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Wombo Gamesは7月15日、マルチプレイ対応ローグライトアクションRPG『Raiders of Blackveil』向けに大型アップデート「ファングズ&フェイス(Fangs and Faith)」をサプライズリリースした。本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。7月29日まで通常価格の20%オフとなる1840円でセール中だ。本稿ではアップデート内容をプレイしたうえで、新プレイアブルキャラクターの追加でビルドの広がりが増した本作の感想をお届けしたい。
『Raiders of Blackveil』は、見下ろし型のマルチプレイ対応ローグライトアクションRPGだ。MOBAから着想を得たプレイアブルキャラクター「チャンピオン」を操作し、エリア分けされたステージの敵を殲滅しながらステージクリアをめざす。300以上存在する「パーク」と「装備品」の組み合わせ次第で、“オーバーパワー”なビルドを構築できるのが特徴だ。

本作は今年5月にも新MAPを追加する「Ghoulag Update」が配信されたばかり。今回、約2か月という短いスパンで2度目の大型アップデートが到来したわけだが、新チャンピオン2体、新ユニークアイテム10種、全体的なバランス調整と、今回のアップデートも非常にボリューミーな内容となっている。
本稿では、追加された2体のチャンピオンを中心に、アップデートについてのレポートをお届けする。
まず『Raiders of Blackveil』がどのようなゲームか、軽くご紹介しよう。本作は最大3人のパーティ、またはソロでプレイする、ローグライトアクションRPGだ。プレイヤーはMOBAから着想を得た「チャンピオン」を1体選び、ミッションに挑戦する。
これまでにトカゲの「ドラスキル」、サイの「アイアンホーン」、ヒョウの「ジャメーラ」、ハチの「ベアトリス」の4体のチャンピオンが実装されており、今回のアップデートで追加されたキツネの「フォックスリー」、ウサギの「ヴァロラ」を合わせて、計6体のチャンピオンが選択可能だ。ダメージディーラー、サポートなどのロールが設定されているものの、ビルド次第でさまざまな運用が可能なので、ソロプレイでも好きなチャンピオンを選択できるのはうれしいところだ。

ミッションを周回し、装備を収集して、より難易度の高いミッションに挑戦するハクスラ要素が本作のメインコンテンツだ。途中で死亡しない限り、ミッション中に獲得できる「パーク」や「タレント」といった強化要素を引き継いで、ミッションを何周でも周回できるのが面白いところ。最新アップデートでは、シングルプレイのみではあるが、ミッションの中段セーブが可能となったため、時間的制約なく周回を重ねられるようになったのはうれしいポイントだ。
続いては、「ファングズ&フェイス」アップデートで追加された2体のチャンピオンをご紹介しよう。フォックスリーは氷を操る狐の弓使い。家族が暗黒企業ブラックヴェイルに忠誠を誓っていることを知り、家族のもとを離れて弓の技を磨いた義賊的なチャンピオンだ。

フォクスリーは本作初となる弓を使用するチャンピオンであり、こちらも初となる凍結シナジーの使い手でもある。接近する敵を凍結効果で足止めしつつ、遠距離からダメージを出すのが得意で、ロールとしてはダメージディーラーに分類される。
筆者は当初、弓使いのダメージディーラーということで通常攻撃による継続ダメージを得意とするキャラクターなのかと思っていたが、実際使ってみると一撃のダメージが高いスキルファイター的なチャンピオンであると感じた。

主なダメージ源となるのが強攻撃の「エイムショット」で、このアビリティはチャージすることで射程とダメージが増加していく効果をもつ。最大までチャージした「エイムショット」の火力はアルティメットアビリティに匹敵するほどで、このアビリティをなるべく多くの敵に当てることが重要だ。「エイムショット」のチャージ時間を稼ぐためには凍結効果で敵を足止めすることが必要になるため、いかにして敵を凍結させ、まとめて攻撃できる位置取りをするかが重要なチャンピオンだと感じた。
一方で、弱点となるのが防御性能の低さだ。フォクスリーはほかのチャンピオンと比べて無敵時間のある防御アビリティに乏しく、体力も高くない。防御アビリティ「狐の遠吠え」を使えば移動速度が上がる「ヘイスト」効果を獲得できるので、戦況を先読みして有利な位置をとり続ける立ち回りが重要だと感じた。上述したエイムショットと凍結主体の立ち回りも含め、既存のチャンピオンとは異なる新鮮な使い勝手のチャンピオンであった。

ビルドとしてはアビリティパワーを強化し、凍結ともシナジーのある「メイジ」のパークを取得していくのが定石だろう。この場合「エイムショット」の回転率が火力に直結するため、強攻撃を強化するパークも多めにとっていきたい。
それ以外の選択肢としては、通常攻撃中心のビルドも面白そうだ。フォクスリーは特性「固定」の効果により、攻撃を命中させるたびに5%、最大50%まで攻撃速度が上昇していく。攻撃を外すとスタックを5個(25%)消失するため、とにかく攻撃を当て続けなければならないピーキーな特性ではあるが、最大で攻撃速度が1.5倍になるのは非常に強力だ。通常攻撃中心に組み立てる場合は、攻撃力が上がる「アサシン」や「ウォリアー」、さらに攻撃速度が上がる「モンク」のパークを中心にとることをおすすめする。

もうひとりの追加チャンピオン「ヴァロラ」は、巨大なハンマーと光の力を駆使するウサギのパラディンだ。育ての家である修道院を暗黒企業ブラックヴェイルに襲撃され、母親のようだった存在を失ったことをきっかけに、反乱軍に加わることとなる。

ヴァロラはハンマーを使った接近戦を得意とするチャンピオンだ。その一方で、敵の飛び道具をブロックするオーラを展開する防御アビリティ「守護のオーラ」、ハンマーを投げて敵にダメージを与え、同時に味方を回復する強攻撃「聖なるハンマー」、地面に聖域を作りだし、自分と味方に祝福(次の攻撃のダメージを120%増加させる効果)を付与するスペシャルアビリティ「バニーホップ」など、サポート性能も秀でている。総合するとサポート寄りのタンクキャラクターといった印象を受けた。
最大の特徴は特性「正義の精神」だ。これは通常攻撃によってスタックを獲得し、そのスタックを消費して次に使用するアビリティが強化される特性だ。先述した回復効果や祝福効果は、強化アビリティでないと発動しないため、どのアビリティでスタックを消費し、強化状態にするかを戦況に応じて考えるのが、難しくも面白い要素となっている。

パーティープレイにおいては、祝福効果や回復効果を高めるパーク「プリースト」、自身の生存性能を高めるパーク「ガーディアン」あたりを取得するのが基本的なビルドになっていきそうだ。問題はソロプレイで、パーティープレイの感覚で上記パークを揃えているとなかなか火力が伸びず、苦戦しやすい。実際に筆者も、初プレイでこれらのパークを中心に集めてしまったばかりに、火力が伸びずボスに勝つことができなかった。ソロプレイにおいては適宜「アサシン」「ウォリアー」「メイジ」など、火力職向けのパークをとる必要がありそうだ。
火力問題を一気に解決できるのが、祝福ダメージを呪いダメージに反転させるユニーク装備「悪魔の固定具」だ。本作における状態異常「呪い」は時限爆弾のようなもので、スタック数に応じて時間経過で大ダメージを与えることができる。ヴァロラは祝福の獲得効率が他チャンピオンと比較してもずば抜けているため、必然的に呪いのスタックを貯めることも容易になっている。このユニークアイテムひとつで火力面の問題はほぼ解決するといっていい。ユニーク装備を手に入れたあかつきには、「プリースト」「ウォーロック」のパークを集めて祝福呪いビルドを遊んでみてほしい。一見パーティープレイ向けのチャンピオンのように見えても、ビルド次第でまったく異なる戦闘スタイルが可能な点は本作らしい。

以上、「ファングズ&フェイス(Fangs and Faith)」アップデートの内容をお届けした。今回紹介した以外にも、ユニークアイテム10種の追加や、全体バランス調整も実施されており、5月の大型アップデートに引き続きプレイヤーにとっては満足度の高いアップデートとなったのではないだろうか。
前回の大型アップデートからわずか2か月という期間で、ビルドの幅も広く奥深いチャンピオンを2体追加してきたことには驚いた。早期アクセス期間中は、秋と冬にあと2回の大型アップデートの実施が予告されているが、今後追加される新バイオームや新プレイアブルキャラクターにも期待したい。

『Raiders of Blackveil』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。価格は2300円で、日本語表示にも対応している。7月29日まで通常価格の20%オフとなる1840円でセール中だ。
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