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Steamで急増する“大量アイテムお片付け系”ゲーム、さっそく「ソートスロップ」と呼ぶ動き。フレンドスロップに続く新たなトレンド
床に散乱した大量のアイテムを、元通りの場所へと片付けるゲームを、さっそく「sortslop」と呼ぶ動きも見られる。

床に散乱した大量のアイテムを、元通りの場所へと片付けるゲーム。ここ数か月で急増し、人気を集めているそうした作品のジャンルを、さっそく「sortslop(ソートスロップ)」と呼ぶ動きも見られる。
流行のきっかけになった作品として挙げられることが多いのは、今年4月にリリースされた『Librarian: Tidy Up the Arcane Library(司書のお仕事:魔導図書館を片付けろ!)』だ。同作は、大量の書物が散らかった魔導図書館を元通りにするシミュレーションゲームだ。プレイヤーは本のタイトルや装丁をヒントにして、3000冊以上にものぼる膨大な数の蔵書を、適切な場所へと戻していく。作業が進むにつれて、片付けに役立つ魔法が開放されていくシステムもある。同作は発売後に3万人近い同時接続プレイヤー数を記録するなど、大きく話題を呼んだ(Steam)。

海外メディアPocket Tacticsは、同作の登場後、数か月の間に類似作品が大量にリリースされたと説明し、同作がそうした流行の起点になったと分析している。SNS上ではこのジャンルを「sortslop」と呼ぼうとする動きも確認できる。
たとえば、『Supermarket Chaos』もsortslopに分類されるような作品の一つだろう。今年6月にリリースされた同作では、散らかった大型スーパーを舞台に、4000を超える商品をもとの棚へと戻していく(関連記事)。8月の大型アップデートでは、9999個の商品を備えた新マップが追加。さらに、マルチプレイなどの実装もおこなわれており、遊びの幅が広がっている。

ちなみに、後続の作品ではマルチプレイに対応したものも多く、冒険者向け商店を舞台とした『Tidy Up Together』(関連記事)や、おもちゃ屋整頓ゲーム『Put Your Toys Away Together!』(関連記事)などが存在。一人で黙々と片付けに勤しむ作品だけでなく、多人数でわいわいと整頓作業を楽しむ方向にも発展しつつある様子。
ほかにも、少し変わったところでは、『Needle In A Haystack Simulator: 干し草の中の針』も最近注目を集めている。同作は、大きく積まれた500万本の干し草の中に埋もれた1本の針を、仲間と協力して見つけ出すという作品(Steam)。アイテムを元通りに陳列しなおすという、前述の作品群とは少しゲーム体験が異なるものの、一部ではこうした作品もsortslopに分類されているようだ。

ところで、一部ユーザー間で用いられているsortslopというジャンル名は、『PEAK』『R.E.P.O.』などに代表されるような、フレンドと笑いながら遊べる低価格な協力型作品を指した「friendslop(フレンドスロップ)」などの流れを汲む命名といえる。ただし、slopはもともと泥水や残飯などを意味する英単語であり、そこから転じて、モノの価値が低いことをあらわすスラングとして流行してきた。そうした経緯から、ネガティブなイメージもある言葉だとして、friendslopという呼称が定着を見せるなかで使用を止めるように呼びかける業界人もあらわれていた(関連記事)。
sortslopについても、整理を意味する「sort」にこのslopを組み合わせたフレーズであり、同様にネガティブな印象を抱かせる呼称でもあるだろう。ユーザー間で定着の兆しを見せているsortslopとの名称だが、作品が増えるなかでどのような名前で落ち着くのかは注目される。
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