クルーズ船×サバイバルRPG『Dread Nautical』発表。日本語に対応し、4月29日発売へ

 

インディースタジオのZen Studiosは3月23日、サバイバルRPG『Dread Nautical』をPC/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに発表した。4月29日に発売する。日本語に対応し、国内ではPCとXbox One版がすでに予約受付を開始。価格は、PC版が1872円(10%割引)、Xbox One版が2350円となっている。

『Dread Nautical』の舞台となるのは、航海中のクルーズ船「ホープ号」だ。ゆったりとした船旅を続けていたところ、謎のモンスターたちが異次元から突如現れ、船内を占拠してしまう。そこで乗客たちは、生き延びるためモンスターと戦うことに。プレイヤーは、アーティストの「Miraje」、ベテラン刑事「Fargo Drexler」、元ヤクザの「Hatano Kenichi」、そしてゲーマーの「Vivian Nussbaum」の4人のキャラクターからひとりを選択して戦いに臨む。

船内には合わせて20のデッキが存在し、デッキをすべてを通り抜けて、ホープ号に降りかかった謎を解明することが最終的な目標だ。しかし、凶暴なモンスターがプレイヤーの行く手を阻む。本作は非常に難易度が高い作品になる模様で、何度も死ぬことになるという。またローグライト要素を導入しており、デッキの構成は死ぬたびにランダムで組み替えられる。

本作はターン制バトルを採用しており、保有アクションポイントを消費して毎ターンの行動を決定する。4人の主人公たちはみなごく普通の人間だが、それぞれ異なる特徴を持っており、たとえばHatano Kenichiは元ヤクザらしくドスを武器にした攻撃が可能。2マス以内かつ背後にスペースのある敵に対して、強力な斬撃を繰り出す技を持っている。トレイラーではそのほか、刑事のFargo Drexlerが銃を撃つシーンなども確認できる。スキルはアップグレードも可能とのこと。

船内を進む中ではほかの生存者と出会うこともあり、コンパニオンキャラクターとして一緒に戦ってくれることもある。共闘してくれるかどうかは、選択肢から選ぶ会話システムでの説得次第。生存者は合わせて11名登場し、それぞれ能力が異なる。その特徴を掴み、誰を仲間として連れていくのかを判断するのだ。公開されたスクリーンショットから察するに、最大3名でのチームを組むことができる模様である。

本作はサバイバルゲームでもあり、探索にて武器や食料などの資源を求め、それを管理する要素もあるという。もともと船内の資源は非常に限られており、武器や包帯などのアイテムは劣化していく。また、仲間を連れている場合はそちらへの配慮も欠かせない。必要に応じて休息をとらせないと、パニック状態に陥ることもあるという。本作ではそうした管理をこなし、モンスターを倒しながらデッキを進み、悪夢のようなバケーションに終止符を打つのだ。

開発元Zen Studiosは、『Pinball FX』シリーズなどのデジタルピンボールゲームを手がけるスタジオとして広く知られている。一方で、同スタジオの近作はというとタワーディフェンスゲーム『CastleStorm II』や、ダンジョンRPG『Operencia: The Stolen Sun』など、本作を含め他ジャンルばかり。同スタジオは、ピンボールゲームにて成し遂げたことには誇りを持っているとした上で、スタッフがプレイしたいと思うものを自由に作り幅広いジャンルに挑戦することで、ピンボールゲームの専門家というだけではない存在へと再定義したいと述べている。

Dread Nautical』は、PC/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに、4月29日に発売予定。冒頭で述べたように、PC(Epic Gamesストア)とXbox One版については、すでに国内での予約受付が開始している。