『ファイアーエムブレム 風花雪月』DLCは色々豪快。『グラブルVS』に各界の戦士集う。ヒーラーが責任重大な『Bleeding Edge』ベータ。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。222回目です。相変わらず寒い日が続きますね。マスクを着けておきましょう。

 

このためにRazer Junglecatを衝動買い

クラウドゲームサービス「GeForce Now」のベータテストにようやく参加。Steamなどの自身のライブラリにあるゲームをプレイでき、イメージとしては、専用アプリを通じてクラウド上にあるPCに接続し、Steamを起動してゲームをインストール&プレイするような形です。通信環境や画質設定にもよると思いますが、想像していたよりずっと快適で、ストリーミングであることを忘れるくらい。格ゲーもそこそこいける。

ただ、所有ゲームはどれでもプレイできるわけではなく、非対応とエラーが出るタイトルが多い印象です。ユーザーのライブラリに頼る以上ここは肝の部分ですが、海外では一部販売元が撤退したという話もあり、今後どのようにサポートを拡充していくかがサービスの成否に関わりそう。また、PCゲーマー以外はそもそもライブラリがないため、遊び放題の他社サービスがある中、そこにどうアピールしていくのかも気になるところです。
by. Taijiro Yamanaka

 

格闘ゲーム大同窓会

『グランブルーファンタジーヴァーサス』、隙間の時間にちょくちょくプレイしています。ゲーム性に関しては概ね想像通りと言った感じなのですが、端でのコンボ火力と奥義の威力(最低保証も生当ても)が思っていたよりも高く、ジリジリとした立ち回りから一転して一瞬でゲームが決まってしまったりもする、動と静の変化がなかなか激しいゲームだなという感じです。

もちろん自分でプレイしていても面白いのですが、ありとあらゆるタイトルで活躍する格ゲーマーが今このゲームに集合しており、格闘ゲーマーの大同窓会たる様相を呈しています。『ストリートファイター』のプロの配信を眺めているとアークゲーの強豪のあの人と昇格戦でマッチングしている!みたいなことがしょっちゅうあり、観戦好きとしてはもはや配信を眺めている方が面白いのではないかと思ってしまうくらいです。しかし修羅の世界ではそんなことを言っていては動画勢の誹りを免れません。自分も頑張りたい所ですが、グランを使っているとキャラは強いのに自分のあまりの「ストリートファイター力」の無さを痛感せずにはいられません。これを機に格ゲーの基礎修練を詰むか、ランスロットで開き直ってアクションゲーマーになるか悩みどころです。
By. Mizuki Kashiwagi

 

ヒーラー輩出都市リオデジャネイロ

今週は『Bleeding Edge』のベータテストに参加。チーム対戦型の三人称視点ブロウラーアクションゲームです。Ninja Theory開発作&キャラクター造形が好みということで、楽しみにしているタイトルのひとつ。DPS・サポート・タンクの3種類に分けられた計11体のファイターから1体を選択し、クールダウン制アビリティとコンボメカニックを活かして戦います。シューターではないので、遠距離攻撃でもエイム力はいりません。

4対4の小規模戦ということもあり、ヒーラーが責任重大。味方の死亡回避やキル支援の機会が多く、戦線維持に不可欠。抜けると一気にチームが崩れるという印象です。ヒーラーがチームの中心であるとすら感じます。自チームのヒーラーを守りつつ、相手チームのヒーラーを優先的に排除すること。まだみんなが慣れていないベータ段階なので、ランダムマッチはこうした基本的なところで勝敗が決まってくる気がします。ちなみにヒーラーの「Zero Cool」は、ブラジルのリオデジャネイロ出身。『オーバーウォッチ』のルシオもそうですし、リオデジャネイロ はヒーラー輩出都市というイメージが自分の中で根付きつつあります。
by. Ryuki Ishii

 

対戦

今週は『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』を遊んでいました。『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』は、『カスタムロボ』シリーズへ自由にカスタムできるショットを組み合わせたような3D対戦アクションゲーム。ガンとボムとポッドの代わりに3つのオリジナルショットをぶつけあう、ハイスピードバトル作品です。

ショットをある程度集めた後は、オンラインのランダムマッチに潜っています。作品の性質上、互いにカスタムショット3つを装備しているわけですが、初見の相手とは未知のショットのぶつけあいになり、プレイヤーの腕もありつつショットの性能で勝敗が決まる感覚はかなり新鮮です。勝つためには強いショットを開発する必要があり、対戦するとショットの改善点が見つかるので、いくらでも遊べる気がしてきました。一方、どこかで見たような弾幕を再現しているプレイヤーなど、実用重視な僕にはない発想のショットを開発している人たちもそれなりにいます。今のところ、夜なら対戦相手がいますし、対戦ゲームとしても楽しく遊べているので、『カスタムロボ』シリーズと似たような作品が遊びたい方にはおすすめです。

『GBVS』も引き続き遊んでいて、とりあえずAにはなれました。鞭に対して置かれている昇竜に鞭を合わせようとして、やっぱり昇竜をもらったりしています。
by. Keiichi Yokoyama

 

定時帰りの悪魔、地獄のSNS

『Afterparty』をプレイ。選択肢を選んで進むアドベンチャーゲームです。会話中、返事のタイミングを逃すと選択肢自体が消えてしまうので緊張感があります。主人公はドライで強気なローラと、やや頼りないマイロ。大学の卒業パーティーに参加中、突然周囲の様子が一変。気づくとそこは本物の「地獄」。サタンとの飲み比べに勝って地獄から抜け出すため、地獄のバーを巡ります。

地獄でまず面白かったのが、定時帰りの悪魔。主人公達があわや裁かれようというときに定時を迎え、「オフィスは9時から17時まで」というセリフを残し業務終了。飲みに出かけてしまいます。さらにシュールなのが、地獄のSNS。「Bicker」というTwitter風のSNSが流行っていて、地獄の住人たちが好き勝手呟いています。酔って文字を打ち間違えているものがあったり、プレイヤーの行動に反応する内容になったりするそうです。そこら中で新しいポストがポップアップするので、つい気になって読み始めるのですが、本作ではほぼ常に誰かが喋っている状態。気をとられてしょっちゅう聞き逃してしまい「え、今なんて?!」と、大混乱。ローラとマイロだけでなく、アルコールを飲めない筆者まで酔っているのではないかというプレイを連発しております。
by. Maho Ikemi

 

やさしい世界

『ファイアーエムブレム 風花雪月』DLCのサイドストーリー「煤闇の章」をプレイしているのですが、思ったよりも色々豪快で驚いております。通りすがりで拘束されまくる生徒たちに、一瞬で打ち解ける新メンバー。設定もシナリオもコンテンツのサイズ感に合わせているのか、超速。ハードで始めたのですが、レベル20から始まるということで、パーティーも終盤級の強さを誇っており、ドドーンババーン!てな感じで群れと戦いまくります。限られた資源や固定ルートということで、緻密な詰将棋をすると思いきや、荒々しく攻め入ってもどうにかなります。本編のシナリオが湿りまくっており、展開もゆっくり。ならず者が集う地下世界が舞台ということで、さらにじめっとするのかと思いきや、シナリオ展開もゲームバランスも明るく豪快な感じで、ちょっと笑いながら遊んでいます。

これはこれで味もあり。ダレがちだった学園パートはミニマル化しており死に武器だったサビ武器もいくらか有用に。相変わらずキャラ魅力は健在。大型ストーリーDLCというより、本編を補足するサイドストーリーと捉えれば納得感強いかなと。クラスごとのメンバーバランス編成もよし。黒鷲動物園に、青獅子進学校、そしてパリピ金鹿のごちゃまぜというと不安になりますが、クセ弱めのメンバーが集まっているので、新メンバーの個性が際立っています。それと、灰狼の学級のメンバーには退場の演出はあるのか気になります。本作で死に際悲鳴フェチに目覚めさせられた人々の責任を、ちゃんととってもらわないと。
by. Minoru Umise