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Epic Games、「『フォートナイト』の機密情報リーク」で訴えた元アソシエイトプロデューサーと和解へ。“リーク永久封じ”で決着か
Epic Gamesは6月26日、同社の元業務委託スタッフを相手取って提起していた訴訟について、同意判決および恒久的差止命令を求める申立てを裁判所に提出した。

Epic Gamesは6月26日、同社の元業務委託スタッフHayden Cohen氏を相手取って提起していた訴訟について、同意判決および恒久的差止命令を求める申立てを裁判所に提出した。Cohen氏は過去に業務委託スタッフとしてアソシエイトプロデューサーを務めており、機密情報を漏洩した疑いがもたれていた。海外メディアGame Fileが裁判資料に基づいて報じている。
同社は今年3月、『フォートナイト』の未公開情報を漏洩したとして、Cohen氏を対象に、米国・ノースカロライナ州東部地区連邦地方裁判所に訴状を提出。Cohen氏はAdiraFNおよびAdiraFNInfoというアカウント名で、2026年1月から2月にかけてSNS上で活動し、XおよびDiscordで『フォートナイト』のリークをおこなっていたという。リークは数十回に渡って実施され、人気アニメ「サウスパーク」と『フォートナイト』のコラボレーションに関する情報など、当時未公開の機密情報を漏洩。投稿は数百万回のエンゲージメントを記録するなど、広く閲覧されたとのこと。

Epic Gamesは、Cohen氏との間で秘密保持契約(NDA)を結んでおり、こうした行為が契約違反であると指摘。そのほか、米国連邦法における営業秘密の不正取得や、ノースカロライナ州法における不正競争法の違反などを理由として訴訟を提起。機密情報の破棄と損害賠償の支払いおよび裁判費用の負担を求めていた(関連記事)。
そして今回、両者は和解内容について合意したようだ。Epic Gamesは6月26日に、Cohen氏に対する合意判決および恒久的差止命令を求める申立てを裁判所に提出している。Game Fileが確認した内容によると、この差止命令は、Epic Gamesの機密情報や営業秘密について、所持・アクセス・使用・開示、また他者がそうすることへの支援を恒久的に禁じる内容であるとのこと。なお今回の同意申立てはEpic Gamesの提出後、同月29日に判事に回付されている。現時点では裁判所の承認を求めている段階にあり、正式な効力はそれから発生する見込みだ(PacerMonitor)。

一方で、提訴当時にEpic Gamesが求めていた金銭的な賠償については、和解案には明記されていない模様。Game Fileが金銭的賠償の有無についてEpic Gamesの広報担当者に尋ねたところ、同社からこれ以上共有する内容はないとの回答があったそうだ。そのため和解にあたって金銭の支払いがおこなわれるかどうかは現時点では不明。両者の間で非公表の取り決めがあるのかについても注目は集まる。
今回の件に限らず、業界ではリーク行為に対して厳しい判決が下されるケースも多い。たとえば『崩壊:スターレイル』の未発表の映像をDiscordサーバーでライブ配信していた人物に対しては、COGNOSPHEREが提訴し、著作権侵害に基づく損害賠償として1万5000ドル(約240万円)、そこに弁護士費用を合算した1万6500ドル(約270万円)の支払いが命じられた(関連記事)。また、『アークナイツ』の未公開コンテンツが漏洩された際には、Hypergryphが民事訴訟を提起。経済的損失として合計130万元(約3000万円)もの賠償および公開謝罪が命じられていた(関連記事)。情報漏洩はメーカーにとって損失となることに加え、サプライズ発表が予定されていた情報が流出することはユーザーの体験を損なうことにもつながる。そうした事情もあり、各社が情報管理の強化に加えて、発生したリーク行為に対する厳正な対応をおこなっているのだろう。
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