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『ロックマンX』シリーズ唯一のターン制コマンドRPG『ロックマンX コマンドミッション』が22年越しの初復刻へ。今月のPS Plus「クラシックスカタログ」にて
カプコンよりPS2向けに発売されたRPG『ロックマンX コマンドミッション』がPS Plusプレミアム加入者向けの「クラシックスカタログ」に追加されることが発表された。

9月3日放送の「State of Play」において、カプコンよりPS2向けに発売されたRPG『ロックマンX コマンドミッション』がPS Plusプレミアム加入者向けの「クラシックスカタログ」に追加されることが発表された。PS5/PS4向けに9月中を予定している。
『ロックマンX コマンドミッション』はカプコンの人気アクションゲーム『ロックマン』シリーズの派生作のひとつ『ロックマンX(エックス)』シリーズの外伝として、2004年にPS2/ニンテンドーゲームキューブ向けに発売されたタイトルだ。ジャンルは本編の『ロックマンX』シリーズとは異なり、ターン制のコマンド選択型RPGとなっている。

舞台となるのは西暦22XX年、太平洋上に落下した小惑星の破片から採取された「フォースメタル」なる未知の鉱物により、高度な思考回路を持つロボット「レプリロイド」に関する工学全般に革新がもたらされた時代。
ある日、フォースメタルを採掘するために建造された人工島区域「ギガンティス」において、一部のレプリロイドが「リベリオン」を名乗り武装蜂起。連邦政府は反乱の首謀者「イプシロン」をイレギュラーと断定し、ギガンティスにイレギュラーハンター「エックス」と「ゼロ」、そして剣と大砲を使いこなすハンター「シャドウ」の3名で構成された強行偵察チームを派遣する、というのが冒頭のストーリーとなる。

本編はエピソード単位で進行し、エックスを操作して3Dのフィールドマップを探索したり、敵と戦ったりしながらミッションを遂行していくかたち。ある程度ゲームが進むと「ハンターベース」なる拠点が解禁され、以降はそこから舞台である「ギガンティス」の各地へと向かってミッションに挑んでいくという『ロックマンX』(ロックマン)らしい展開になる。なお、『ロックマンX』シリーズお馴染みのステージセレクトシステムは無く、メインストーリーは1本道の構成となる。

バトルには最大3人のメンバーが参加。行動順序は「X(クロス)オーダー」と称されたタイムライン上に表示され、スピード値の高いキャラクターから行動していく。「Xオーダー」には敵味方含めた全8ラウンド(ターン)ごとの順序が左から右に表示され、攻撃などのコマンドを使用すると左端のキャラクターのラウンドが終了。その右隣のキャラクターのラウンドへと回るという仕組みだ。順序は必ずしも表示された通りではなく、特殊な行動を取ると順番が入れ替わるといった補正も生じる。このオーダーの順序を常に確認しつつ、ラウンドごとの一手を考え、実行していくのがバトルにおける基本戦術になる。

また、キャラクターにはメインの武器(メインウェポン)1種のほか、2種類の「サブウェポン」を装備可能。サブウェポンは「WE」と称されたエネルギーを消費するものの、使ってもラウンドを消費しないことから連続攻撃を加えたり、状態異常を付与したりといった一手を出すことが可能だ。これ以外にもアクションゲーム的な素早いコマンド入力を成功させることで、複数体の敵を攻撃したり、大ダメージを与えられる「アクショントリガー」、キャラクターの性能を数ラウンド大幅強化させる「ハイパーモード」、抵抗値(コスト)以内に収めないとマイナス効果が働くアクセサリ「フォースメタル」、敵ごとの地上・空中の概念、エックスにゼロ、そしてアクセルを含む全7名の異なる特技を持ったキャラクターたちといった多彩な要素を用意。それでいて、各行動は対応するボタンを1回押すだけで即座に完了するというテンポの良さも持ち合わせていたりと、独特の工夫と戦略性を持つシステムに仕上げられている。
ボリュームもメインストーリーは20~25時間程度、クリア後のやり込み要素も充実しているなどと大きめ。ストーリーは『ロックマンX』本編とは事実上切り離されているため、シリーズ未経験でも楽しめるだろう(ただし、一部前提知識が必要な場面もある)。

PS2版にはナンバリング8作目の『ロックマンX8』の体験版も収録されており、ゲーム本編で「X8トライアルキー」と呼ばれるアイテムを手に入れることで遊べるようになっていた。なお、ニンテンドーゲームキューブ版に『ロックマンX8』体験版は未収録だが、周辺機器「GBAケーブル」とゲームボーイアドバンス本体を用いた「トレジャーナビ」なる独自要素があり、「トレジャーコイン」なるアイテムを集めることによって特別なフィギュアを手に入れることができた。今回配信されるクラシックスカタログはPS2版をベースにしているため、残念ながら「トレジャーナビ」は体験できないものとみられる。

本作は『ロックマンX』どころか『ロックマン』シリーズ全体で見ても異色のターン制コマンドRPGで、アクション性もバトル以外は控え目。制作は『ブレス オブ ファイア』シリーズのスタッフが中心となっており、バトルシステム周りは『ブレス オブ ファイアIII』以降の同シリーズのほか、『戦国BASARA2』『モンスターハンターストーリーズ』などのタイトルでゲームデザイナーを務めたカプコンの外川有吾氏が手がけている。
そのジャンルの異色さから、発売前はシリーズファンを中心に厳しい視線が注がれていたが、バトルシステムの完成度の高さとホドよく歯応えのあるバトルバランス、そして終盤にかけてどんでん返しを見せるストーリーで高く評価され、支持を集めるに至った。

『ロックマンX』シリーズは2026年現在、本編に当たるナンバリング8作品をまとめた『ロックマンX アニバーサリーコレクション1+2』がNintendo Switch/PS4/Xbox One/PC(Steam)向けに発売中。しかし、外伝に該当する本作は収録の対象外となっており、長らく復刻の機会に恵まれずにあった。

2020年にiOS/Android向けに配信され、2026年現在はオフライン版が配信中の『ロックマンX DiVE』(ロックマンX DiVE オフライン)には本作の登場キャラクターである「シナモン」「マリノ」「マッシモ」の3名が登場したほか、作中の楽曲も収録されていたものの、それに合わせて出演作たるオリジナルが復刻される動きはなかった。そのため、今回のPS Plus「クラシックスカタログ」への追加は満を持しての展開であり、オリジナル版の発売から実に22年ぶりの復刻となる。

『ロックマンX コマンドミッション』はPS5/PS4の「クラシックスカタログ」のタイトルとして、9月中に配信予定だ。
このほか今回は、クラシックスカタログにて年内に『ディノクライシス2』『ラチェット&クランク』が配信されることも発表された。これらの続報にも注目したい。
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