オープンワールド日本の田舎農業シム『SunnySide』無料デモ版配信開始。のどかな町で自給自足生活、テクノロジーも駆使する現代農業ゲーム
デベロッパーのRainyGamesは3月9日、農業ライフシム『SunnySide』の体験版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、発売は年内を予定している。またNintendo SwitchやPlayStation、Xboxなどコンソール版での展開も予定されている。今回配信されたデモ版は本稿執筆時点で日本語非対応となっているものの、ストアページによれば発売時には日本語表示に対応するようだ。
『SunnySide』はオープンワールドで繰り広げられる、農業ライフシミュレーションゲームだ。舞台となるのは日本のさびれた田舎町「サニーサイド」。プレイヤーはそんなサニーサイドに初めて土地を買った主人公となり、自分だけの農場を作っていくこととなる。
農場の運営にあたっては自給自足をおこなう。自分で水を汲んだり、何らかの手段で発電したりする必要がある。ソーラーパネルや電動のウォーターポンプといった近代的なツールも使用可能。テクノロジーを利用した、効率的な農業がおこなえるだろう。
そして農場経営を始めていくと、野菜を育てたりするだけでなく、牛や鶏といった家畜を育てることもできる。加えて、醤油や豆腐といった加工食品を作ったり、小麦を挽いて小麦粉としたりするなど、農作物の加工も可能。そして生産した食品を使い、料理を作って生活していくのだ。
またサニーサイドでは、牧場を持つシングルファーザーのGabriel、郵便局員を務めるYukio、電器屋を営むHiroなど、さまざまな人物と出会うことになる。プレイヤーはそんな彼らと自由に交流ができ、友情を発展させられる。親睦を深めていけば、恋愛関係にまで発展することもあるようだ。
そんな本作について、本日よりSteamでデモ版の配信が開始された。デモ版では、作中時間における初めの10日分のプレイが体験可能。またプレイにあたってキャラクタークリエイトした自分のキャラクターは、ゲームの発売時にデザインを引き継ぎ可能とのことだ。
『SunnySide』を手がけるRainyGamesはアメリカとイギリスに拠点を置くインディーゲームスタジオだ。本作は同スタジオとして開発をおこなう最初の作品で、Kickstarterにて2021年1月よりクラウドファンディングキャンペーンを開始。約1か月で目標額の2倍を超える、約3万1000ポンド(約590万円)を集めファンディングゴールを達成。2022年よりアルファ版として、支援者向けに先行アクセス版が配信されていた。
今回のデモ版は、支援者以外の一般のプレイヤーが本作をプレイできる初めての機会となる。気になった人はデモ版をプレイしてみてはいかがだろうか。
『SunnySide』はPC(Steam)向けに2024年内にリリース予定。またNintendo SwitchやPlayStation、Xboxなどコンソール版の展開も予定されている。Steamストアページでは現在無料でデモ版がダウンロード可能だ。