには驚きます。いわゆるクエスト的なもの以外にも、大工親子のしがらみに巻き込まれたり、さらわれた女性を追跡したり、襲われている馬車に助力できるなど多種多様な出来事がアーサーを待ち受けます。そしてどれも、固有イベントだというのだから驚きです。ようするに、道を歩いているだけでもいろんなイベントに遭遇するわけです。

イベントを大量に用意するのが大変だからか、オープンワールドゲームにおいてはエリアの広さに対してのイベント数が少なめなタイトルが多い印象です。自動生成的なイベントでフォローしたり、収集クエストでフォローしたりといろんなアプローチがありますが、『レッド・デッド・リデンプション2』は大量の手作りイベントが用意されています。序盤こそはゲーム展開の関係もあり、不自由さや疲労感に苛まれやすいゲームですが、チュートリアルやゲームシステムの説明はかなり丁寧で、自由移動ができるようになると閉塞感は薄まります。演出やリアル描写も圧巻ですが、オープンワールドとしても圧巻の出来で、いまだに未知のイベントとの遭遇に高揚しながら遊び続けています。なかなかできない体験です。
by Minoru Umise