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『ウィッチャー3』新拡張パック「追憶の調べ」は「なんで今さら新DLC」という疑問に答えてくれそう。実機プレイ鑑賞会でわかったいろいろ
東京ゲームショウ2026のRed Bull Gaming Sphere On Tourにて行われた、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新拡張パック『追憶の調べ』の日本語吹き替え版の実機ゲームプレイプレゼンに参加することができた。

『ウィッチャー3』が発売されてもう10年以上が経った。にもかかわらず、新しいDLCが発売され、主人公ゲラルトの新たな物語が描かれるという。果たしてどのような内容に仕上がっているのか。このたび東京ゲームショウ2026のRed Bull Gaming Sphere On Tourにて行われた、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新拡張パック『追憶の調べ』の日本語吹き替え版の実機ゲームプレイプレゼンに参加することができた。その内容をお届けしよう。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新拡張パック『追憶の調べ』は『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新しいダウンロードコンテンツだ。発売日は2027年を予定している。「レッテン」という地域を舞台に、ダンディリオンの失踪の謎を追う物語が展開される。合わせて、本編のリマスター版となる『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』は9月29日に発売予定。こちらは既に本編を所持しているユーザーであれば、無料でアップデートを受けることが可能だ。

最初に行われたのは『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新しいDLC『追憶の調べ』の実機プレイを鑑賞するといったコーナーだ。DLCのストーリー開始からタイトルコールがなされる、作中冒頭を鑑賞した。正直なところ、今回のDLC発売に際して疑問が湧かなかったわけではない。『ウィッチャー3 ワイルドハント』が発売されたのは2015年。10年以上前のゲームである。いわゆる思い出補正抜きで、昨今の体験に慣れた自分が再びプレイして素直に楽しめるのか、という疑問があった。一方で、CD PROJEKT REDには『サイバーパンク2077』のシステムを発売後に巧みにリファインした実績がある。筆者は思う存分新しくなった作品を楽しんだ。さて、今回はどうなるか、といった半信半疑の心持ちで鑑賞に臨んだ。
『追憶の調べ』の物語は主人公ゲラルトが、悪夢の中で親友ダンディリオンの身に危険が迫っていることを直感した場面からスタートする。ダンディリオンは実のところ貴族であり、レッテンという地に豪奢な実家がある。ゲラルトがそこに足を運んでみれば、なんと彼がお気に入りの楽器を残して失踪してしまったという。レッテンの地に眠る伝説、ダンディリオンの実家にまつわる因縁が、まるで茨のように複雑に絡み合いながら、親友を捜索する冒険は次第に混迷を極めていく。

映像を見て最初に目に入るのは、舞台となるレッテンの美しい風景だ。本作はDLCの発売とは別に、リマスターアップグレードを実施。フィールドに生い茂る植生が密集化したり、ライティングの改善が行われているほか、NPCの行動ルーティンがより生き生きしたものになっているという。道端を歩けば馬車に乗る人がいたり、川辺にいけば船に乗る人がいるようだ。確かに言われてみるとNPCが多い。日本語フルボイスによるローカライズと相まって、これまでになかった規模の喧騒を感じる。
ストーリーが進行すると、いつもの選択肢のある会話であったり、山路氏による主人公ゲラルトの熱演が観られる。こちらは発売から10年経っても良い意味で変わっていないところだ。DLCの舞台レッテンに関しても本編と同様、オープンなフィールドを採用しており、探索やクエストを楽しめるという。もちろん作中のTCGであるグウェントもできるそうだ。

やがて映像はダンディリオンの本格的な捜索へ移る。いくつかの攻略ルートが存在するであろうことを匂わせながら、時間の都合でテキパキと物語は進んでいく。血をすする茨に包まれたおぞましい庭園を切り拓きながら進んでいくゲラルト一行。出現したのはDLCの新しい敵「スワーミオン」だ。ブンブンうなるように飛ぶ蜂の群れを纏っている。同時に、ゲラルトの新しい武器「銀の鎖」もお披露目となった。鞭のように遠方の敵へ撃ち当てたり、鎖を巻き付けて一気に目の前へ引き寄せることができる。敵の体力が低ければそのまま首を切り落とす、なんてことも。情景の派手さに負けない新しくカッコいいフィニッシュモーションが追加されたようだ。
さらに、リマスターに伴いスキルツリーの内容が刷新。プレイヤーの選択を通じて新しい戦術が採用可能になるという。やがて、対面した強敵を打ち倒してタイトルコール。『追憶の調べ』の表題が画面いっぱいに出現し、鑑賞体験は終了となった。

その後は『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』をプレイ。Nintendo Switch 2版である。体験した内容としてはアナベルの霊に関するクエストだった。懐かしい。実際にプレイしてまず思うのが、先述したように、分かりやすく情景の情報量が増えている。戦闘をしてみれば敵のモデルは艶めかしく、印のエフェクトは派手に綺羅びやかになっており、視認性の向上のみならず、今どきのようなケレン味がある。
メニュー画面を分かりやすくする調整も合わせ、プレイしても決して古臭く感じることはなかった。なお、既存の『ウィッチャー3 ワイルドハント』を持っているユーザーに対しては発売日に無料でリマスター版へのアップデートが行われる。本作の世界への新規参入はもちろん、新しいDLCへの復習として、2028年に来たる『ウィッチャー4』への備えとして、ぜひ手にとってみてはいかがだろうか。
『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』は9月29日発売予定。並びに、新しいDLC「追憶の調べ」は2027年発売予定だ。
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