『エルデンリング』で”死ぬ度に10ドル(1100円)をウクライナに寄付する男“現る

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『エルデンリング』にて、「死亡するたびに10米ドル(約1100円)をウクライナに寄付する」との企画をストリーマーが実施。多数ユーザーからの注目を集め、“死亡寄付”以外にも多額の寄付金が寄せられているようだ。

『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが今年2月25日に発売したアクションRPGだ。本作は広大なフィールドにて、自由度ある探索が楽しめるシステムとなっている。一方で、『ダークソウル』シリーズなど、同スタジオ過去作のゲームプレイも色濃く受け継がれている。具体的には、よく死ぬのだ。トライアル・アンド・エラーが前提の仕組みとなっており、プレイヤーは失敗と学習、そして工夫を積み重ねて困難を乗り越えていく。頑張ればどうにかなるが、一筋縄ではいかない。死してなお挑み続けるゲームプレイループと達成感が特徴の作品だ。

仕組みからして死にやすい本作にて、「ゲーム内で死亡するたびに10米ドルをウクライナに寄付する」と豪語する者が現れた。アメリカを拠点とし、政治評論コンテンツなどを中心に活動するストリーマーのHasan Piker氏だ。Twitchにおける政治トークを主戦場とする同氏の最近の関心は、現在世界を揺るがしているロシアによるウクライナ侵攻だ。そこで同氏は、現地時間2月28日より「死亡寄付」企画を開始。Piker氏はプレイ開始に先立つ27日にも同企画について触れており、寄付先としてどこがよいか尋ねつつ「破産しちゃうかな?」と不安なコメントを残している。


しかし、Piker氏の心配はおそらく杞憂だ。というのも、同氏はプレイの様子を見る限りそこそこフロム・ソフトウェア作品に慣れている様子なのだ。同氏はプレイ開始から約1時間強で、序盤の難敵であるマルギットを見事に撃破。1度返り討ちにされたものの、スムーズに倒している。死亡=寄付との企画ゆえに、Piker氏自腹による寄付額も控えめになるかと思いきや、そうでもない。というのも、Piker氏は自身の死亡寄付のほか、固定額として2万5000米ドル(約290万円)を寄付するとも表明している。以前からゲームプレイ実況なども配信しており、プレイヤースキルが高い同氏ながら、『エルデンリング』で死のうと死ぬまいと多額の寄付はするというわけだ。


手練れのPiker氏とはいえ、これまでの配信では99回まで死亡を重ねている。前述の2万5000米ドルの個人寄付金に加えて、990米ドル(約11万4000円)の上乗せだ。そして、怒涛の勢いを見せているのは視聴者による寄附金額である。現地時間3月1日の配信より同氏は、人道援助団体である国際ケア機構(CARE International federation)との連携のもと、視聴者による寄付も募りだした。Piker氏の個人寄付とは別に、ユーザーたちによる寄付も受け付け開始したのである。
【UPDATE 2022/3/2 18:55】
寄付金について修正

ユーザー寄付については、目標としては10万米ドル(約1152万円)の寄付額を目指して開始された。しかしながら、寄付受付を開始し、『エルデンリング』のタイトル画面が表示された段階で滝のようにユーザーからの寄付金が投じられ、ゲーム開始前から目標の半分である5万米ドルを突破。その後も勢いは止まらず、とあるボスとの戦闘中に10万米ドルの目標を突破することとなった。ユーザー寄付額の目標は2倍の20万米ドルと改められたものの、直近の配信時点ですでにPiker氏の個人寄付を別として17万米ドル(約1957万円)が寄せられている。なお、寄せられた寄付金は国際ケア機構を通じて、ウクライナの人々への食料や衛生用品支援などに活かされるとのことだ。


開始直後から多額の寄付金をあげることとなった、『エルデンリング』死亡寄付配信。もともとPiker氏が著名である点を加味しても、ウクライナを取り巻く情勢への視聴者たちの関心と懸念がうかがえる。また、「高難度作品で死亡する度に寄付金上乗せ」との企画の注目度もあったかもしれない。やや不思議な企画であるが、こうした動きもまた、ウクライナの人々にとっての支援になりえるだろう。

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