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“痛車BAN”で物議醸す『Forza Horizon 6』公式が「通報は人力で審査」「通報数は関係ない」と強調。“集団通報が原因”との疑惑渦巻くなかで
『Forza Horizon 6』のサポートを担当するTurn 10からは、人力でのモデレーションをおこなっている旨が強調されている。

『Forza Horizon 6』のサポートを担当するTurn 10は9月24日、「Forza Code of Conduct」を更新した。直近ではいわゆる“痛車”デザインを手がけるユーザーがBANされたという報告が相次いでおり、国内ユーザーコミュニティを中心に批判も渦巻いていた。そうしたなかで更新されたForza Code of Conductでは、人力でのモデレーションをおこなっている旨が強調されている。
『Forza Horizon 6』は、オープンワールド・ドライビングゲーム『Forza Horizon』シリーズの最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/XBOX Series X|Sで、XBOX/PC Game Pass向けにも展開。PS5向けには今年後半の発売が予定されている。世界各地を舞台としてきた同シリーズにて、『Forza Horizon 6』ではついに日本が舞台に。東京の繁華街や田舎、峠道から雪山まで、さまざまなロケーションでのドライブやレースを楽しめる。
本作を含む『Forza』シリーズ作品では、車体のチューニングのほか、デカールやペイントを用いてデザインをカスタマイズすることが可能。作成したデザインは共有することも可能で、ユーザーは自由にダウンロードして、作者にはゲーム内通貨が還元される。そんなデザインの人気カテゴリとして、アニメ絵のキャラクターが描かれた「痛車」が存在した。

一方で、本作では痛車を作成する一部のユーザーのデザインの共有がBANされるといった状況が国内外で報告されてきた。背景にはとあるコミュニティの通報運動が関係しているのではないかとする見方も広がっており(関連記事)、痛車の人気作者が相次いで作品の共有を停止。問題が表面化してから数か月経ってからも状況は改善されていないようで、直近ではデザインを外部に共有していない、未公開の制作途中のデザインを理由としてアカウントをBANされたというユーザーの報告も上がっている。アカウントを変えてもプレイすることのできない、ハードウェアBANという厳しい措置がとられているようだ。明らかに規約違反とみられるデザインだけでなく、過去作では問題視されなかったような痛車デザインでもBANされているとみられる。国内ユーザーコミュニティからは批判が殺到しており、Steamストアページにも数多くの不評が寄せられている。
そうした混乱が巻き起こるなかで、Turn 10のサポートチームは9月24日、「Forza Code of Conduct(Forza行動規範)」を更新。違反行為として挙げている「不適切なユーザー生成コンテンツ」について、そのモデレーションのフローが説明された。

同社によれば、ゲーム内の通報システムによってコンテンツが報告されると、まずそのコンテンツは人間のモデレーターによるレビュー待ちのキューに追加されるという。なお通報の数は優先度やキュー内の位置に影響を与えないとのこと。そして人間のモデレーターが深刻度や過去の違反に基づいて措置を決定。初めての違反については警告メッセージの表示のみとなり、その後は違反を重ねるごとに、停止期間は延びていくという。ただし、画像に児童性的コンテンツや露骨な性的コンテンツなど、サポートチームがゼロトレランスとして定めるコンテンツが含まれていた場合には、過去の違反歴に関係なく永久BANが科されるとのこと。
文書の中では、モデレーションチームがユーザー生成コンテンツを一つひとつ綿密に評価し、一貫したチェックリストをもとに適切な停止期間を決めているとアピールされている。ユーザー間ではかねてから、先述した“通報運動”を背景として通報数に応じて人間のチェックを経ずに機械的にBANがおこなわれているのではないかといった疑念も寄せられていた。そうしたなかで、通報されたコンテンツのレビューが人力でおこなわれている点が強調されたかたちだ。
一方で、声明の内容を踏まえてもなお批判の声は止んでいない。上述したように、制作途中で未公開のデザインまでBANの根拠になったとする報告や、痛車のデザイン規制が過去作よりも厳しくなっているとする指摘もあり、依然として不透明なBAN基準に引き続き批判は集まっている。
なお今回のForza Code of Conductの更新では先述のとおり「通報の数は優先度やキュー内の位置に影響を与えない」と強調された。もし“通報運動”というかたちで組織的に通報機能が悪用されているとしても、通報数ではなくあくまで通報されたコンテンツの内容などから判断しているという説明なのだろう。いずれにせよ国内ユーザーからは、痛車文化の根付く日本を舞台とする新作で、痛車をめぐるデザイン規制が厳しくなったとみられる状況に対する批判が加熱している。今後の対応によってユーザーコミュニティとの溝が埋まるのかどうかは注目される。
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