スクウェア・エニックスは4月19日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)大型拡張ディスク「黄金のレガシー」ベンチマークソフトについてのお知らせを公開した。ベンチマークソフトでプレイヤーが作ったキャラクターに「これまでのグラフィックスと比べて違和感がある」という意見が多く寄せられていることについて、『FF14』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏からのコメントが掲載されている。
『FF14』では4月14日、7月2日に発売が迫っている大型拡張ディスク「黄金のレガシー」に向けて、所持マシンの動作パフォーマンスを確認するためのベンチマークソフトが公開されていた(関連記事)。ソフトにはキャラクターメイキングシステムが付属しており、デフォルトキャラクターのほか、自分でビジュアルを変更したキャラクターでベンチマーク映像を動作させることもできる。
『FF14』では「黄金のレガシー」発売タイミングで大規模なグラフィックスアップデートが実施される予定で、テクスチャやライティングなどに大幅に変更される見込みだ(関連記事)。同ベンチマークソフトはアップデート後のグラフィックスで制作されているが、現在プレイしている『FF14』と同じ外見設定でキャラクターを作成したところ、顔の印象に違和感を抱くプレイヤーが続出していた。そのプレイヤーの違和感に対して、今回吉田P/Dからアナウンスがあったというわけだ。
お知らせによると、ベンチマークソフトに付属しているキャラクターメイキングシステムは10年前にリリースされた「新生エオルゼア」に合わせて環境を設定したものとのこと。当時のテクスチャ解像度やシェーダーを活かすための設定になっているため、「黄金のレガシー」でのグラフィックスアップデートとの相性が良くなかったことが一因として挙げられている。また、テクスチャを高解像度化したり特殊な処理を加えたりするのにあたって、ベンチマークソフトへの導入漏れ項目も存在しているようだ。
今後は「黄金のレガシー」本編とベンチマークソフトとを比べたときの違和感を減らすため、ベンチマークソフト側の修正や差し替えも実施予定とのこと。現在のベンチマークソフトのキャラクターに違和感があるプレイヤーは、ベンチマークソフトの更新を待つのが良さそうだ。また、気になる部分があれば公式フォーラム等にフィードバックを投稿してみるのも良いかもしれない。
『FF14』大型拡張ディスク「黄金のレガシー」は7月2日発売予定。アーリーアクセスは6月28日より開始される予定だ。グラフィックスアップデートによってより美しくなった世界で、多くのプレイヤーが愛着あるキャラクターを違和感なく動かせる拡張ディスクになることを願っている。お知らせの全文はこちらをお読みいただきたい。
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