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基本プレイ無料「街」オープンワールド『NTE』新キャラ「レクイエム」はふわふわ無気力コピー能力少女。プレイヤーまで“めんどくさがり”になる便利能力あり、先行アプデ試遊
『NTE: Neverness to Everness』の新キャラ「レクイエム」を先行試遊プレイ。コピー能力やコウモリ変身など、その持ち味を紹介していく。

Perfect World Gamesが手がける『NTE: Neverness to Everness』にて、6月3日より新プレイブルキャラクター「レクイエム」がピックアップ予定だ。レクイエムは、異象管理局E.T.D第4小隊に所属する少女。第4小隊の切り札とされている一方で、勤務中に物を壊した最多記録保持者でもあるらしく、強大な力と危なっかしさを併せ持つ人物である。
実際に触ってみると、彼女の魅力はそのアンバランスさに詰まっていた。気だるげで、面倒くさがりで、どこかふわふわしている。しかし戦闘では遠近を切り替えながらきびきびと戦い、敵の技を器用にコピーし、探索ではコウモリになって空を飛ぶ。家に呼べばフィットネスマシンに挑戦し、すぐ疲れて寝てしまう。

だるそうなのに、できることはやたら多い。レクイエムはそんな予測不能な新キャラクターだった。本稿では、レクイエムの操作感や専用の要素について紹介していく。
ふわふわした言動に反して、戦闘ではかなり器用
レクイエムは、これまでも限られた場面で使うことができ、ストーリーにも登場したキャラクターだ。チュートリアルでは異象管理局側の戦力として登場し、番外編「実録!トマトゼリー暴走現場」では、トマトゼリーをめぐる騒動を通じて主人公たちと関わっていくことになる。

第一印象として、これまでの『NTE』にあまりいなかったタイプのキャラクターだ。しっかり者や快活なキャラクターが多い中で、レクイエムはかなり気だるげで不思議な雰囲気をまとっている。トレードマークであるトマトゼリーが好きな理由も「噛まなくていいから」と、徹底して気力がなさそうだ。言動も読めず、本人のやる気も高いのか低いのか分からない。だがひとたび操作してみると、その戦闘スタイルはかなり器用だ。
通常攻撃では、異能で作り出したフライパンを使って近距離攻撃を繰り出す。なぎ払うような動きで、複数の敵が集まる場面でも扱いやすい。さらに照準ボタンを押すことで、攻撃スタイルを遠距離へ切り替えられる。遠距離状態では、ゼリー状の標識を槍のように投げたり、ロケットランチャーを撃ち出したりと、見た目にもかなり自由に、かつピンポイントに攻撃できる。


この遠近切り替えが思った以上に便利だった。近距離ではフライパンでまとめて敵をなぎ倒し、敵が距離を取ってきたら遠距離攻撃に切り替える。高所や遠くにいる敵にも攻撃を当てやすく、動き回るボス相手にも安定して手を出せる。遠距離攻撃ができるキャラクター自体はすでにいるが、照準を手動で合わせる必要があったり、リソースが限られていたりと、結局は近づいて殴る場面も多い。レクイエムの場合は近距離と遠距離をその場で切り替えられるため、戦況に合わせて立ち回りを変えやすい。

また、攻撃を当てると敵に「悪夢」を最大10スタックまで付与し、一定時間、闇系統の継続ダメージを与える。攻撃ダメージも合算されるため、特に雑魚戦などでは通常攻撃を振っているだけでもテンポよく敵を削っていける。見た目とは裏腹に、手数の多さと扱いやすさが印象的だ。本人の雰囲気は脱力しているのに、戦わせると妙にアグレッシブで器用。敵の種類に左右されない万能型の戦闘スタイルとなっている。
収集要素もある、楽しさ重視の“敵のスキルコピー”
レクイエムの戦闘を特徴づけているのが、敵のスキルをコピーできる技だ。通常攻撃を長押しすると、敵にマーカーのような弾丸を射出。わずかにダメージを与えつつ、その敵の戦闘技術をコピーできる。
コピー後にバイレールスキルを発動すると、レクイエムの異能によってコピーした敵が再現され、その敵が使う攻撃を繰り出せる。異象だけでなく、女性の暴走族といった一部の人間タイプの敵もコピー対象になるようで、敵が一瞬味方になったような見た目が面白い。敵を観察して能力を集めていく、いわゆるラーニング的な能力をかなり手軽に落とし込んだ仕組みといえる。

さらに、コピーした技はその場限りではない。上書きしない限り何度でも使うことができ、一度コピーした技はメニューから付け替えることも可能だ。図鑑のように技の説明も用意されており、コピー可能な敵は40種類以上。単なる一発芸ではなく、コレクション要素としてもかなり力が入っている。ちなみにデフォルトでも、先の番外編で登場した異象「トマトデビル」を作り出すことが可能だ。

一方で、コピー技が常に圧倒的な火力を出すわけではなさそうだ。最初から使えるトマトデビルの範囲攻撃はすでにある程度パワーがあり、わざわざ雑魚敵の技をコピーする実用的な意味は薄いかもしれない。少なくとも触った範囲では、強さの中心というより、戦い方の幅を広げる遊びとしての印象が強かった。
ただ、それを踏まえてもコピー自体が楽しい。新しい敵を見かけると、まず「これはコピーできるのか」「使うとどんな技が出るのか」と試したくなる。敵の能力を覚え、メニューから付け替え、実戦で使ってみる。この一連の流れが、レクイエムの「何でも作れる」異能と噛み合っている。性能を突き詰めるためというより、彼女の能力を実際に使っている感覚が得られる演出となっている。
EXレール終結は、遠距離状態と近距離状態で内容が変わる。近距離状態では、異能でトラックを操り、流星群のように敵へ降らせる。遠距離状態では、自動車を解体したパーツを敵に降らせる。どちらも闇属性の範囲ダメージを与える技だが、体感としては近距離状態のトラック落下がかなり派手で、戦闘の締めとしても頼りになった。

フライパンで殴り、ロケットランチャーを撃ち、敵の技をコピーし、最後はトラックを降らせる。改めて並べると、レクイエムの戦い方はかなり落ち着きがない。本人はあんなにふわふわしているのに、戦闘ではきびきびと容赦なく立ち回る。やるときはやるという、レクイエムのキャラクターを感じられる部分だ。
面倒くさがりすぎて空を飛ぶ。コウモリ化が探索でも便利
レクイエムらしさは、戦闘以外にも表れている。探索中に回避ボタンを長押しすると、レクイエムはコウモリに変身して空を飛べる。スタミナを消費しながらの飛行で、スタミナが尽きると強制的に解除される。ただしスタミナが残っているうちに解除すれば、そのままグライダーへ移行することも可能だ。
長距離を一気に移動する能力というより、街中での小回りを利かせるための移動手段という印象である。屋上から屋上へ並行移動したいときや、壁登りが難しい地形を越えたいときに役立つ。高低差のあるヘテロシティを移動するうえで、ちょっとしたショートカットとして使いやすい。

既存コンテンツでも便利さを感じる場面があった。たとえば「にくきゅう大強盗」では、コウモリ化によってレーザーを抜けやすくなり、引っかかりやすい箇所のストレスを減らしてくれる。移動効率を劇的に変えるというより、「ここを少し楽に越えたい」という場面にピンポイントで刺さる能力だ。
興味深いのは、この便利さがレクイエムの性格とそのまま結びついていることだ。歩くのが面倒だからコウモリになって飛ぶ。本人としてはただ省エネで動いているだけかもしれないが、プレイヤーとしてはありがたい。だらしなさと有能さが、探索でも同時に出ている。

アイスを食べ、家ではすぐ疲れる
生活要素や好感度要素にも、レクイエム専用の見どころは多い。デートスポットとしては、ほかのキャラクターと同じ映画館や観覧車に加えて、専用スポットとしてアイスクリーム屋とクレーンゲームが用意されている。
アイスクリーム屋では、主観視点でレクイエムがアイスを食べる姿を眺められる。口元を拭いてあげるようなやり取りもあり、ふわふわした雰囲気もあってかなり庇護欲をくすぐられる。クレーンゲームでは、獲得したぬいぐるみをレクイエムにプレゼントすることも可能だ。

家に招待したときの専用アクションも豊富だ。ほかのキャラクターと同じようにじゃんけんやハグができるほか、レクイエムならではの行動がいくつも用意されている。たとえば「エコモード」は、名前こそ何やら省電力機能のようだが、実際にはソファで丸まって昼寝をするようなアクションだ。最終的にはコウモリになる。
ランニングマシンにも乗れる。しかし、走り始めてもすぐに疲れてコウモリになる。フィットネスマシンにも挑戦するが、やはりすぐ疲れてコウモリになる。どうやらレクイエムにとって、コウモリの姿はかなり楽な体勢らしい。

さらに「ブリーフケースに戻る」というアクションでは、小さい棺桶型のケースに小さくなって入っていく。明らかに狭そうだが、本人にとっては快適なようだ。戦闘では敵の技をコピーし、探索では空を飛び、家ではすぐ疲れてコウモリになる。どの場面でも、レクイエムの面倒くさがりな性格や、不思議な異能が一貫して表現されている。1キャラクターのために用意された要素としては密度が高く、開発側の力の入れようも伝わってくる。
こうした専用モーションは、ただ数が多いだけではない。レクイエムの気だるげな性格が、台詞や設定だけでなく、実際のアクションとして見えるようになっている。戦闘中の手数の多さとは対照的に、生活要素ではとにかく省エネ。その落差が、彼女の人間性をより印象づけている。
“気だるさ”まで個性になる
レクイエムは、単に戦闘性能が高い新キャラクターというだけではなかった。近距離と遠距離を切り替える戦闘、敵の技をコピーする収集的な楽しさ、コウモリになって空を飛ぶ探索性能、そして家で見せる気だるげな専用アクション。それぞれの要素が、設定や性格と結びついている。

特に印象的なのは、レクイエムの無気力な雰囲気が欠点としてではなく、彼女の個性を引き立たせる“フリ”のように機能している点だ。歩くのが面倒だからコウモリになって飛ぶ。運動してもすぐ疲れてコウモリになる。トマトゼリーが好きなのも、噛まなくていいから。どこまでも気力が少なそうなのに、戦闘では高火力で器用に立ち回り、敵の能力まで自分のものにしてしまう。その王道ながら魅力的なギャップに惹きつけられる。

気だるげで、危なっかしくて、それでいて妙に有能。レクイエムは、そんなアンバランスさが操作していても眺めていても楽しいキャラクターだった。『NTE』に新たに加わる“予測不能トマト少女”は、戦闘・探索・生活のあちこちで、しっかり存在感を残してくれそうだ。
『NTE: Neverness to Everness』はPC/PS5/iOS/Android向けに配信中。レクイエムは6月3日より限定ボード「永き夢の目覚め」にてピックアップキャラとして登場予定。
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