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海賊版コミュニティにて、『CONTROL Resonant』を“買って応援”の輪が広がる。えらい、でもそれが普通
人気を博している『CONTROL Resonant』について、海賊版コミュニティにて“正規の手段で購入する”という支援の輪が広がりつつあるようだ。

Remedy Entertainmentは9月24日、『CONTROL Resonant(コントロール レゾナント)』を発売した。さっそく人気を博している本作は、なぜか海賊版コミュニティから、正規の手段で購入するかたちで“支援”されているようだ。
『CONTROL Resonant』は、『CONTROL』の続編だ。前作は主人公ジェシー・フェイデンが、政府の機密機関であるFBC(連邦操作局)の本部オールデスト・ハウスを乗っ取った異世界の脅威ヒスと、その狂気に飲み込まれた強大な能力者である弟・ディランに立ち向かう作品だった。『Resonant』では、そのディランが主人公に。超常的災害により崩壊したマンハッタンを舞台に、変形する近接武器「Aberrant(アベーラント)」を振るい、正体不明の宇宙的存在へと立ち向かう姿が描かれる。変形銃を使ったシューターとなっていた前作から打って変わって、激しい近接戦闘が繰り広げられることになる。

本作は6月3日に発表され、9月24日にリリースされた。人気作『CONTROL』の続編ということもあり注目を集めていた本作は、すぐさま盛況となった。Steam同時接続プレイヤー数は3万4000人を突破(SteamDB)。Steamユーザーレビューではすでに1000件以上のレビューが寄せられており、うち87%が好評を投じる「非常に好評」ステータスを獲得している。
そんな『CONTROL Resonant』は海賊版コミュニティにも好意的に受け入れられているようだ。Reddit上には海賊版ゲーム専門のサブレディットが存在。著作権で保護されたコンテンツへのリンクの掲載などは禁じられつつ、さまざまなゲームの海賊版に関する情報共有がされてきた場所だ。そこでは、『CONTROL Resonant』をプレイしたユーザーが高く評価するスレッドを投稿し、多くの賛同コメントなどが寄せられている様子。中にはゲームのクオリティを評価し、“購入すべき”ゲームとして本作を絶賛する声も見られる。
ところで、本作の開発元Remedy Entertainmentは昨年10月、『FBC: Firebreak』の売上が低迷したことなどを理由として業績予想を下方修正し、CEOを務めていたTero Virtala氏が辞任(関連記事1、関連記事2)。こうした背景もあってか、厳しい状況にあるとみられるRemedy Entertainmentを“支援”しようと、海賊版コミュニティのユーザーも『CONTROL Resonant』の購入を勧める流れが広まっているようだ。

海賊版コミュニティにて“普通に購入しよう”という運動が広まることは過去にもあった。2025年にリリースされた『Hollow Knight: Silksong』では、2300円(19.99ドル)という、ボリュームに対して安価な価格設定となっていたこともあってか、海賊版コミュニティが「正規の購入」を呼び掛けるという珍妙な事態も見られた(関連記事)。
とはいえ、本来ゲームとはフリーゲームや基本無料ゲームなどでなければ、通常は購入してプレイするものだ。一部ユーザーは経済的困窮を理由として海賊版の存在を正当化することもあるが非正規の入手手段には変わりない。国によって要件は異なるものの、たとえば日本では海賊版をアップロードする行為は違法であり、それと知りながらダウンロードする行為もまた罪に問われる可能性がある。一風変わった“支援”の輪ではあるが、もとよりスタジオを取り巻く事情とは関係なく、すべからく正規の手段で購入すべきであろう。
『CONTROL Resonant』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中。
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