違法目玉焼き調理ゲーム『Arctic Eggs』5月17日配信へ。未来の南極でフライパンを振り、人々に禁断の目玉焼きを振る舞う

The Water Museumは5月2日、『Arctic Eggs』を5月17日に配信すると発表した。未来の南極にて目玉焼きを作る一人称視点のSF料理ゲームだ。

デベロッパーのThe Water Museumは5月2日、SF料理ゲーム『Arctic Eggs』を5月17日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Arctic Eggs』は、目玉焼きを作る一人称視点のSF料理ゲームだ。舞台となるのは、2091年の南極大陸。本作にてプレイヤーは、謎めいた施設に囚われた状況にある鶏の売人となり、この場所からの脱出を目指す。そのためには、腹を空かせた人々に目玉焼きを作って売りさばく必要がある。なお、この世界では卵料理は違法扱いになっているという。


施設内ではさまざまな人と出会うことができ、話しかけると目玉焼きの提供を求めてくる者もいる。すると主人公はさっそく調理を開始。フライパンを握り、そこに生卵を割り入れる。コンロは存在しないが、フライパンを傾けて卵を滑らせると加熱される仕組みとなっており、プレイヤーはマウス操作によってフライパンを操る。マウスホイールでフライパン操作の感度調整が可能だ。

 


依頼者にはそれぞれ料理の好みがあり、たとえば目玉焼きを両面焼いてほしいというのはポピュラーなリクエストのひとつ。その場合は、しばらく焼いて片面に火が通ったら、フライパンを上手く振って目玉焼きをひっくり返す。勢い余って目玉焼きが飛んでいき地面に落としてしまうと、最初から作り直しである。

ほかにも、ベーコンなどの食材や、“香り付け”のタバコなど食材以外のものを追加することを要求する者、あるいは複数の卵を求める者も存在。同時に調理する食材などが増えると、その分フライパンの扱いも難しくなる。また、タバコに関しては火がついた状態で投入され、調理中に徐々に短くなっていくため、完全に燃え尽きるまでに料理を完成させなければならない。


本作は、昨年11月に開催されたゲームジャムイベント「Bigmode Game Jam 2023」のために制作され、オリジナリティやPS1風ともいえるビジュアル、オーディオ面にて高評価を獲得。そしてその後も開発が続けられ、ゲーム内容がさらに拡張された製品版として、このたびSteamにてリリースされる運びとなった。

『Arctic Eggs』は、PC(Steam)にて5月17日配信予定だ。もしかすると、日本では時差の関係で5月18日にずれ込む可能性があるかもしれない。また、上述のゲームジャムに出展されたバージョンはPC(itch.io)にて配信中。任意の価格で購入でき、無料でも入手可能となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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