『FF14』最新拡張パッケージ「黄金のレガシー」が7月2日発売へ。『エルデンリング』DLCとの被りを回避しつつ、なぜか特典は『FF9』推しに

 

スクウェア・エニックスは2024年3月24日、アメリカ・ボストンで開催中のゲームイベント「PAX East 2024」にて、『ファイナルファンタジーXIV(以下、『FF14』)』の拡張パッケージ「黄金のレガシー」の発売日が7月2日に決定したと告知。アーリーアクセスは6月28日より開始することを発表した。価格は通常版が税込4620円、インゲームアイテムが付属するコレクターズエディションは税込6600円となっている。


「黄金のレガシー」の舞台は、エオルゼア西方に位置する「トラル大陸」。トラル大陸を支配する「トライヨラ連王国」の王女ウクラマトからの招集に応じて、継承の儀に参加することになった光の戦士たちは、“暁の血盟”を二分しての苛烈な王位継承レースに挑むこととなるというあらすじだ。


3月24日1時(日本時間)にスタートした「PAX East 2024」のステージには、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が登壇。『FF14』新生からの10年を振り返りながら、「黄金のレガシー」発売日が7月2日に決定し、アーリーアクセスは6月28日より開始することを発表した。吉田氏曰くアーリーアクセスはもう一週間早くしたかったが、6月21日配信予定の『エルデンリング』のDLC「Shadow of the Erdtree」と被ってしまう事態を避けたとのこと。その後吉田氏から「決して僕が『エルデンリング』DLCをやりたいからずらした訳ではない」と前置きしつつ、「もちろん楽しみですけど……」と呟き、会場が笑いに包まれる場面も見られた。


予約開始日は3月26日9時となっており、予約特典として『ファイナルファンタジーIX(以下、『FF9』)』の主人公「ジタン」のミニオンと、エオルゼア十二神の一柱「アーゼマ」が司る「太陽」をモチーフとした耳飾りが入手可能。「アーゼマイヤリング」はレベル1~90まで効果を発揮し、レベルに応じて最適なパラメータに自動調整されるほか、討伐獲得経験値に+30%のボーナスが発生するレベリングに最適なアクセサリである。こちらのアイテム2種の付与時期は、「黄金のレガシー」リリースを待たずとも予約が確認され次第、順次ゲーム内で配送されるとのことだ。


同時に限定版である「コレクターズエディション」の特典も発表。グッズ付きの特別装丁版(税込2万3430円)には、新しく追加されるジョブ「ヴァイパー」の装いの光の戦士のフィギュアや、プレイヤーに馴染み深いゲーム内アイテム「愛用の紀行録」の再現アイテムが封入。グッズだけが購入できるコレクターズBOX(税込1万6830円)も発売予定となっている。インゲームアイテムは「マウント アーク」、「ミニオン ガーネット」、「ピクトマンサー専用武器 チョコボの筆」が付属。予約特典と合わせて『FF9』にフィーチャーした内容だが、吉田氏は「なぜなのかは言わないでおきます」と含みをもたせている。


また吉田氏より、注意点としてIntel Core i7-6700は特定のグラフィックスボードとの組み合わせ時にパフォーマンスが著しく低下する相性の悪さが発見されたため、Intel Core i7-7700以降から対応と、発表済みの必要動作環境の引き上げが発表された。また「黄金のレガシー」にて実装されるグラフィックスアップデートの影響で、インストールサイズが非常に大きくなると予想されるため、容量はできるだけ多く空けておいてほしいとの告知がされた。


そして最後には、『ファイナルファンタジーXVI』とのクロスオーバークエストの開催時期が、4月2日~5月8日と発表。ストーリー序盤とのクロスオーバーのため、極端なネタバレは含まれないとのこと。4月中にはグラフィックスアップデートの内容を実機プレイで確認を行う、「プロデューサーレターLIVE」が実施予定とアナウンスして、発表を締めくくった。

『FF14』最新拡張パッケージ「黄金のレガシー」の発売日は7月2日、アーリーアクセスは6月28日より開始予定となっている。