戦時下生活サバイバルゲームの傑作『This War of Mine』、なんとリメイク版が開発中との発表。「現代的な視点」で刷新される、一般市民から見た戦争

11 bit studiosは4月21日、同社の2025年度の業績発表の中で、『This War of Mine』のリメイク版を手がけていることを明らかにした。

デベロッパー/パブリッシャーの11 bit studiosは4月21日、同社の2025年度の業績を発表した。この中では、現在開発中の複数の新作タイトルについても報告され、そのひとつとして『This War of Mine』のリメイク版を手がけていることを明らかにした。

本作は、2014年に発売されたサバイバルゲームだ。1990年代に勃発したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のサラエボ包囲をモチーフに、一般市民の視点から過酷な戦争を描いた作品である。

『This War of Mine』では、敵軍に包囲された都市の一般市民となって生き延びることを目指す。キャラクターはプレイするたびにランダムで選択され、昼間は敵の狙撃手に怯えながら避難場所であるシェルターを管理。ほかの生存者たちの世話をおこなう。そして夜になると、食料や医薬品などの物資を求めて街に出るミッションに挑む。この中では、生存者たちの生死を賭けた難しい判断に迫られる。

本作は、PC向けに2014年11月に発売され、その後コンソール・モバイル向けにも展開。物語を拡張するDLCも複数リリースされ、非常に高い評価を獲得した。また、戦時下での一般市民の過酷な生活をリアルに描いた作品ということもあり、ポーランドでは2020年に国民教育省による学生向けの推薦図書リストに本作が追加(関連記事)。また開発元が、ロシアによる侵攻を受けるウクライナの赤十字に、本作の一定期間の収益を全額寄付したことでも話題となった(関連記事)。

今回開発元11 bit studiosは、2025年度の業績発表の中で、現在開発中の新作タイトルのひとつとして『This War of Mine』のリメイク版を手がけていることを報告した。対応プラットフォームや発売時期は未定。ゲーム内容など詳細も現時点では伏せられているが、同社CEOのPrzemysław Marszał氏は、単なるリマスターではないとコメント。現代的かつ斬新な視点で刷新し、複数年にわたるライフサイクルと、コミュニティの長期的なエンゲージメントを念頭に置いて制作していると説明した。なお、本記事に掲載しているスクリーンショットは、すべてオリジナル版のものである。

ちなみに、このほかの開発中の新作としては、すでに発表済みの『Frostpunk 1886』(関連記事)や、「P12」および「P14」というコードネームが付けられた2つの新規IPタイトル、また『Frostpunk』シリーズの世界観を採用した別の新作も手がけているとのことだ。

『This War of Mine』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One/iOS/Android向けに発売中だ。PS Plusのゲームカタログ向けにも提供されている。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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