Steam Deckを「ゲームボーイ風」に魔改造する人現る。小型化しすぎた結果、スティックとパッドがかろうじて面影を残す

あるユーザーが、Steam Deckをゲームボーイ風の筐体に納める改造を施したとして注目を集めている。

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あるユーザーが、Steam Deckをゲームボーイ風の筐体に納める改造を施したとして注目を集めている。ただし、残りの工程で苦戦しているようで、完成までにはもう少しかかるとみられる。

Steam DeckはValveが手がける携帯型ゲーミングPCだ。専用に調整されたSteamOSが採用され、ユーザーは自らのSteamライブラリにアクセスし、互換性のあるPCゲームをどこでも楽しめる。2022年に液晶ディスプレイ(LCD)モデルがリリースされ、2023年には有機ELディスプレイ(OLED)搭載の新モデル「Steam Deck OLED」が発売されている。国内ではSteam Deck公式販売パートナーであるKOMODOより販売中。

RedditユーザーのPhyFawkes氏は8月9日、「r/SteamDeckModded」コミュニティにて「SteamBoy」というデバイスを開発していることを発表した。同氏によれば、Steam Deckのマザーボード(基盤)がかなり小さいことに気づき、ゲームボーイサイズのSteamDeckを作れるのではないかというアイデアを数か月前に思いついたそうだ。

開発途中の画像を見ると、ゲームボーイ風の縦長の筐体に、マザーボード、バッテリー、スピーカー、そして各種ボタンやスティックが搭載。そして筐体下部には、Steam Deckのトラックパッドもしっかりと埋め込まれている。ただし、同機の特徴でもあるグリップ一体型の筐体についてはそのすべてが消失している。そのため、持ちやすさなどを犠牲にしつつ、小型化をとことん突き詰めたといったデバイスになっているようだ。

なお、冷却機構としては、AliExpressで購入した小型のファンとヒートシンクを、3Dプリンターで作ったカスタムマウントに乗せて組み込んでいるといい、これが想像以上に冷やせているそうだ。

Image Credit: PhyFawkes on Reddit

なお残りの作業としては画面の調整があるとしているが、これが他のどの箇所よりも難しい作業になるという。利用しているディスプレイは、VR用に設計された1200x1080px・90HzのAMOLEDパネルで、これを動作させるためには、Steam Deckのリボンケーブルとディスプレイの間を繋ぐカスタムアダプタ基盤を自作する必要があるとのこと。またBIOSの改造なども伴うようだ。

その後同氏は、実際に『Slay the Spire 2』をプレイするデモ映像を公開している。ただ前述したように筐体上の小型液晶はまだ動作しないようで、デモでは大きなPC用モニターに接続してプレイしている。なお同氏はトリガーの搭載も検討しているようだが、筐体の容量の問題もあり難しいようだ。とはいえ、そのほかの各パーツは全て小さな筐体に押し込まれているようで、完成目前といった状態であることがわかる。

Image Credit: PhyFawkes on Reddit

なお、Valveは自社のハードウェア向けにCADファイルを配布するなど、製品の改造に対して比較的寛容な姿勢を取っている(関連記事)。そうしたなかでは、たびたび熱心なファンによる魔改造っぷりが伝えられており、先日には家族に勝手に使われないように、無断で触れた者に警告し、テーザーをお見舞いするSteam Deckが注目を集めた(関連記事)。

今回PhyFawkes氏が作るSteamBoyは、小さくパワフルな携帯型ゲーミングPCとして知られるSteam Deckを、さらにコンパクトに作り変える試みとして、注目を集めているかたちだ。ディスプレイ問題が解決し、実際にその小さな筐体で動作する様子が楽しみだ。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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