オープンワールド日本の田舎農業シム『SunnySide』PC向けに5月24日配信へ。現代技術を活用して農場運営、住民やネコ型ドローンと交流しつつときどき冒険

 

パブリッシャーのMerge Gamesは4月11日、『SunnySide』PC版(Steam/Epic Gamesストア)を5月24日に配信すると発表した。またPS5/Xbox Series X|S向けにも7月10日に配信予定だ。Steamストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。


『SunnySide』はオープンワールドで繰り広げられる、農業ライフシミュレーションゲームだ。主人公は日本の田舎町「サニーサイド」で土地を買い、農業を始めることにした新米農家である。プレイヤーは近隣の住民たちと交流しながら、放棄されていた土地を耕作。家を建てたり町を探検したり、ときには都会に繰り出したりして、サニーサイドでの生活を楽しむ。

21世紀の日本を舞台とする本作では、現代のテクノロジーを活かした農場経営がおこなえるという。スマホやドローン、ソーラーパネルや電動ポンプといった便利な機械が登場するとのこと。また農作物だけでなく、家畜を育てることも可能である。生産品は機械を使って醤油やチーズなどに加工し、さらに料理にすることができるという。技術ツリーをアップグレードしていくことで、作業が簡単になったり作れるものが増えたりしていくそうだ。


一方、衰退しつつある田舎町であるサニーサイドでは、伝統と現代技術のあいだに一種の摩擦が存在。プレイヤーは地域住民たちと交流を深めることで、しきたりとテクノロジーの橋渡しをすることができるという。町には老人や学生、日本に移住した外国人など27人のキャラクターたちが存在。キャラクターはそれぞれ複雑な背景や性格をもった人物であるという。そうした住民たちと関係を深めることで、友情や恋愛関係を育んでいくことができるとのこと。

また本作にはバトル要素も用意される。サニーサイドには、1000年間稼働しているという謎のネコ型ドローン、スパーキーなるキャラクターが存在するそうだ。スパーキーは記憶を失っているが、人間について詳しく知るというミッションを果たしたがっているという。そうしてプレイヤーはスパーキーを手伝って神秘的な洞窟を探検し、バトルをおこなうことになるようだ。バトルはカードベースのシステムで展開される、気楽なものになるとのこと。また難易度の設定も可能のようだ。


本作を手がけるRainyGamesはアメリカとイギリスに拠点を置くゲームスタジオだ。同スタジオは最初の作品として、2021年1月よりKickstarterにて本作のクラウドファンディングキャンペーンを実施。約900人の支援者より約3万1000ポンド(約590万円)を集めて目標額を達成し、正式に会社として設立されたという。

なお現在Steamでは本作のデモ版が配信中だ。デモ版では作中時間で最初の10日間がプレイ可能となる。本編にセーブは引き継げないが、キャラクタークリエイトで作成した主人公のデザインは製品版に引継ぎが可能とのこと。本稿執筆時点でデモ版は日本語表示に対応していないが、興味のある方はプレイしてみるのもよいだろう。

『SunnySide』はPC版(Steam/Epic Gamesストア)が5月24日に配信予定。またPS5/Xbox Series X|S向けにも7月10日に配信予定だ。