過激暴力アメフトゲーム『Mutant Football League 2』5月31日早期アクセス配信へ。爆弾にチェーンソーで血の海を作り、なんでもありの“卑劣技”で勝利を目指す

 

デベロッパーのDigital Dreams Entertainmentは5月1日、『Mutant Football League 2』の早期アクセス配信を5月31日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Mutant Football League 2』はアメリカンフットボールを題材としたスポーツゲームだ。プレイヤーはミュータントやオークが入り乱れ、反則が横行する過酷なフィールドでアメフトをプレイ。対戦相手より多く得点をあげたり、あるいは敵選手を全員戦闘不能にしたりして、試合に勝利することを目指す。

実際のアメフトはフィールドに各チーム11人の選手が存在するが、本作は8人制となっている。そのほかの点では、基本的にゲームはアメフトのルールに則って進行。攻撃側はランとパスを組み合わせてボールを運び、守備側はボールを持っている選手にタックルして攻撃を止めることになる。また現実のアメフト同様に、プレー開始前には陣形や戦術を決めることが可能。攻守の駆け引きをおこなうことができるようだ。

一方本作では、「Dirty Tricks(卑劣技)」なるシステムが存在。Dirty Tricksの効果はさまざまであり、審判を買収して都合の良い判定をさせたり、あるいは爆弾を投げて相手選手を吹き飛ばしたりすることが可能という。また選手にショットガンやチェーンソーを装備させ、敵選手を蹴散らして血の海を作りながらボールを運ぶこともできるようだ。スター選手を戦闘不能にして退場させることもできるため、Dirty Tricksをいつどのように使うかが重要になるとのことである。

 

また本作にはチーム運営モードも用意されるという。プレイヤーは監督権GMとしてマイナーリーグを勝ち上がり、補強などをおこなって自分だけのプロチームを作っていくことになる。チームは実在のチームをパロディしたもののほか、オークだらけのチームやアンデッドのチームなど、のべ40以上が存在。またスタジアムも複数存在し、それぞれ地雷が仕掛けられていたり巨大ワームが生息していたりと、違った危険が待ち受けているという。そうした暴力あふれる世界で試合に勝利していき、Mayhem Bowlsの優勝を目指すことになるそうだ。

本作は早期アクセスとして配信予定。2024年秋ごろの正式リリースを見込んでいるが、変更される可能性もあるという。早期アクセス開始時点で試合などゲームのコアとなる部分は用意され、12のチームが登場。早期アクセス期間を通じて、チームやDirty Tricksの種類などコンテンツを増やしていき、ゲームプレイを改善していく予定とのこと。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるという。


本作を手がけるDigital Dreams Entertainmentはアメリカ・イリノイ州に拠点を置くインディースタジオだ。開発スタジオはウクライナ・キーウに存在しているという。過去には、本作の前作にあたる『Mutant Football League』などを制作している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約600件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。既存のアメフトゲームの操作などを踏襲しつつ、Dirty Tricksで好き放題できるゲームプレイが好評を得た。本作『Mutant Football League 2』は、前作よりさらに暴力要素などが強化されているとのこと。高評価を得たバイオレンス・アメフトゲームの続編が、今回打ち出されるかたちだ。

『Mutant Football League 2』はPC(Steam)向けに、5月31日に早期アクセス配信予定だ。