『Dead by Daylight』攻撃命中判定の改善を目的としたベータテスト開始。殺人鬼の謎判定は改善されるか

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Behaviour Interactiveは8月26日、『Dead by Daylight』にて攻撃命中判定の改善を目的とした機能の追加を、PC版と家庭版のライブサーバー向けに行った。生存者視点で、明らかに殺人鬼と距離を取っているにも関わらず攻撃を受けてしまう現象の改善に取り組むようだ。結論を先に述べると、従来は殺人鬼視点での攻撃判定を優先していたが、今後は専用サーバーによって攻撃判定のジャッジが都度行われる形となるため、殺人鬼と生存者の公平性が増すということのようだ。Behaviour Interactive公式が説明に用いていた画像を一部借り、改めて解説したい。

従来の命中判定


上記が従来の攻撃命中判定を表すものだ。生存者の視点では殺人鬼と距離を取っているが、殺人鬼の視点では攻撃が届く距離にいることを示している。この結果、生存者視点からは殺人鬼の攻撃が届いていないように見えているにも関わらず、攻撃が自身に当たるように見えてしまう。

また上記の現象に加え、殺人鬼の回線が非常に悪い場合


このように生存者視点では殺人鬼と大きく距離を取っているにも関わらず、攻撃を受けてしまうような理不尽な現象も確認されていた。逆に生存者の回線が悪い場合、どのような処理が行われていたかについては今回明記されてはいない。

専用サーバーによる判定

今後は視覚上の判定よりも“専用サーバーによる判定”が優先されることとなる。この部分だけ切り取ると、実際に攻撃が届いているが当たり判定が出ない、もしくは攻撃が届いていないにも関わらず当たり判定が出てしまうケースを想像してしまいがち。しかし、回線速度さえ良好であるならばそのような現象は見られないという。

殺人鬼の回線が悪い場合


逆に回線が悪い場合は、上記の画像のような処理が行われる。生存者視点では殺人鬼と距離を取っているが、殺人鬼視点では回線が悪いために攻撃が届く距離に見えている。しかし、専用サーバー視点では実際は攻撃が当たらない距離であることを認識しているため、殺人鬼による攻撃が行われたとしても命中判定が出ないということだ。

今回のベータテストに際しては、不具合らしきものも生じているようだ。たとえば、コミュニティ内ではハントレスの投擲の当たり判定に関する報告が挙げられている。密着している生存者に対して、手斧の当たり判定が発生しないというものだ。

筆者も実際に検証したところ、同じ現象を確認することができたため再現性がある不具合のようだ。その他に関しては特別目立ったものはなく、通常攻撃の判定についても従来とあまり変わらないように感じる。逆に、従来よりも当たり判定に関して改悪されたと感じるプレイヤーは、この機に接続品質の見直しをしてみるのも良いかもしれない。

『Dead by Daylight』では現在追加DLC「Descend Beyond」のプレイヤーテストビルドを公開中だ。Steam(PC)版のユーザーなら誰でも参加可能。テストビルドは残り約1~2週間ほど行われ、その後本ビルドへと実装となる。また、新しい殺人鬼である「ブライト」がどのようにして『Dead by Daylight』の世界にやってきたかを紹介する記事も公開されているため要チェックだ。

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